髪の毛を補修するのはトリートメントじゃありません!シャンプーの見直しのすすめ

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髪の毛を補修するのはトリートメントじゃありません。

だんだんと紫外線が強くなってきましたね。
肌を紫外線から守ると同時に髪の毛も紫外線カットをしなければいけません。
また寒い時期に乾燥し切った状態から紫外線のダメージを受けてしまうと秋にはかなりのダメージを感じてしまうことになるでしょう。

ここ数年は、サロンにお見えになったお客様でパーマやカラーをされる方のほぼ98%はトリートメントメニューも必ずされています。
ひと昔前はトリートメント比率というものは僅か2%しかありませんでした。
それを今、98%まで持ってくるにあたりもちろんたくさん断られながらも、トリートメントの重要性を訴えてきた訳ですが、断られる理由で多かったのは〝傷んでないから〟でした。

はっきり言います。
傷んでいない人はほぼいません。
髪の毛は、水道水に浸した瞬間にダメージを受けているといいます。
シャンプーする時に髪を濡らせば、その時点でそれなりのダメージを与えている訳です。

からまった髪の毛

外に出れば、紫外線は年中降り注いでいますし、エアコンや暖房などの空調は髪を乾燥させます。
日々、普通に生活をすれば、髪の毛も普通にダメージを受けるのです。
それに加えて、カラーやパーマを施せば、当たり前に髪の毛は傷んでいきます。

傷んでいないという人ほど、髪の毛の手入れが出来ていないように感じます。
シャンプーは市販の安いもの。
トリートメントではなく、リンスやコンディショナーを使用。
ホームカラーで済ませたり、カットは年に1、2回。
髪の毛は乾かさずに寝る、など、何故傷んでいないと言い切るのか不思議でならない時があります。

そのくせ顔に使う化粧品にはかなりこだわりを持っていたり…。

 

髪の毛は顔の延長線

350 髪 
顔は頭皮と繋がっていますよね。
顔に何万もする化粧品を使うのに、シャンプーは市販の数百円のものを買っている。
顔と、頭皮は何が違うのでしょうか?

髪の毛は頭皮と繋がっています。
顔はかなり質の良いもので洗うのに、髪の毛は石油から出来ているような洗浄力の強いもので洗う。
おかしくないですか?

わたしがお客様に良く訴えているのは、髪の毛には神経が通っていないだけで、髪の毛は顔と同じものから出来ています。
神経や血が通っていたら、ケアをおろそかにする事でかなりの痛みを伴っているはずですし、切れ毛や枝毛は出血するかもしれません。
ただ、痛みを感じないだけ。
ただ、血が出ないだけで、髪の毛も皮膚と同じなんですよという事。

だから顔と同じようにケアをして欲しいんです。

だからと言って、週に1度とか、サロンに行った時だけにトリートメントをすればいいという訳でもありません。

 

サロンに行くのは年に数回

美容院でヘアケアをしてもらう女性
カラーやパーマ、カットなど、美容院に行く回数は平均で約4回から5回。
もし、サロンに行く時だけトリートメントをするという方がいたら、その方は年に4回か5回しかトリートメントをしていない事になります。

意味があると思いますか?

残りの360日は、お家でのケアが必要になります。
シャンプーの後は、リンスやコンディショナーではなくてトリートメントに切り替えてくださいと、以前記事にした事がありますが、それはもちろんそうしていただきたいです。

ですが、本当に本気で髪質を良くしたい、ダメージを補修したいと思っているのなら、まず見直すべきはシャンプーです。

髪を洗う女性

洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂までもを取り除いた後、シリコンなどのコーティングをして髪が良くなったように見せかけるものです。
コストをなるべく抑えながら、髪が良くなったように思わせる技ですね。
その後にいくら質の良いトリートメントをしても、コーティングが邪魔をして栄養分は入っていきません。
そのコーティングがなかったとしても、ごっそり中身のなくなった髪の毛は、キューティクルという蓋の役割すら失っていますので、栄養分は洗い流した時点で全て流出してしまい、全く意味がありません。

いいシャンプーを使えば、年に4、5回のトリートメントしかしなかったとしても、安価なシャンプーを使って毎日トリートメントしている人より髪の毛は断然キレイだといい切ります。

 

私が今までに見てきた髪の毛

髪の毛を洗う女性
使っているシャンプーでどれだけ差が出るかは検証済みです。
やはり、アミノ酸系の界面活性剤を配合するシャンプーを使っている人は、本当に質の良い髪の毛を維持出来ています。
クセ毛の方や毛量の多い方も、扱いやすい髪の毛になったと言っています。
私達の目から見ても、本当に質の良い髪の毛だという事も分かりますし、パーマやカラーもしやすく持ちも変わってくるようです。

最近のシャンプーは、ひと昔前ほど質の悪いものは減りました。
ラウレス硫酸フリー、ノンシリコン、オーガニック…種類が増え過ぎて、逆にどれを使えばいいのか選ぶのが難しいかもしれませんが、界面活性剤を基準に選ぶことが非常に大切です。

1つ、勘違いしないで欲しいのはノンシリコンやオーガニックだから髪の毛が良くなる、というのは全くの間違いだということ。
ノンシリコンやオーガニックは環境や人体に無害だというだけのものであって髪質を改善したりダメージを補修できる訳ではありません。
ノンシリコンやオーガニックであっても、界面活性剤が良いものでなければ、一概にいいシャンプーとはいえないです。

350

何故アミノ酸系シャンプーが良いのかというと、アミノ酸がたんぱく質だから。
髪の毛はたんぱく質から出来ています。
ダメージを受けてキューティクルが剥がれ内部が流出したり、枝毛や切れ毛などの損傷はやはり、同じたんぱく質を補うことが必要です。
アミノ酸系シャンプーなら、髪の毛を洗う時点でたんぱく質を補うことが出来ますから、余分な刺激を加えることなくダメージ補修が可能です。
シャンプーは毎日使うものなので本当に髪の毛にいいものを使わなければいけません。
毎日のシャンプーでたんぱく質を補うことが出来れば、必要以上にトリートメントをしなくても充分髪の毛は良くなっていきますよ。

 

アミノ酸系シャンプーを見極める表示

シャンプー&リンス
実際に成分表を見ても、どれがどんな界面活性剤なのか分からないと思いますので、アミノ酸系界面活性剤の表示名称を一覧にしました。

アミノ酸系界面活性剤の表示名称一覧
ココイルグルタミン酸Na

ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸TEA
水添タロウグルタミン酸Na
ミリストイルグルタミン酸Na
ステアロイルグルタミン酸Na
モノアルキルフォスフェイト
ラウリルリン酸Na
ココイルイセチオン酸Na
ココイルメチルタウリンNa
ココイルメチルタウリンK
ココイルメチルタウリンMg
ラウロイルメチルタウリンNa
ステアロイルメチルタウリンNa
ミリストイルメチルタウリンNa
オレオイルメチルタウリンNa
パルミトイルメチルタウリンNa
ココイルタウリンNa
ココイルグリシンNa
ココイルグリシンK
ココイルグリシンTEA
ココイルサルコシンNa
ココイルサルコシンK
ココイルサルコシンTEA
ラウロイルサルコシンNa
ラウロイルサルコシンK
ラウロイルサルコシンTEA
ミリストイルサルコシンNa

だいたい、よく見かけるのはココイル〜という成分です。
ノンシリコン、オーガニックシャンプーで水の次に書かれている成分がこの中にあれば、間違いなくいいシャンプーだと言えます。
シャンプーを買う時に、1度成分表をよく見てみてください。

1番いいのは、担当の美容師さんに聞いてみることです。
同じシャンプーでも、元々の髪質に合っているかどうかというのはなかなか自分では判断出来ません。
あなたの髪質、毛量、くせ、悩み、仕上がりなどに合ったものを教えてくれるはずです。

 

髪の毛を良くする正しいケアをおさらいしましょう

シャンプーをする女性
髪の毛のケアはトリートメントをするだけではありません。
先ほど書いてきたようにシャンプーの選び方からヘアケアは始まっています。
まずは髪質にあったアミノ酸系のシャンプーを使いましょう。
髪の毛に優しいシャンプーを使うことは綺麗な髪の毛を保つうえで絶対条件になります。

そして髪の毛を洗った後は、リンスやコンディショナーではなく、トリートメントと書いてあるものをなるべく使いましょう。
リンスやコンディショナーは髪の毛のコーティングをして手触りをよくすることが目的です。
髪の毛の質感は良くなりますが、栄養分が含まれているわけではないので髪の補修には向かないのです。
もしリンスやコンディショナーをどうしても使いたい場合はシャンプーの後にトリートメントをしてからであれば、保湿もすることが出来ますし、より効果を高めることも期待できるでしょう。

ドライヤーで髪の毛を乾かす女性

お風呂から上がった後は、なるべく早くドライヤーで髪の毛を乾かしてください。
自然乾燥は空調によって乾燥を加速させる原因となってしまいます。
また、髪の毛は水分を含むとキューティクルが開きます。
キューティクルが開いた状態で外的な摩擦が加わってしまうと髪の毛を保護する蓋が傷ついたり剥がれてしまうことになります。
水分を含んだ状態は最もダメージを受けやすいので、なるべく早いうちにドライヤーを使って髪の毛を乾かしてください。
ここで気を付けてほしいのは必ず乾かす前に洗い流さないトリートメントをつけるということ。
髪の毛は熱にも大変弱く、ドライヤーやアイロン、コテなどの熱でもダメージを受けてしまいます。
洗い流さないトリートメントは熱から髪の毛を守り、乾燥を防いでくれます。
必ず、髪の毛を保護してから熱を加えてください。

寝るときには完全に髪の毛は乾いているということが大切です。
半乾きで就寝してしまうと枕との摩擦で枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。
髪の毛を縛って寝るという話もよく耳にしますが、これもあまりおすすめ出来ません。
もし半乾きの状態であったら、縛った場所から雑菌が繁殖しカビが発生することも考えられますし、嫌な匂いなどの原因ともなってしまいます。
また、長時間髪の毛を縛っていると天然のクセのほかに縛り癖という厄介な跡がついてしまいます。
縛り癖は天然のクセ同様になかなか元には戻りません。
いつも縛る位置に大きなうねり癖が出来てしまい、ハネなどの根源ともなってしまうことがありますので注意しましょう。

 

おわりに

髪をブラシでとかす女性/ドライシャンプーをする女性
今回は少し小難しい話になってしまいましたが、本気で髪の毛を良くしたいと思うのであれば、少しでも参考にしていただけるといいなと思います。
こうやって髪の毛の手入れについて考え直してみると、髪の毛は意外と肌よりも敏感でデリケートなものだなとすごく感じるのですが、それだけ綺麗な髪の毛を維持するのは難しいのです。
ですが、いくら絶世の美女であっても、髪の毛がボロボロでは美人のレベルを下げてしまう程、髪の毛は綺麗に保たなければいけないものです。
1度毎日のヘアケアを見直してみてください。
綺麗な髪の毛を維持してくれたら嬉しいです。

シャワーで髪を流す女性オーガニックシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いとは?どちらが髪にはいいのか?
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著者:joy

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ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。







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