初夏に食べたい薬膳常備菜

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初夏に食べたい薬膳常備菜

初夏はよく雨が降り湿気が多く、体内の水の巡りが悪くなる季節です。
人の体の生理機能の一つである「水を運ぶ働き」をする五臓の「脾」は湿に弱いため、この時期はとても疲れやすく冷えとむくみが気になります。

薬膳料理と聞くと何か特別な食材や調味料が必要なイメージがありますが、今回ご紹介するレシピは特別な買い出しはいりません。
手間もかからず、時間もかからず、簡単なのにとにかく美味しい!ちょっと薬膳料理のイメージを変えるようなレシピです。

まずはレシピの材料を冷蔵庫の中から探してみましょう。
家庭の冷蔵庫の中にも薬膳学において体の巡りをよくする「食薬」と呼ばれる食材が意外とたくさん入ってるんですよ。

 

薬膳レシピを美味しく作る2つのコツ

350 料理 調理 キッチン 台所
食材の持つ栄養素を壊さない調理法と本来の味を引き出すシンプルな調味料で作る薬膳レシピをより効果的に、そして美味しく作るには2つのコツがあります。

コツ① 新鮮な旬の食材を使うこと

薬膳レシピで紹介したそれぞれの食材の持つ効果は使う食材そのものにきちんと栄養があってこその効果です。
野菜を選ぶ時は旬のもの、ヘタの干からびすぎていないもの、ぎゅっと栄養が詰まった小ぶりなものを選びましょう。

コツ② 質の良い調味料を使うこと

実際自分でも全てのレシピを作ってみたところ、最初に作った時はちょっと味がぼやけて感じました。
そこでいつも使っている塩を天然塩に変えて再チャレンジしたところ(天然塩と言ってもスーパーで売っているものです)ぐっと野菜の甘みと旨味が増してしっかりした味付けになりました。
また天然塩に変えたことで、普段の料理で使う塩の量が全体的に少なく済むようになりました。

 

1.さつまいもとそら豆のサラダ

かぼちゃのサラダ
夏らしいビタミンカラーとヨーグルトの風味が爽やかな旬を感じるポテトサラダです。

さつまいもとじゃがいもには胃の調子を整えて腸を潤す効果があり、豊富な食物繊維が便秘解消しながらお腹の調子を整えます。
また旬のそら豆には利湿効果があり体にたまった余分な水分を排出します。
最後に加える細かく刻んだみかんの皮は、柑橘系の爽やかな香りと程よい苦味で初夏の湿を吹き飛ばし、どんより曇ってしまった気分をリフレッシュさせて前向きにしてくれます。

材料

  • さつまいも300g
  • じゃがいも1個
  • そら豆50g
  • みかんの皮6g
  • 蜂蜜、マヨネーズ、ヨーグルト各大さじ1
  • 塩コショウ 少々

作り方

  1. さつまいも、じゃがいもを皮ごと火が通るまで蒸します。
    (蒸し器がない場合はシリコンスチーマーでレンジ加熱すればOK)
  2. そら豆を塩茹でして皮をむく。
  3. みかんの皮の内側の白い部分を取り除き、オレンジ色の皮だけみじん切りにする。
  4. ③のみかんの皮に蜂蜜、マヨネーズ、ヨーグルトをまぜ合わせたらお好みで塩コショウ少々。
  5. 蒸しあがったさつまいもとじゃがいもを皮付きのまま粗く潰し、そのままそら豆と⑤のソースをまぜ合わせてできあがり!

 

2.カリフラワーとピーマンの炒め物

カリフラワー
むくみ解消の最強コンビであるカリフラワーとピーマンの生姜を使った野菜炒めです。

初夏に陥りやすい冷えとむくみ負の無限ループにはまらないために摂りたいのは水分排出効果のある野菜と体を温める夏野菜です。
まずカリフラワーは腎臓と胃の働きを良くして水分を排出させる効果があります。
そしてピーマン(青、赤)には体を温めて寒さを散らす効果があり、冷たい物の食べすぎで弱った胃をいたわって消化機能を回復する効果もあります。
カリフラワーもピーマンもどちらもどんな効果のある野菜なのかあまり知られてはいませんが、この二つの組み合わせは初夏の元気をサポートしてくれる最強の組み合わせです。

材料

  • カリフラワー 1/2株
  • 青、赤ピーマン 各1個
  • 生姜の薄切り 3枚
  • 塩 少々
  • サラダ油 大さじ1
  • ごま油 小さじ1
  • 片栗粉 小さじ1
  • 水 大さじ1

作り方

  1. カリフラワーを一口大に切り、ピーマンは種を出して食べやすい大きさに切る。
  2. カリフラワーとピーマンそれぞれ湯通しする。
  3. 生姜をみじん切りにする。
  4. フライパンにサラダ油を入れて熱したら③の生姜を入れて香りを引き出す。
  5. 湯通ししたカリフラワーとピーマンを一緒に炒め、塩で味を整える。
  6. 最後に水溶き片栗粉を絡め、ごま油を加えたら出来上り!

 

3.桃のコンポート

桃のコンポート
桃のコンポート(砂糖煮)おしゃれな名前ですが作り方はとっても簡単で保存も効きますのでぜひ作ってみてください♪
桃が手に入らない時は桃の缶詰を使ってもOKです。

むくみが気になる時はケーキや甘いドリンクの摂りすぎは体を冷やす原因になりますのでなるべく控えましょう。
ではどんな甘い物ならOKかというとズバリ桃です。
桃は初夏の湿気で弱った胃と脾の働きを高めて体にたまった疲れを取り、豊富な食物繊維で便秘解消の効果もあります。
また桃は肺を潤し咳を抑える効果もありますので初夏に限らず風邪をひいてしまったときに食べるのもおすすめです。

材料

  • 桃(缶詰でもOK) 2個
  • 蜂蜜 大さじ1
  • レモンの絞り汁 大さじ2
  • 白ワイン 大さじ1
  • 水 適量

作り方

  1. 桃の皮をむき4つ切りにして、レモンの絞り汁をかけておく。
  2. 鍋に①を入れたら桃が浸かる程度の水を入れ、蜂蜜と白ワインを加えひと煮立ちさせて出来上り!

 

4.ピリ辛肉味噌

アンダース
湿気の多い時期が長い沖縄では食卓の定番の肉味噌。
スーパーに売っているお味噌で十分美味しく作ることができます。

初夏に積極的に摂りたい薬味といえば唐辛子、生姜、ミョウガ、ネギの4つなのですが、生姜とほかの薬味を組み合わせることで体を温め体にたまった余分な水分をどんどん排出してくれます。
そこでたっぶりの唐辛子と生姜を使った肉味噌を作り置きしておけば、単品だと体を冷してしまう豆腐、うどん、中華麺などあらゆるものにトッピングするだけで簡単に初夏の薬膳料理に変身させることができます。

材料

  • 豚ひき肉 200g
  • 生姜 1片
  • 赤唐辛子 1本
  • 味噌 大さじ1.5
  • 砂糖 大さじ 1.5
  • 醤油 大さじ1
  • ごま油 小さじ2
  • 水 50ml

作り方

  1. 生姜はせん切り、赤唐辛子はヘタと種を取り除きみじん切りにする。
  2. フライパンにごま油を敷きひき肉に生姜、赤唐辛子を順に加え中火でひき肉がぱらっとするまで炒める。
  3. 水、味噌、砂糖、醤油を混ぜ合わせ、水分がなくなるまで中火〜弱火で3分ほど煮詰めたら出来上り!

 

ビールのおつまみにも最高!

ビールを美味しそうに飲む女性
今回ご紹介した薬膳料理を食事の副菜としていただくはもちろんなのですが、おつまみにもおすすめです。
塩気の効いたシンプルな味付けと野菜の複雑な旨味、程よく残る野菜の食感や薬味の香りがビールによく合いました!
いつもビールのおつまみはスナック菓子や揚げ物という方はぜひぜひおつまみで今回の薬膳料理を食べてみてください。
翌日ビールを飲んだにも関わらず、お腹とお顔がスッキリしているかもしれません♪

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著者:まつもとなみ

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1984年生まれ。
イラストとライティングのお仕事をしながらのんびり田舎暮らし。
料理好きの食いしん坊で「食」への深い興味から薬膳コーディネーターを取得。
8年間のエステティシャンの経験で学び、感じたことを生かして女性のキレイを応援し続けたいと思っています。







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