髪を染めるのは何がいいの?ヘアカラー、マニキュア、ヘナカラー

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ヘアカラーマニキュアヘナカラー
皆さんはこの違いを知っていますか??
意外と知らない方が多いようで、この質問はよく聞かれます。

ヘアカラー、マニキュア、ヘナカラー、これらは仕組みも染まり方も使い方も全く違います。
今日はそれぞれの仕組みについてお話しようと思います。

 

ヘアカラー

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アルカリカラー
とも言います。
アルカリカラーというものは1剤と2剤を混ぜて使用しますが、1剤はアルカリ剤(染料)で2剤は酸化剤です。
簡単に説明すると、アルカリ剤がキューティクルを開き、髪の内部に侵入し、酸化剤が髪のメラニン色素を分解、脱色します。
そして髪の内部で化学変化を起こし色を発色する。

もっとざっくり言うと、髪の中をごっそり掻き出して、代わりに染料を入れる、ということ。
半永久カラーとも呼ばれていますが、1度中身を掻き出した部分は元に戻ることはありません。
時間が経って染料が抜けてしまうと、髪はスカスカな状態になり、パサつきや乾燥しやすくなってしまいます。

また新たに染料を加えてあげることによって手触りなどは良くなったと感じます。
1度染めてしまった部分は、繰り返しカラーをしていかなければ褪色とダメージが気になってしまうというのがデメリットかもしれませんね。

ですが、色の持ち、染まり上がりなどはダントツでアルカリカラーがキレイだと思います。
色の持ちについては、ご自宅で使われているシャンプー剤によっても異なってきますが、1ヶ月から1ヵ月半は持つ感じです。
一般的には根元が伸びてくると染めるという感覚だと思うので、2ヶ月から3ヶ月は染めないといった方が多いと思います。

350 髪 

また、白髪染めも1番キレイに染まるのはアルカリカラーです。
1度染めた部分に関しては色が落ちにくいのと、全体を明るくしてしまえば白い毛が目立ちにくいという効果もあります。
髪を明るくするのにはアルカリカラーを使うしか方法がないので、明るい白髪染めがいいという方はアルカリカラーをするしかありません。

ダメージに関しては、残念ながらかなりダメージを起こしやすいです。
髪の組織を破壊するので、乾燥や枝毛、切れ毛の原因にはなってしまいます。

ヘアカラーをする際は必ずトリートメントをしましょう。
サロンでのトリートメントはしっかりダメージ補修も出来ますので同時にされることをオススメします。

しかしながら、現代は化学も進み、アルカリカラー自体も質が良くなってきているのは確かです。
嫌なにおいも軽減されていますし、肌への刺激や負担もかなり抑えられています。
私のサロンでも10年前は肌が弱くてアルカリカラーが出来ないといった方が結構いました。
ですが現在はほとんどの方がアルカリカラーで染めていかれています。
カラーで肌荒れを起こすといったことはかなり減ってきているのは確かです。

 

マニキュア

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これは酸性カラーといいます。
酸性カラーが染まる仕組みはアルカリカラーとは全く異なり、髪の内部には浸透しないということです。
なので髪のキューティクルをこじ開けることもなければ内部を破壊するといったこともしません。

イオン吸着という方法で髪の表面に染料がくっつくだけなのですが、イメージ的には黒い画用紙に色のついいた絵の具を塗るといった感じです。
黒い紙に絵の具を塗ったらどうなりますか??
おそらくさほど変化は感じないはずです。
マニキュアは白髪にはしっかり色がつきますが、黒い部分は変化しません。
なので白髪を染めるのに適した染料だと言えます。

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もう1つの使い方としてはブリーチなどで明るくした髪にマニキュアを重ねるといった方法です。
明るい部分には、マニキュア特有の原色に近い色がしっかりと乗るので、真っ赤にしたい、緑にしたいなどといった個性的なオーダーにはマニキュアを使用したりもします。

あと、最近は見かけませんが、紫のカラーをしたお年寄りは白髪に紫のマニキュアを使います。
酸性カラーのいいところはしっかりとキレイな発色をするといった所だと思います。

ただ、酸性カラーは皮膚も染まってしまいます。
皮膚についてしまうとしばらくは落とすことが出来なくなってしまいます。
なので酸性カラーについては、根元から1cm弱の部分に塗布することは出来ません。
というのは根元の白髪は染められないということです。
なのですぐに根元が伸びてしまったという感覚が強いと思います。
色持ちも2週間から3週間と少し短めです。
シャンプーをする毎に色が落ちていってしまいますので、染めた部分もだんだんと白い色に戻ってしまいます。

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キレイな色を保とうと思うと、アルカリカラーよりは頻繁に染める必要があります。
ダメージはありません。
頭皮につけないので肌荒れも心配ありません。
アルカリカラーが主流の現在でも、マニキュアのほうがいいという方もいらっしゃいます。
髪に負担がないのでキレイな黒髪を保つにはよいかも知れませんね。

 

ヘナカラー

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最後はヘナカラーです。
これについては間違った認識をされている方が多いように感じます。
本来、へナというのはマニキュアと同じ仕組みで染まるものです。
髪を傷めない、原料が天然の植物である、髪を健康にする、といったことが売りになっているので、ヘナファンは結構多いです。

本当の天然のヘナは髪の表面にくっつくわけですから、髪は明るくなりません。
たまにその説明をすると、私が家でやっているヘナは明るく染まる、とおっしゃる方がいます。
確かに髪を傷めない、そういうヘナは存在します。
でもそれは、医薬部外品でも、化粧品でもなく、雑貨として売られているもので、酸化染料が配合されたものです。
酸化染料、アルカリカラーに使う2剤のことでしたね。
と、いうことは、髪の内部を破壊しているのです。
髪が傷まない?
髪が健康になる??
矛盾していますね。

ヘナは一般家庭でも簡単に入手出来る染め粉ですが、この酸化染料の入ったヘナが多く出回っているのが現状です。
こういうことで、本来のヘナの認識が間違ったように解釈されてしまっているので、私たちの説明が上手くいかなくなることはよくある話です。

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本当に髪を傷めたくなくて、本当に髪を健康にしたいのであれば、酸化染料の入っていないものを使わなければいけません。
その代わり、髪は明るくはなりませんし、色もオレンジからブラウン程度の色しか選べません。
ヘナで色のバリエーションが豊富なものは、まず、酸化染料が入っています。

とはいえ、アルカリカラーほどの酸化染料が配合されている訳ではないので、ダメージは低いとはいえますが、ないとは言いません。
酸化染料が配合されていても、違法ではありませんので、全てを踏まえた上で使用するならそれもありかなとは思います。
ただ、本来の目的はあやふやになってしまいますが・・・

 

おわりに

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いかがでしたか?
それぞれの違い、お分かりいただけたでしょうか。

サロンにはアルカリカラーも、ヘアマニキュアも、ヘナカラーもご用意していますので、絶対これがいいよ!みたいな事は言いませんが、それぞれの良し悪しを知った上で判断されるのはお客様です。
染める理由や、どんな仕上がりがいいのかにもよって選択肢が出てくるとは思いますが、髪をなるべくいたわりながら、ヘアカラーを楽しんでもらえたらいいなと思います。

どんな質問にもお答えしますので、迷ったり分からないことはなんでも美容師に相談してくださいね。

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著者:joy

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ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。







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