したいヘアスタイル、美容師とお客さんのイメージのずれ

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したいヘアスタイル、美容師とお客さんのイメージのずれ

美容院へ行って、したい髪型をオーダーしてから出来上がってみたら・・・

ん??何か違う!!

そんな経験をしたことがある方って多いのではないでしょうか。
美容師の立場から言わせてもらっても、口頭での説明でカウンセリングをするだけでは実際スタイルを作りながら不安を感じたりもしたりします。
パーマの緩めっていったいどのくらいが緩めなのか。
カラーの暗めってどのくらいまで暗くするの?

 

人のイメージや考え方とは多種多様

傷んだ髪
私がたまに疑問に思うのは“栗色”って何色??ってことなのですが、皮の色なのか中身の色なのか。
こんなことを言うと笑われてしまいますが、大事な問題です。
皮の部分は赤みの強い茶色になります。
実の部分は黄色ですよね。
栗毛とは、馬の身体の色が栗毛と呼ばれています。
赤みのある艶っぽい茶色のことです。
そんなの当たり前でしょ!と思われるかもしれませんが、人のイメージや考え方とは多種多様です。
栗毛は黄色と思っている人だっているんですよ。

口頭だけの説明では伝わっていないことって本当に多いと思います。
髪型を変えようと心に決めたときって、すごくドキドキワクワクしますよね。
イメージの変わった自分を想像しながら期待に胸を膨らませて美容院の扉を開くはず。
その期待に答える為に私たちは最善の努力をしなければいけません。

イメージが違った、失敗した、なんて話を聞くと、私が担当したわけではなくても本当に悲しい気持ちになります。
お客さんご本人が1番悲しいですよね。

今日はそんな事態を回避すべく、イメージのずれをなるべく作らないためのオーダー方法についてお話ししていこうと思います。

 

オーダーについて

350 髪 ヘア 美容院
カットのオーダー。
まずはっきり言って、髪の毛は切ってしまったら終わりです。
これは本当に気を付けなければいけません。
イメージを変えたい場合に、だいたいこんな感じという頭の中にあるイメージを言葉で説明してくださる方がいます。
それを聞きながら、美容師はクセや髪質をみてカットの計算をし、スタイルのイメージを作り上げていく訳ですが、この時点でおそらくイメージのずれが出来ている気がします。

髪を切りすぎた女性

例えば、“段をつける”と一言で言っても、段の種類はたくさんあるんです。
頭皮に対してどの角度に段をつけるか、それによって髪型は全く違うものになってしまいます。
パーマをかける際のカットに関してもパーマがかかった状態でどのくらいの長さが希望なのかをしっかり伝えなければ、パーマがかかると思っていたより短く感じてしまいますので、仕上がったときにどうなのかをしっかりと伝えて下さい。

とはいえ、スタイルブックや今はタブレットなどでも簡単にスタイルを見ることが出来るのに、カウンセリングにおいてそれを見せない美容師って何なのだろうと若干不思議に感じますが、それがそもそも失敗の元なのです。

美容院で髪を染めるためにカラーの相談をする女性

まず皆さんに言いたいのは、イメージを変えたいときは必ず、写真や画像を持参してほしいということ。
美容院にスタイルブックがあるし・・・と思われるかもしれませんが、必ずしもイメージ通りのスタイルが載っているとは限りません。
私もそれでカウンセリングに時間をかけてしまうことが多々ありますが、視覚からイメージを共有する作業って1番大切だと思うんです。
本当に理想なのは皆さんがいいなと思った髪型をスマホでもいいので保存していただいて、それを持参してもらえること。
芸能人のスタイルであっても、それがいつのスタイルなのか分からないことが多いのでやはり見せていただくのが確実です。
それを元により良い提案やアドバイスが出来るので満足のいくスタイルが出来上がると思います。

 

色に関しての注意点

腰の下まで伸びた長い髪
最近カラーの色も複雑化してきたような気がします。
ただ単色を乗せればいいという訳でもないのです。
元々ある髪の色から希望の色にするためには色の足し算引き算が必要になってきます。
美容師はただチューブからカラー材を出して混ぜて、塗っているのではありません。
たくさんの色を計算しながら混ぜ合わせて作り出しています。
今流行りのグレー系のカラーも、単色でそのカラー材があるわけではなくてその人に合わせて色を組み合わせて作っています。

カラーの希望も、実際写真などを見せていただけるのが1番いいと思います。
でも必ずしもその色になるとは限りませんので、自分の髪の毛の色から希望の色にチェンジ出来るかどうか、相談するといった形で見せてもらえれば、その色に近づける努力もしますしその色になる為の方法を提案することも出来ます。

 

パーマのかかり

350 髪
よく、ゆるめでお願いします。と言われてゆるめでかけると後日、取れたという電話が来たりします。
でもいざ来店していただいてパーマの具合を見てみると、取れてはいないということが大半です。
再現出来ないという問題です。
こういった場合、私は少し強めにかけなおさせていただきます。
お客さんが思っているより強くかけた方がちょうどいいという方がほとんどですが、家へ帰ってうまくスタイリングが出来なければそれは失敗と同じなんじゃないかなと思います。
なのでやはり、しっかりとスタイリングの方法を聞くことも大切です。

350

そのスタイルに見合ったスタイリング剤を使うことも重要です。
また、強め、ゆるめというのは、本当に人によって解釈が違います。
美容師同士であってもその基準は全然違っていたりもするんです。
ゆるめ、くせ毛風、ふんわり、こういった表現ではなくて明確なイメージを伝えることが失敗を防ぐ元になります。
特にパーマは失敗した体験談で圧倒的に多いのが残念なところですが、パーマほど楽でなりたいスタイルを実現するものはないなと私は思っています。
パーマほどしっかりと相談しながら、イメージの共有が出来たらいいですね。

 

おわりに

男性美容師とお客さんの女性
答えは1つです。
必ずなりたいイメージを美容院には持参しましょう。
イメージを相手に伝えるにおいて視覚からの情報に勝るものはありません。
そしてしっかりと担当の美容師さんとコミュニケーションが取れることも重要です。
その為にも自分に合った美容師さんに出会えることが1番の近道になるかもしれませんね。
いつ美容院に行ってもなりたい自分になれる・・・皆さんがそう思えるように私たち美容師も努力していかなければいけないなと改めて感じます。

髪型イメチェン!美容院で失敗しないオーダーの仕方について髪型イメチェン!美容院で失敗しないオーダーの仕方について
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著者: joy

著者の記事一覧

ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。

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