NHKで特集された「腸内フローラ」、その内容について徹底解明!

話題になっている「腸内フローラ」。テレビや雑誌で特集が組まれることも多いですが、NHKでも何度か「腸」に関しての特番を放送しています。
今回は、NHKスペシャルで放送された「腸内フローラ解明!驚異の最近パワー」の番組内容に沿って、腸内フローラについて詳しくご紹介致します!

HOSENDO 美のフローラゼリー

HOSENDO 美のフローラゼリー

内容量 1箱30本入り
通常価格 1箱4500円(税抜)
初回特別価格 1箱 2250円(税抜)
2回目以降15%オフ 1箱 3825円(税抜)

乳酸菌の一種である「フェカリス菌」がたっぷり配合された、ゼリータイプのサプリ。 フェカリス菌は他の乳酸菌よりもかなり小さいので、少量でたくさん摂ることが出来ます。 スティック1本にヨーグルト10ℓ分の乳酸菌を配合しています。

腸内フローラとは・・・

腸内フローラとは、腸の中に住む細菌達の生態系のことです。
私達の腸の中には100兆匹以上、数百種類の細菌が住んでいます。
その腸内細菌達が集まって並んでいる様子が、まるでお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と言われるようになりました。

その腸内フローラの出す物質が、美容や健康、生活習慣病や、うつ病などと関係していることが様々な研究で明らかになってきています。
NHKスペシャルではこの「腸内フローラ」についてどのような解説をしていたのでしょうか。 内容に沿いながら腸内フローラについて勉強してみましょう!

「肥満」と腸内フローラは関係していた!

痩せている人にその秘訣を聞いてみると、「食べる量はけっこう多い」「運動もとくにしていない」という答えが返ってくることってありませんか?
その人が嘘をついているとも思えない・・・。なのに何故太らないんだ!と思いますよね。
そんな謎を解き明かす内容を、番組内でも紹介していました。

肥満の人と痩せた人の腸内細菌の実験

肥満の人の腸内細菌と、痩せた人の腸内細菌を、無菌状態で育てたマウスにそれぞれ移植しました。その後、同じ環境、同じ運動量で育てるとこのような結果が出たのです。

●肥満の人の腸内細菌を持ったマウス→どんどん脂肪が増え、太る!

●痩せた人の腸内細菌を持ったマウス→変化なし

何度実験を繰り返しても同じ結果がでました。
つまり、腸内細菌が肥満の原因となっていたのです!

「バクテロイデス」が肥満を防いでいた

腸内細菌を調べると、痩せた人の腸内には「バクテロイデス」という細菌が多いことが分かりました。
腸内細菌は私達が食べたものをエサとして働いているのですが、この「バクテロイデス」がエサを吸収する際に「短鎖脂肪酸」という物質を出します。

短鎖脂肪酸は、腸から吸収され血液に入り込み、身体の隅々まで運ばれていきます。
肥満は、脂肪細胞が血管に流れる脂肪を取り込んで巨大化することで起こりますが、短鎖脂肪酸は脂肪細胞に働きかけ、脂肪を取り込む動きを阻害してくれます。
さらに、短鎖脂肪酸は筋肉に作用し、志望を燃やす働きもあります。
要するに、短鎖脂肪酸が余分な脂肪の蓄積と防ぎ、太らない身体を作り出していたのです!

ということは、短鎖脂肪酸を作り出している「バクテロイデス」を腸内に増やすことが、痩せるための近道で、リバウンドも防げそうですね。

バクテロイデスを増やす方法

バクテロイデスは腸内フローラが整うと自然に増えていきます。
なので、ヨーグルトや発酵食品、サプリなどを摂取して、「善玉菌」を腸内に増やして常に善玉菌優位の腸内フローラにしておくことが大切です。
また、より効果的にバクテロイデスを増やすには、「食物繊維」も必要です。
ゴボウ、たまねぎ、アスパラなどの野菜類→不溶性食物繊維
めかぶ、もずく、おくら、山芋などのネバネバ系→水溶性食物繊維
このような食物繊維を意識的にバランス良く摂るように心がけましょう♪

「老化」に関する腸内フローラの影響

同じ年なのに、「若く見える人」、「老けて見える人」といますよね。
顔の作りや雰囲気で左右されることもありますが、その違いの一番の要素は、やはり「肌」ではないでしょうか。
次は、肌の老化に影響する腸内フローラについて確認していきましょう!

肌のシワを減少させる「エクオール」

腸内フローラと老化の関係については、様々な研究がされていますが、番組で取り上げられたのは「エクオール」という腸内フローラが出す物質です。

更年期の女性67人に「エクオール」を飲んでもらい調査したところ、エクオールを飲んだ人のシワは助序に浅くなっていきました
エクオールがコラーゲンを増やし、肌のハリ、潤いを取り戻した結果と考えられます。
また、更年期障害として上げられる、「顔のほてり」、「骨密度の低下」なども防ぐとも報告されています。

エクオールを増やす方法

大豆を腸内細菌が分解することによって出来るエクオール。つまりエクオールは大豆イソフラボンから出来ていると言えます。
なのでエクオールを増やすには「大豆食品」を積極的に取り入れることが大切です。

納豆なら1パック、豆腐なら半丁ほどで、エクオールを作り出す効果があります。
毎日、大豆製品を取り入れている人の方が、エクオールをつくり出しやすいという調査結果もあるので、日常的に大豆製品を食べるようにしましょう!

エクオールをつくれる人と、そうでない人

一生懸命大豆製品を摂っていても、残念ながらそもそも腸内細菌の中にエクオールをつくりだせる菌がいない、または少ない人もいます。
なんと日本人の半数は、「エクオールがつくれない人」との調査報告もあります。
その違いは主に、遺伝的なもの、幼少期の食生活などが関係しているそうです。

ご自身がエクオールをつくれるのか気になる方は、「ソイチェック」という尿検査で調べることもできます。

エクオールがつくれない場合には、サプリメントなどでエクオールを直接摂ることも出来ますので安心して下さい。
ですが大豆は栄養価が高く食物繊維も豊富で、腸内フローラを整えるのにも適した食材です。
例えエクオールがつくれない人でも、積極的に食べることをオススメします。

大塚製薬 エクエル

大塚製薬 エクエル

内容量 112粒(1日4粒、28日分)
定期価格 4104円(税込)

大豆胚芽を乳酸菌で発酵させたサプリ。 一日4粒でエクオール10mgを摂取できます。 エクオールを作れない人でも、直接摂れるので安心です♪ 更年期障害が気になる方々からも支持されている商品です。

糖尿病を腸内フローラで治療!?

番組では、糖尿病を腸内フローラで治すという薬を開発している、アメリカの企業が紹介されました。

前述しました「短鎖脂肪酸」の量が減るとインスリンの分泌量が減ることが分かっています。
そこで、短鎖脂肪酸を増やす「食物繊維」と「ポリフェノール」を配合した薬を開発し、臨床試験を行いました。
その結果、この薬を飲んだ人は、インスリン分泌量が増えるという結果が出ています。
今後、「腸内フローラの改善で糖尿病を治療する」という、新しい治療法が注目されていくことが見込まれています。

がんを引き起こす、がんを予防する、腸内細菌

日本の病気での死亡率第1位となっている大病「がん」ですが、その癌にも腸内細菌が関わっていることが分かりました。 番組では新たに発見された腸内細菌が紹介されています。

新たに発見されたがんを引き起こす「アリアケ菌」

腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌が増えると、「ウェルシュ菌」、「大腸菌」、「ベーヨネラ菌」などの発がん物質を発生する菌が活性化します。

がん研究をしている有明病院で、健康診断に来た方の便から腸内フローラを調べていたところ、がんを引き起こす菌が新たに発見されました。その菌は病院名をとって「アリアケ菌」と名づけられています。

アリアケ菌から発生するDCAという物質が、老化を促進させ、発がん物質を撒き散らしているこが分かっています。

肥満と「アリアケ菌」

この危険なアリアケ菌ですが、肥満の人に多いということも分かりました。
肥満のマウスの腸内フローラを調べると、アリアケ菌大幅に増えていました

以前から「がんと肥満は関係している」と言われていましたが、その原因のひとつがこれで解明されたのです。
とくに女性のがんでトップの「大腸がん」は太っている人に多いという報告があり、アリアケ菌が関係していると言えるでしょう。

がん予防となる「ナッツ菌」

「ナッツ菌」という腸内細菌が、前立腺がんを予防する働きがあることが明らかになりました。

このナッツ菌は前述しました「エクオール」を生産する菌の一種です。
このナッツ菌、日本人では50%~60%の人が持っている腸内細菌で、欧米では20%~30%の人しか持っていないのです。
ですが、日本でも年齢の若い人ほど保持率が下がるようで、欧米化した食生活が原因と言われています。
大豆製品を普段から摂っているかどうかが影響しているようなので、食生活はやっぱり気をつけたいですね。

腸内フローラを使った最先端治療

欧米で進んでいる「便微生物治療」といった最先端治療があります。
健康な人の便を水に溶かして、病気の人の腸に流し込むという治療法です。
ちょっと汚い・・・というイメージを持ってしまうかもしれませんが、この治療法が素晴らしい結果を出しているというのです。

アメリカでの便微生物治療

ディフィシル菌という腸内細菌が異常繁殖し、全身に不調を来たす病気の治療で、便微生物治療が行われました。
その結果、寝たきりになる程に進行が進んでいた患者も、回復するほどの効果が出ています。
この病気は死に至るケースも珍しくなく、アメリカだけで年間1万人くらいの死者が出てしまうほどの病気でしたが、この治療法によって9割近くの方が回復されているのです。

このことから、他の様々な病気でも効果があるのではと期待されています。

性格にまで影響する腸内フローラ

腸内フローラが性格にも影響していると、以前から言われていましたが、番組ではマウスを使った研究を紹介し、その証拠とも言える結果を導き出していました。

性格が入れ替わる!?

5cmの台からなかなか降りられないマウスと、簡単に降りられるマウスの腸内フローラを交換したところ、臆病だったマウスはすぐに台から降りられるようになりました。反対に活発だったマウスは台から降りるまでかなりの時間を要しました。
このことから、臆病だったマウスの警戒心が下がり、活発だったマウスの警戒心が高まったことが分かります。

コミュニケーションにも影響!

求愛行動として、オスのマウスはメスに対して特殊な超音波を出します。
ですが、コミュニケーション能力の低いマウスは超音波を出す回数がとても少ないのです。
このようなコミュニケーション能力の低いマウスは、4EPSという物質が血液中に増えていることがわかりました。4EPSを取り除く薬を与えたところ、他のマウスと同じだけの超音波を出すという結果になったのです。
腸内で作られた物質が血液中に取り込まれているので、やはり性格面でも腸内フローラ関係していると言えるでしょう。

人間にも同じことが言えるのか・・・

「腸は第二の脳」と言われるくらいに、脳に匹敵する程の神経細胞が人間の腸には集まっています。
腸内細胞は神経細胞を刺激するような物質を出すことが多くあります。なので、腸から脳へ信号が届き、性格や感情に影響を及ぼすことは多いにあると言えるのではないでしょうか。

うつ病、さらには自閉症などにも関係していると見込まれていて、研究は進んでいっています。
近年、若い人達の間でもうつ病を発祥することが多いですよね。
腸内フローラの研究が進んで、改善される治療法が発見されることを願います。

腸内フローラを整えるには・・・

ここまで、番組で取り上げられたことを紹介し、少しずつですが深堀りしてきました。
腸内フローラがどれほど私達に影響を及ぼしているかはよく分かりましたが、最後に理想的な腸内フローラについて簡単に説明致します。

数百種類からなる腸内細菌ですが、代表的な菌として3種類に分けられます。
「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の3種です。
理想とされる腸内フローラは「善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割」です。
日和見菌とは、善玉、悪玉、どちらにもなりえる菌で、その時優勢な方につく菌です。
なので、常に善玉菌優勢の腸内フローラに整えておく必要があります。

理想とされる腸内フローラを作るため、近年、乳酸菌ブームや、腸を鍛える運動、マッサージなど盛んにメディアで取り上げられていますね。
食事、生活習慣、運動などが腸内フローラを整える基本です。
また、食事などで補いきれない部分はサプリメントや、整調剤などで整えるという方が増えています。

大田胃酸整腸薬

大田胃酸整腸薬

内容量 160錠
希望小売価格 1380円(税抜)

ビフィズス菌と、ラクトミン(ガセリ菌)の2種類の乳酸菌の入った整腸薬です。
乱れた腸を正常化して、善玉菌が定着しやすい腸内環境を作ります
お腹を壊しやすい人や、逆に便秘の人の腸内改善に適しています。

まとめ

今回はNHKスペシャルでの放送に沿って、腸内フローラについてご紹介しました。
近年、テレビや雑誌などでの腸についての特集が本当に多いですね。
見てみると知らなかったことがたくさんあって、為になるものですね。
放送を見逃してしまった方のお役に立てたら幸いです。

編集部おすすめ♪

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内容量 1箱30本入り
通常価格 1箱4500円(税抜)
初回特別価格 1箱 2250円(税抜)
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