寛大な心を持ちましょう、ADHDの子供は周りの理解で大きく変わる!

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寛大な心を持ちましょう、ADHDの子供は周りの理解で大きく変わる!

ADHDという病気をご存知でしょうか。
最近よく耳にする事が増えた気がしますが、一種の発達障害。
今この障害に苦しむ人がかなり多いそうです。

ジッとしている事が出来ない。
何かに集中する事が難しい。
よく忘れものをしてしまう。
ものをすぐ失くす。
注意力散漫である。
おしゃべりを止める事が出来ない。
衝動的に行動してしまう。
同じことを繰り返しやることが難しい。

など。
一見するとただの性格ではないか、育ちが悪いのではないかと勘違いを起こすのがこのADHDの特徴です。

 

ADHDとは

公園で走り回る子供
ADHDは基本的に

  • 不注意
  • 落ち着きがない
  • 衝動的な行動を取る

という3つの特徴を持っています。

これらの症状があるために、ADHDでない子にとっては当たり前に出来てしまうことも、ADHDの子には苦手であったり難しかったりします。
すべての子が3つすべてを兼ね備えているわけではなく、少なくとも2つ以上の症状を持っています。
不注意が特に目立つ群。
多動性、衝動性が特に目立つ群。
そして、不注意と、多動性、衝動性の両方を持つ群。

分かりやすい例として、ドラえもんののび太くんとジャイアン、この二人は全く違ったタイプに見えますが2人ともADHDの特性をそれぞれ持っているといいます。

のび太くんは忍耐に乏しく、じっと頑張ることが出来ません。
初めからダメだと諦めてしまい、何か起きたときは必ず誰かのせいにしてしまいます。
飽きっぽく気が散りやすい。
忘れ物が多いのも特徴ですね。
これは不注意優勢型のADHDだといえます。

ジャイアンはというと衝動性優勢型、多動性の混合群のADHDなのです。
いつもイライラしている、すぐカッとなる、急に怒り出し衝動的に暴力を振るう。
身勝手、順番が守れない、人のものを奪うなどといった我慢が出来ないという面とエネルギッシュで常に活動している、危険な遊びが大好きといった多動性も垣間見れます。

このように一言でADHDといってもその中にもいろいろなタイプがありますので、症状を1つ1つ細かく見ていく必要があります。

 

実は、私の息子はADHDです。

顔を隠す男の子
Photo by timsackton
おそらく不注意優勢型、衝動性の混合群なのだと思います。
現在発育センターにお世話になっています。

息子は、探し物が出来ない。
目の前にあっても自力で見つけることがなかなかできません。
失くしもの、忘れ物は得意中の得意。
集中力がほとんどもたず同じことを長時間するということはほぼ出来ません。

人の話は基本聞こえていません。
目の前で名前を呼んでも返事をしないことは多いです。
おしゃべりがだいすき、でも自分でおしゃべりをコントロールする事が出来ないので静止するまで話続けてしまう事が多々あります。
会話のキャッチボールや何かを説明するというのも苦手で、的を得ない発言や答えをしてしまう事もあります。
さらに、衝動性の面においては咄嗟に叩いてしまう、物を奪ってしまう、大した意味のない事で火がついたように泣く、癇癪を起こす。

赤ちゃんの頃は、発達も早くほんとに手がかからない子でした。
よく食べてよく寝て、よく遊んで、人見知りもせずニコニコして誰からも好かれる子。
それがだんだん大きくなるに連れて、少し疑問に思う事や、保育園で先生に指摘されるような事が増え、年長さんでこれから小学生になる準備をしましょうという所にきて、彼の病気が浮き彫りになった、という経緯です。

本を読む子供

興味を持ったことしか意識がいかないので、興味のない事や物は彼には見えていません。
最近は、目の前で名前を呼ばれても返事をしない、質問されても全く違う話をし始める、など普通の人からしたら、え?なんで?と疑問を感じたり、無視されてしまったと誤解してしまうような状況が増えてきました。

私はだいぶ前から気づいていました。
息子がADHDということは。
ですが、自分の育て方で何とか普通の子供と同じように生きていけるなら、病院やセンターに連れて行く必要はないと様子を見てきました。

でもだんだんと、周りの人や友達、先生などに誤解を招く行動が増えてしまい、私も心苦しく感じたり、何より本人が誤解されてだいすきな人たちを失くしてしまうのではないかと不安に思いました。

彼を守る為には、病気の理解とサポートが必要だなと。
その為にセンターの力を借りよう。
病気を隠す事は彼を否定するのと同じじゃないか。
なら、ありのままの彼をみんなに受け入れてもらう為の手伝いをしよう。
そう決心して発達センターの門を叩いたのです。

周りに理解をもらうというのは、親や本人の心を軽くします。

 

ADHDの症状は、本当に紙一重です。

驚く男の子
Photo by kcolestudios
本人の性格、性質であって、育て方の問題なんじゃないかと指摘される事もたくさんあります。
そこでパパやママ、また本人が傷ついたり悩んだりしてしまう事もあるでしょう。

私もそうでした。
お家で厳しすぎるから他所で爆発してしまうのではないか、押さえつけて育てているのではないか。

また、何度言っても理解しないという理由で本人は叩かれたり、酷く叱られたりした事もあります。
叱られても、叩かれても、ADHDの子供はそうされた理由が理解出来ません。
ただ、痛い、怖いという感情しかないのです。
でも、落ち着いて穏やかにゆっくりと話をすれば理解出来ます。
だからやはり、彼等に必要なのは病気に対する周りの理解と協力なのです。

子供を叱る母親

病院やセンターのサポートがあるとしても、24時間、365日の手助けをしてもらえる訳ではありません。
1番長く彼等と接していくパパやママは心身ともにクタクタになってしまうかもしれません。
実際にADHDなどの障害を持つ親御さん自身が鬱などの精神疾患を患ってしまったという話を聞いたこともあります。

でもだからと言って子育てを誰かに代わる訳にはいきません。
いくら障害を持っていても、いくら自分が限界でも、子供を育てるということは何も変わらないのです。

最近私がよく感じるのは、
え?全然普通だよね。
という言葉への行き通りです。
そう、一見普通の子。
その辺りによくいる子供。
本当に普通の子供なんですよね。
けど、ずっとそばで、1日中生活を共にするのはかなり疲れますし、自分自身の感情を抑えることはありえないストレスです。
それを普通だよね、と片づけられてしまうと、まるで大したことないような事で悩む私を否定されているようにすら感じます。

 

ADHDという障害をどう乗り越えるか。

笑い合う子供と母親
1番鍵となるのは、パパやママがどれだけ穏やかに、余裕を持って生活をするか。
これだけなような気がします。

頼る人、甘える人をつくる

1人では絶対に無理だと思ってください。
そして、あなたがダメになってしまう事は決して許されません。
1日中喋り続けられて、どうにもならない癇癪を起こして、お友達を叩いてしまって、先生に嫌味を言われて、これが毎日続いたら、参ってしまうのは当然です。
今日あったこと、辛かったこと、悔しかったこと、溜めずに誰かに話しましょう。
泣きたかったら泣けばいいし、寝込みたい日は少し代わってもらいましょう。
誰でもいいです、ただあなたを決して否定しない人。
丸ごと受け止めてくれる人がいるといいです。

考え方を変え、見方を変えてみる

350
障害を個性と捉えてみてください。
それが個性と捉えても、長所ともなれば短所ともなります。
でもそれはどんな人でも同じですよね。
少し変わった行動をするけれど、自分の世界観を持っていて面白い子。
私は息子のことはそう思っています。
そう思えばむしろ、それでよかったとさえ思えてきました。
息子は枠に捕らわれないので、集団の中でも群れを成すことはしません。
それを症状として説明すれば、同じ場所で同じことをしていられない、みんなと同じことに興味が持てない、長時間集中できず気が散ってしまうだけのことなのですが、遊びたいときに、遊びたい子に自分から声をかけます。
だから誰とでも仲良く遊ぶことが出来ます。
彼の中には仲間はずれだとか、人の優劣は全くありません。
世界中の人はみんな友達だと思っているのです。
かといって、逆に仲間に入れてもらえなくても、落ち込みはするもののすぐに切り替えて違う遊びを始めますし、最悪1人ぼっちになっても、全く平気で遊んでいます。
嫌なことがあっても、それをずっと悩んでいられないんです。

見方を変えれば、うらやましいなとさえ思います。
だから私は彼にしかない素晴らしい個性だと思っています。
もちろん、いけないことは正さなければいけないのですが、それはどんな人だって同じ。

そうやって考え方や見る視点を少し変えてみると、パパやママの心が少しだけ落ち着くはずです。
パパやママが穏やかでいられれば、案外大きな問題も起きず過ぎて行ったりするものですよ。

させなければいけないことは全部ゲームにしてしまう

興味のないことは、彼らの目には入りません。
その存在すら認識しないこともあります。
そして、訓練して治していかなければならないことも多々出てきます。
うちの場合は、1歳半から使っていたお箸を、ある日使わなくなってしまったのですが、無理やり持たせたところ、使い方すら分からないと言いました。
鉛筆は持ちますし、ゲームは大の得意なので、身体的に異常があるわけではありません。
センターに相談したところ、おそらく何らかの理由で箸を持つことが嫌になってしまい、意識の中から“箸”というものが除外されてしまったのではないか、とのことでした。
だからと言って箸が持てないなんて困ってしまいますから、また持てるように訓練しなければいけません。
ですが、興味がない以上、いくら教えても聞いてくれないですし、持たせてみても、あー、できない。でポイっとほかってしまいます。
だから、まずは箸に興味を持たせないといけません。

母親と少年
Photo by PublicDomainPictures

例えば、スーパーボールのようなものやスポンジを小さく切ったものなんかを箸で移動させてみよう!!だとか、子供が喜んでやるようなことを考えながら教えていく。
多動性の子であれば、どうしても動いたりおしゃべりが止まらなくて困った場合に、誰が1番じっとしてられるかゲーム!のような簡易的な遊びも結構効果があったりします。
我が家では朝から晩までしゃべり続ける息子に、しゃべったら負けゲームを慣行します。
それが面白くて仕方ないのか終始クスクス笑ってはいますがしばらくはしゃべらないでいることも出来たりするんですよ。

訓練や躾、といえば親も子も固くなってしまったり、嫌になってしまったりしてしまいますが、遊びながら、楽しみながら学んでいくことはプラスのイメージにつながるのでより効果が期待できると思います。

 

最後に

勉強をする子供とママ
私は、息子の障害が分かってから、より息子が愛おしくなりました。
ほかの子より不器用で、わがままで、泣き虫で、どうしようもない子ですが、でも素直でまっすぐで、感性豊かな息子にいつも癒されます。
健康な子でも同じですが、子供に1番必要なのはやっぱり愛情です。
たくさん愛されて育った子はまず心配ないでしょう。
どんなことがあっても、どんなに大変でも、愛情をもって一生懸命向き合えば、絶対に答えてくれると私は信じています。
まず親である私たちが心にゆとりをもって毎日を過ごす努力をしましょう。
きっともっと、彼らとの生活が楽しいものになるはずです。

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著者:joy

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ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。

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