子育てにマニュアルは必要??個性を伸ばす子どもの育て方

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海外の子供たち

すでにお子さんがいる方、今お腹に赤ちゃんがいる方、まだこれから子作りを考えている方、子育てについて悩んでいる方、たくさんいらっしゃるかと思いますが、子どもという1人の人間を育てていくことについてどんな考えを持っていますか??

私には6歳になるちょっと変わったジャイという息子がいます。
子育て歴はまだ6年と日の浅い私ですが子供の育て方についてはよく周りの方から質問を受けたりします。
うちの子が賢くて立派なわけではありません。
もうすぐ小学生だというのにひらがなの練習すらやる気がないようです。

では何の質問を受けるのか。
私に何が聞きたいのか。
おそらくそれはうちの子がすごく感性が豊かだから。

顔を隠す男の子
Photo by timsackton

いいのか悪いのか、それはさておいて彼は独特な世界観を持っています。
発想や考え方、発する言葉や行動を見ていても少し周りの子とは違っています。
そのことについて、どのように育てたらジャイくんみたいに育つのか?という質問を受けるのです。

私は実は子供が苦手な方でした。
どう接していいのか分からず、子供の相手もあまり好きではなかったんです。
お腹に赤ちゃんがいると分かったときは大号泣しました。
正直、不安でした。
私に子供なんか育てられない。
お腹の中に何かが生きているなんて怖い。
そんな気持ちでいっぱいでした。
仕事では役職についていましたし、たくさんのお客様を抱えていました。
不安で不安で毎日泣いて暮らした覚えがあります。

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そんな日々を暮らし、赤ちゃんに気を使うこともせず産まれるその日まで仕事をしましたが、ジャイが産まれてしまったのは34週、約1ヶ月半早い早産でした。
なんの心構えもなく、あっという間に目の前には我が子。
子どもの扱い方も分からない、不安だらけの私でしたが、宇宙人のような、未完成で産まれてきたジャイを育てる日々から編み出した子育てについてお話しようと思います。

 

はじめに

350 ベビーカー 赤ちゃん

よく我が子が1番かわいい。といいますよね。
自分から出てきたんですからいわゆる自分の分身であって、可愛いのは当然かと思います。
ですが、実際子供を育てるというのは本当に大変です。
体力的な部分でももちろんそうですが、精神的にも辛いことはたくさんあります。
子育てに疲れた、そんな理由で子供を殺めてしまう人もいます。
なぜそんな事が出来るの??そう思うかもしれませんが、私はジャイを育て始めてその気持も分かるなと感じました。
自分を見失いそうになる時もある、そのくらい子育てって大変な時間なんです。

産まれてきた子供には親としての責任があります。
その子の人生に関わるのですから重大な責任です。
責任感だけは強い私は、さてジャイをどのように育てようか・・・とも考えたりもしました。
でもそんなことは考えても無駄です。
その子にはその子らしさが必ずあります。
思い通りになんかいくはずはありません。
ですがそれでも

  1. ジャイはジャイらしく育てよう。
  2. 周りにとらわれないようにしよう。
  3. バイキンを怖がらないようにしよう。

その3つだけを心に決めたのは今でもよく覚えています。
それ以外は特に何も決めたりせずその時その時の対応だけ気をつけるようにしながら育ててきました。

 

マニュアル本は見ない

本を読む子供

その中でも“周りにとらわれる”ということについてですが、書店へ行けば子育てに関するマニュアル本がたくさん列んでいます。
妊婦になった瞬間からどのように生活をしていくのか、子供はどう育てていくべきなのか、ご丁寧に事細かく書かれています。

私はマニュアル本はわざと読むことはしませんでした。
マニュアルを読むから不安が生まれると思ったのです。
何ヶ月で首が座って、何ヶ月でハイハイをする、何ヶ月で歩いて、何ヶ月でしゃべるようになる。
これが少しでも遅れると、うちの子は大丈夫かしらと不安になって悩むんです。
体の大きさや重さがみんな違うように、発育だってその子のペースがあります。

勉強をする子供とママ
Photo by Vive La Palestina

ジャイは発育に関しては早いと検診では言われていましたが、歩くのだけはかなり遅かったです。
1度歩こうと決心した日がやってきたのですが、つまづいて顔面から転んでしまい、歩くことに背を向けてしまいました。
同じ月齢の子たちはすでに歩いていましたが、まぁいっか、歩きたくなったら歩けばいい。
そんな気持ちで放置してから半年後、気づいたら歩くようになっていました。
そんなジャイも今では竹馬を駆使して歩行しているんですから、歩くのが早い遅いなんて全く関係ないんです。

ハイハイする男の子
Photo by FromSandToGlass

極端な話、子供も本能を持っていますのでいろんなことを考えながら最低限のことは勝手に出来るようになります。
周りと比べて焦ったり、悩んだり、急かしたりなんて以ての外です。
その子のペースでゆっくり付き合って行くことが大切なんじゃないかなと思います。

 

病気について

驚く男の子
Photo by kcolestudios

今の世の中、特に日本は殺菌除菌の無菌状態で生活しています。
そのせいで人間の免疫力というものは退化しつつあるようです。
私が幼いころはアレルギーなんて言葉はあまり聞きませんでした。
今の子はアレルギーによって食べられない物が多く、そのせいで必要な栄養素を摂取するのも大変だと思います。

私が決めた3.バイキンを怖がらないようにしようというのはそこから思いついたことでした。
別にわざと汚いバイキンの中で育てようという訳ではありません。
必要以上に殺菌や除菌をしない、そこに神経は使わないということです。

ご飯を食べる女の子

自分でご飯を食べるようになってから、子供は何でも落としたりこぼしたりします。
おやつを床に落としてしまっても、3秒ルールで食べられます。
ちょっと何かついてしまってもふーふーすればオッケーです。
公園や児童施設でも大いに遊ばせて砂でも泥でも触ればいい。
何かを口に入れてしまっても飲み込まないようにだけ注意してあげればいい。

子供は体のすべてを使っていろんな事を感じて学ぶんです。
帰ったら普通に手洗いうがいをすればいいんです。
バイキンが体に入っても体はそのバイキンと戦って強くなっていきます。
抵抗力がつくんです。

ジャイは3ヶ月で託児所、11ヶ月で保育園に行かせていましたので、7ヶ月でインフルエンザも経験したし、水疱瘡や胃腸風邪やいろんな物は一通りもらいました。
でも病気になって体というものは丈夫になっていきます。
案外小さいころに喘息だったという人がおとなになってからは風邪も引かないなんて話を聞いたりします。
風邪を引いてもしっかり食べて寝れば治る。
病気を怖がりすぎていては体は逆に弱くなってしまいます。
最近は滅多に風邪は引きません。
お腹が痛いといってもだいたい仮病か食べ過ぎです。

ひどい場合は速やかにお医者さんへ行かなければいけません。
ですが、少しのことなら慌てずの様子をみて判断すれば充分だと思います。
子供というのはそんなやわじゃないですよ。

 

感性を磨く

写真を撮る子供
Photo by PublicDomainPictures

ジャイは時々私に花を摘んできてくれます。
ある日の朝タンポポを摘んでヤクルトの容器に生けてくれていましたが、夕方ものすごい鳴き声が。
あわてて様子を見に行くと、タンポポを抱えながら泣きじゃくっています。
理由は、ママにプレゼントしたたんぽぽが枯れちゃった!とのこと。
タンポポは夕方になると花を閉じてしまいます。
それを枯れてしまったと勘違いしたようでした。

ジャイが4歳になるまで、山の中で暮らしていました。
家の目の前は川とたくさんの草花。
リスやたぬき、猪やたまーに熊も。笑
東京で暮らしていた事のある私には耐えられないほどの田舎暮らしでしたが、ジャイにとってはすごく良い経験になったと思います。

緑に囲まれて笑う子供
Photo by Philippe Put

綺麗なものをキレイと感じる。
それを言葉に出して言う。
このことは少し意識的に自分がして見せました。
ほら見て!きれいだね。
リスがいるよ!かわいいね。
葉っぱが赤くなったね!ふしぎだね!
また、食べ物に関しては何を口にいれても、おいしいね!
新しい服や髪の毛を切った日はかっこいい!似合ってるよ!
とにかく良い言葉は浴びせるように掛け続けました。

今では、私の変化にはいち早く気づいてくれます。
ママ、髪の毛の色変えたんだね、前のより似合ってるよ!
その服買ったの?すごくかわいい!
ママはお化粧をするともっときれいになるね。

それは保育園の先生に対してもそうみたいです。
花屋さんに行けばきれいだねと目を輝かせますし、飼っていたクワガタが死んだ日は両手に包んで泣き続けました。

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感情を素直に表現することは本当に大切だと思います。
それは感謝や反省も同じです。
ありがとう、ごめんなさい、これは必ず言えなければいけません。
それが言えない時はかなりつよく言います。
ママはすごく残念だと。

そうやって出会うもの、見つけたこと、四季の変化や、人の感情に1つ1つ親が反応して共有することは子どもにとって1番の勉強になるんじゃないかなと思います。
感性というものは磨けば必ず光ります。
そうやって共有することで自分の感性も磨かれます。
子育ては自分も成長する絶好のチャンスです。
一緒にたくさんのことを楽しむことが1番なんじゃないかなと感じます。

 

個性を伸ばす

勉強をする二人の男の子
Photo by White77

誰でも個性を持っています。
優しい、強い、臆病、ひょうきん、明るい、大人しい、泣き虫、頑固…
みんな違ってみんないい、という言葉もありますが、それでいいと思います。
私も前までは、強くてたくましく、誰にでも優しい子になって欲しいと思っていました。
ですが、ある事をきっかけに考え方を変えました。

ジャイは5歳の夏に原因不明の難病を患い、まだ小さな心臓に爆弾を抱えています。
大人になれる保証はありません。
私より短い人生になってしまうかもしれません。
健康である事がどれだけ幸せかという事を本当に痛感しました。
親がこうなって欲しいと望むことは欲でしかありません。
元気にその子らしくその子の人生を送る事、生きてきてよかったと思えることが一番素敵です。

シャボン玉をふく男の子
Photo by Ian A Kirk.

私は今、ジャイには何も望んではいません。
ただ、彼がいいと思う事を全力でサポートするのみです。
もちろん間違いは正さなければいけませんし、やりたい放題させてあげられる訳でもない、我慢だって時には必要です。
でも、毎日笑顔でめいいっぱい走り回る姿が今は彼らしいのでそれを邪魔する事はしません。
泣き虫で、臆病で、服を着たがらず基本裸んぼ、女の子のようなリアクションもする…心配な点もありますが、それも個性。
欠点はいづれ自分で修正出来ます。
どの子も必ずいい所があるし、得意な事を持っています。
それを見つけて応援してあげることが、その子らしさを育てることに繋がるんじゃないかなと思います。

入院が多々ある中、痛い事も辛い事もたくさんあるのに、ジャイはいつも笑顔でいます。
こないだ、こんなことを言いました。
ぼくは病気になったけど、産まれてきてよかった。
母親として、こんな嬉しい言葉はありませんでした。
これから先も私はずっと彼の1日1日を見守っていこうと思います。

子どもの良い所をたくさん見つけてあげてください。
悪い所は直すのではなく、フォローしてあげてください。
子どもは素直ですから、伸び伸びと成長してくれるはずです。

 

おわりに

女の子の頬にキスをするママ
Photo by StephaniePetraPhoto

長くなりましたが、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
子育てに休みはありません。
母親は身も心もクタクタになります。
でも、少し工夫をする事で、子育てが楽しいものに変わります。
子どもは私達が投げたボールを真っ直ぐに投げ返してくれるもの。
親は鏡といいますが、イライラばかりしていては子どもも良くない方向へ足を伸ばしてしまいます。

マニュアルは、決して間違いではないんです。
たくさんのデータや結論を元に作り上げられた教科書です。
でも人間はみんな同じように生きていく訳ではないということを忘れないでください。
あまりそれにとらわれ過ぎず、お母さん自身の気持ちも開放してあげてください。

その人その人のいろんな人生があってこその人類です。
なんだか壮大なまとめになってしまいましたが、たくさんの子ども達が笑顔でいてくれるといいなと思います。
同じ子を持つ母親として一緒に頑張っていきましょう。

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著者:joy

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ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。







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