ダイエットに!美容に!栄養豊富な甘酒の効果とは?

美しい女性は、何かしらのオリジナル美習慣というものを持っているもの。
44歳なのに、誰もが認める美しさをキープし続ける永作博美さんが行っている美習慣の一つが”甘酒”を飲むことです。
飲む点滴とも言われ、栄養豊富な甘酒には美肌効果やダイエット効果があると今注目を集めています。
そんな甘酒のもつ嬉しすぎる効果を知ってみませんか?
甘酒とは?
甘酒とは、日本書紀にも載っていたほど遥か昔から日本人に親しまれているほんのり甘みのある飲み物です。
甘酒は麹菌を発酵させてつくるものと、酒粕を溶かし、砂糖を加えたアルコールを含むものがあります。
麹菌を発酵させてつくる甘酒
麹菌を発酵させてつくる甘酒は、砂糖やアルコールが含まれておらず小さな子供から大人まで安心して飲むことができます。
自宅でも炊飯器と温度計を使って簡単に自家製甘酒を作ることができます。
甘酒に含まれる栄養素は、コウジ酸、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、9種類の必須アミノ酸、ブドウ糖です。
100gあたり81キロカロリーの中にこれだけの栄養素が含まれ、発酵させて作るので脂質を分解する酵素やたんぱく質分解酵素プリテアーゼなど消化酵素が豊富に含まれています。
それにより得られる効果は、美白、ダイエット、便秘改善、夏バテ、熱中症、体調不良などです。1日コップ一杯(200ml)程度でOKなので、朝食代わりに置き換えたり、おやつ代わりや小腹がすいたときなどにぴったりです。
飲みごたえがあり満腹感があるため、置き換えする場合は、夜よりも朝の方がオススメです。
酒粕+砂糖による甘酒
麹菌を発酵させるのではなく、酒粕を溶かして砂糖を加えて完成させる甘酒は市販品でもよく見かけることが多い甘酒です。
酒粕による甘酒には、糖分が麹菌による甘酒よりも多く、アルコールも含むため、注意が必要です。
しかし、酒粕による甘酒にも優れた栄養素が含まれ、美容やダイエット・健康効果を手に入れることができます。
酒粕からつくられる甘酒に含まれる栄養素で注目すべきものは、豊富な不溶性食物繊維、ビタミン類、たんぱく質、スフィンゴ脂質です。
ビタミン類やたんぱく質は麹菌からつくられる甘酒の数倍含まれています。
さらに、酒粕に含まれるレジスタントプロテインには、脂が消化吸収される前に素早くキャッチし、そのまま体外に排出するという優れた効果があります。
それにより、腸内の悪玉コレステロールを減らすことができ、腸内環境を整えることができます。
不溶性食物繊維とレジスタントプロテインのW効果で便秘解消にも効果が期待できます。
また、ビタミンB2には脂質の代謝を促し中性脂肪を減らす効果もあるため、ダイエットと健康促進効果もあります。
さらにコメ由来のスフィンゴ脂質という成分が含まれていますが、スフィンゴ脂質は肌の潤い成分のひとつで、内側から潤いが逃げていくのを阻止、外からのダメージを内側に与えないバリア機能として働きます。
保湿効果だけでなく、メラニン生成を抑制するため美白効果もある優秀な成分です。
酒粕からつくられる甘酒にもダイエット、美白、便秘改善、健康といった効果が期待できるため、飲みやすい方からトライしてみるといいでしょう。
甘酒でダイエットが成功する理由
甘酒には、体のバランスを整えるためのビタミンやミネラル、体をつくるたんぱく質やブドウ糖が含まれています。
現代女性は、そんな栄養素の中でもビタミンやミネラルが不足しているため、いざダイエットしようとしても続かなかったり、リバウンドしたりすることが増えています。
まずは、体のバランスを整えることで痩せやすい体にしていきます。
そして、飲み続けることで豊富に含まれる消化酵素が消化を助け、ビタミンB2が脂質の代謝を促し、中性脂肪を減らすのでダイエット効果が出やすくなります。
甘酒にはブドウ糖という糖分が多く入っているため太るのではないかと思う方もいるかもしれませんが、甘酒に含まれる糖分はまっさきに消費されるため体に蓄積されにくくなっています。
また、酵素の宝庫と言われる甘酒に含まれる酵素「α-エチルグルコシド」には体重増加抑制効果があり、ついつい食べてしまいたくなるなんてことが減ります。
さらに、甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整備してくれるため、便秘がちな人にこそ向いているダイエット法です。
また、ダイエットをしていると我慢ばかりでストレスが溜まる方にも、甘酒ダイエットならストレス解消に有効なGABAが発芽玄米並みに含まれるため、オススメです。
甘酒で美肌が手に入る理由
甘酒には上記で述べたようにビタミンやミネラル、アミノ酸、コウジ酸のほかに、コウジ酸並みに強力な抗酸化作用をもつアルブチンやフェルラ酸も含まれており、肌老化の敵である活性酸素を除去する効果が期待できます。
紫外線からだけでなく、ストレスなどによっても体内の活性酸素は増加してしまうため、毎日コツコツ抗酸化作用のある甘酒を飲むことで、アンチエイジング効果が期待できます。
さらに、スフィンゴ脂質による保湿&美白効果も忘れてはいけません。
そして、食物繊維やオリゴ糖、レジスタントプロテインといった整腸作用のある栄養素により腸内環境が整うため、便秘による肌荒れ、吸収率低下による肌への栄養不足が解消され、みずみずしい肌、ターンオーバーの整った肌作りができます。
化学合成によってつくられたサプリメントよりもはるかに吸収率や安全面でも優れた飲む美肌サプリメントと言えるでしょう。
甘酒の作り方
麹菌からつくる甘酒
【材料】
・もち米(普通のお米でもOK)1合
・乾燥米麹 200g
・水 400g
- 炊飯器にもち米と水(米の2倍量)を入れ、おかゆ状になるよう炊く。
- 炊き上がったら、水を1カップ加え温度を60度にする。
- 60度以上は酵素が死滅するため、しっかりと冷ましましょう。
- 50〜60度になったら、乾燥米麹を加えて混ぜます。
- 炊飯器の保温スイッチを入れ、炊飯釜の温度を50〜60度に保ちます。
蓋を閉めたときに温度が高くなる場合は、蓋を開け、ザルや布巾を蓋代わりにし温度調整を行います。 - 2〜3時間おきにかき混ぜ、全体が発酵するようにします。
- およそ8〜10時間ほどでトロッとした状態になり、ほんのり甘い香りがしてきます。
- 完成したら、保存容器に入れ、冷蔵庫で保管しましょう。
冷蔵庫保管で1週間ほど保管できます。
1日1杯そのまま飲んだり、水で薄めて飲みましょう。
温めるときは、60度までにしましょう。
ダイエット効果を高めたい方は生姜の絞り汁を加えるとより効果が高まります。
また、無調整豆乳を加えると、ダイエット&美肌効果が手に入ります。
甘酒のアレンジ方法
簡単!ヘルシー!甘酒豆乳ヨーグルト
【材料】
・麹甘酒 大さじ5
・無調整豆乳 200g
- 無調整豆乳に麹からつくった甘酒を加えます。
- 保存容器に移し替え、冷蔵庫で4〜5日置きます。
- 徐々に固まってくるので、フルーツやはちみつなどを加えて食べましょう。
冷やすだけ!甘酒シャーベット
麹甘酒 200gを平らな容器に流し入れ、冷凍庫で半日冷やします。
ときどき、スプーンでかき混ぜると、ふわふわの甘酒シャーベットが完成します。
暑い夏の季節にひんやりとした甘酒シャーベットで美肌もダイエット効果も体調管理も行えます。
クエン酸もプラスして疲れ知らず効果2倍アップルビネガードリンク
【材料】
・リンゴ酢 大さじ1
・甘酒 大さじ1
・炭酸水 100ml
材料を混ぜ合わせるだけのお手軽簡単ドリンクです。
リンゴ酢に含まれるクエン酸もプラスされるのでWの疲労回復効果がある夏のバテやすい時期にピッタリです。
いつもの炭酸飲料をこのドリンクに変えるだけでカロリーも糖分もカットできます。
いつもの料理に甘酒をプラスするだけでうまみアップ!
- ふろふき大根に甘酒をプラスすると柔らかさがアップします。
- 味噌と甘酒を同じ割合で混ぜ、生姜焼き用の豚肉と混ぜ合わせ、半日位置きます。
麹の力で柔らかく焼き上がり、うまみがアップします。
- 塩麹と甘酒を同量ジップロックなどの袋に入れ、そこに大根やキュウリ、ニンジンなどを一口大に切り、冷蔵庫で1日漬け込みます。
食欲が衰える夏でもやめられなくなる美味しさです。
おわりに
満腹感あり、美白効果あり、整腸作用あり、アンチエイジング効果も抜群。
デメリットを探す方が難しいのではないかと思うほど、女性に嬉しすぎる甘酒の効果。
今回、特に惹かれたのは、優れた整腸作用があることです。
腸の状態は、肌にもメンタルにもダイエットや健康にも影響をもたらします。
そんな重要な腸のメンテナンスができる甘酒は毎日でも飲んでいたいものです。
