梅雨時期に起こりやすい体調不良に積極的に摂ると良い食材

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梅雨時期に起こりやすい体調不良に積極的に摂ると良い食材

梅雨の時期はジメジメと湿気が多く、非常に不快を感じる時期ですね。
傘を持って歩いたり、洗濯がなかなか乾かず、お部屋の中も湿気がこもり何かと面倒な日常に、実は体調面でも不調が起こりがちです。
湿気は「気」の巡りを邪魔して水分代謝の不調が起こりがちになり、湿邪、むくみやだるさを引き起こします。
梅雨時期に起こりやすい、湿邪(しつじゃ)とは、冷えを感じさせ、気の巡りを邪魔し、水分代謝の不調を起こすことをいいます。
今回はそんな梅雨の時期の不調に効く食材を紹介したいと思います。

 

薬膳の効能

薬膳常備菜
薬膳には、その味によって効能が異なると考えられています。
もともと生薬の持つ、「酸・苦・甘・辛・鹹(かん)」という「五味」が五臓の働きとつながっているという考え方によるもので、食材にも当てはめれれました。

酸(サン)すっぱい

身体を引き締め、汗、尿、下痢、咳など、出過ぎるものを抑える作用がある。
肝、胆の働きを高める。
食べ過ぎると、消化器系を弱め、口内炎ができやすくなるので注意。

食べ物例

梅・レモン・あんず・ビワ・トマト・きゅうり・みかん・ざくろ

苦(ク)にがい

熱を取り除く役目があり、体の余分な水分を排出してくれる作用
熱がこもることで起きる梅雨~夏の疲労、むくみに良いとされている。
心、小腸、脳、精神の働きを高める。
食べ過ぎると、乾燥し、皮膚の艶がなくなり、体を冷やすので注意。

食べ物例

レタス・ふき・アロエ・緑茶・にがうり・せり・ぎんなん          

甘(カン)あまい

胃腸の働きを助け、滋養強壮に良く、頭痛や胃痛の痛みの緩和
脾、胃など消化器系の働きを高める。
食べ過ぎると、体がむくみ、だるくなり、余分な水分が増え肥満になりやすいので注意。

食べ物例

ハチミツ・米・大豆・ニンジン・ジャガイモ・さつまいも・かぼちゃ・しいたけ・豚肉・牛肉・さけ

辛(シン)からい

体を温め、発汗、発散作用がある。
肺の働きを良くし、発汗を促す。
血行促進、風邪や肩こり、冷えるときに。
肺や大腸の働きを高める。
食べ過ぎると、体内に余分な熱がこもり、肺の水分が奪われから咳が出やすくなるので注意。

食べ物例

しょうが・にら・春菊・にんにく・ピーマン・シシトウ・玉ねぎ・わさび・山椒・こしょう
           

鹹(カン)しょっぱい

水分代謝を高めて、便秘の改善や、リンパの腫れに良い
腎、膀胱の働きを高める。
食べ過ぎると、血圧があがり、腎の働きを弱め、老化が進みやすくなるので注意。

食べ物例

あさり・いか・かき・昆布・わかめ・しじみ・はまぐり・なまこ・醤油・食塩

 

肝(カン)・脾(ひ)・心(しん)・肺(はい)・腎(じん)

消化器系

体の機能は、五臓六腑の、肝(カン)・脾(ひ)・心(しん)・肺(はい)・腎(じん)に分けられ、薬膳では、各臓腑を助ける食材を選んで食べる事で、体調を整えます。

肝(かん)

肝臓の機能の他に、目や筋肉、精神などに関わります。
血を貯蔵する肝(かん)は、勉強、読書などをするときには目や脳に、運動するときには筋肉に血液を供給しています。

血の貯蔵量が少なくなると、目の渇きや、疲れ、視力の低下や思考力が低下してきます。
小松菜・ほうれん草・三つ葉など青い野菜、梅干し・柑橘類などの酸味のあるものを摂りましょう。

脾(ひ)

消化器系全般、消化・吸収に関わります。
脾(ひ)が弱まると、消化不良や胃もたれが起きやすくなります。
味覚障害や食欲不振になります。
疲労や倦怠感が増します。
下痢やむくみを起こします。
冷たいものも摂りすぎると更に悪化します。
かぼちゃ・サツマイモ・ジャガイモ・などイモ類・米・トウモロコシ・豆類・黒糖を摂りましょう。

心(しん)

血液循環の他に大脳の一部や自律神経の働きに関わります。
心が不調だと、舌や顔ににあらわれます。
動悸、息切れ、不眠などを引き起こします。
味覚がにぶったり、顔がくすんだり、青白くなったり。
レバーやニンジンなど赤いものをよく食べ、ピーマン・ゴーヤ・緑茶など苦みがあるものを摂りましょう。

肺(はい)

呼吸機能の他に、水分代謝や免疫力に関わります。
肺は、鼻とも関連があり、鼻の通りがよく、匂いも正常に感じられるなら、肺の働きは正常でしょう。
鼻づまりや、鼻水、味覚異常は肺の働きが弱まっているのかも知れません。
乾燥して肌が荒れ、風邪をひきやすくなります。
ネギ・しょうが・シナモン・シソ・山椒など辛い物を摂取しましょう。

腎(じん)

腎臓などの泌尿器系の他にホルモン分泌、生殖器系、免疫系に関わります。
腎は、生命活動のもととなります。
成長・発育・生殖をコントロールし、腎が不調だと成長が遅れたり、女性ならば不妊、男性なら精力減退などの症状がでたりします。
老化がすすみ、足腰の弱まりや視力・聴力の衰えなど。
脱毛の原因にもなります。
黒豆・黒ゴマ・昆布・わかめ・ひじきなどの黒いものや、海藻類、エビ、鮭など海産物、味噌などを摂るようにしましょう。

梅雨から夏にかけては、日本は湿気が多くなります。
湿気が強いと、胃腸に水がたまりがちになります。
むくみ、消化不良、夏太り、夏バテ、湿疹などの原因になります。
ご紹介した水分を調整する食材の他にも、日中の飲み物をハト麦茶に変えることでさらに水分を排出することができますよ。

JHA(ゼンヤクノー)

出雲のはとむぎ茶

内容量:126g
参考価格:486円(税込)

 

梅雨時期に摂りたい食材

薬膳の視点から、梅雨時期の体に良い食材のご紹介です。
旬の食材は「気」の巡りを良くし、体内に溜まっている余分な水分を排出する働きがあります。

食べ物例

玉ねぎ・ソラマメ・アスパラガス・かぼちゃ・サツマイモ・ジャガイモ・などのイモ類、トウモロコシ・大豆・鶏肉・カツオなど

玉ねぎ

玉ねぎ酢 疲労回復 作り方
『五味・・・甘・辛』

玉ねぎには、免疫力を高める硫化アリルという成分が豊富です。
玉ねぎを切ったときに涙がでたり、ツンとする独特の匂いは、硫化アリルによります。
血液中に血栓ができにくくし、全身の血行を良くする働きもあります。
気の滞りによる肩こり、頭痛の解消に、むくみにおすすめです。
玉ねぎは血液をさらさらにする!と言われている所以です。
水毒(すいどく)を治療し、身体を温める場合には、新玉ねぎではなく黄玉ねぎ使いましょう。

ミネストローネの簡単レシピ

トマトのスープ
※画像はイメージです。

  • 玉ねぎ2分の1
  • セロリ4分の1
  • 大豆(ゆで)30グラム
  • 水2分の1カップ
  • トマトジュース(無塩)1カップ
  • コンソメ少々
  • 粗びきコショウ少々

お鍋に大豆、細かく切った玉ねぎ、セロリを入れ煮込むだけでスープの出来上がり。
簡単にできるので、梅雨時期のだるくて食欲の無い朝に飲むと良いですよ。
朝は胃腸を活発にし免疫力を落とさないためにも、暖かいものを摂りましょう。

えんどう豆

えんどう豆
『五味・・・甘』
えんどう豆には脾、胃の機能を高め、水毒(すいどく)を治療する作用があります。
食欲不振・嘔吐・むくみ・尿の出が悪いときなどに効果的です。

そら豆

そら豆
『五味・・・甘』
そら豆には、脾、胃の機能を高め、水毒(すいどく)を治してくれる作用があります。
普段から、胃腸の弱い方にお勧めの食材です。
水分代謝をうながすので、むくんでいたり、尿の出が良くないときに効果を発揮します。

アスパラガス

アスパラガス
『五味・・・甘』
アスパラガスには脾、胃の働きを活発にし、食欲不振や胃もたれの改善に効果的です。
体にうるおいを与え、余分な水分を出す働きがあり体の水分バランスを整えてくれます。
喉や皮膚の乾燥や、空咳、便秘の改善にも効果的です。

豆類とアスパラガスのポタージュスープの簡単レシピ

豆のポタージュ
※画像はイメージです。

えんどう豆やそら豆200グラム
アスパラガス数本
牛乳1カップ
塩少々

  1. エンドウ豆やそら豆をゆでて、2分の一カップの水と一緒にミキサーにかけ滑らかにする。
  2. さらに牛乳を1カップ混ぜて、ミキサーにかけ、なめらかになったところで、鍋に入れ温める
  3. アスパラを細かく切り、レンジで蒸し鍋に入れる。
  4. 塩を少々入れて味を調えて出来上がり。

体を温めて、血行を良くし、発汗や排尿を促すことが大切なので、スープは冷えたものより、温かいものを飲んでくださいね。

ウナギ

うなぎの蒲焼
ウナギも梅雨時期に摂りたい食材です。
ウナギには、タンパク質、カルシウム、ビタミンAなどの栄養が豊富なので、滋養強壮、疲労回復に効果的です。
高温多湿の気候では、体内で分解されるたんぱく質の量が増加します。
不足したたんぱく質を補うためにもウナギは良い食材です。

きゅうり

キュウリ
「五味・・・甘」

利尿作用に優れていますので、むくみ解消におすすめです。

きゅうりとコーン・玉ねぎサラダのレシピ

  • きゅうり1本
  • コーン缶1缶
  • 玉ねぎ2分の1

玉ねぎをスライスして、きゅうりを薄く切り、コーンを混ぜてお好きなドレッシングで食べてください。

とうもろこし

とうもろこし
「五味・・・甘」

強い利尿作用があり、慢性的なむくみ、体のだるさ、湿疹の改善におすすめです。
脾と胃の働きを整えるので、食欲不振や消化不良の改善にもおすすめの食材です。

 

おわりに

薬膳の観点から、梅雨時期に摂りたい食材をご紹介しました。
薬膳とは、中医学理論に基づいて作られた食事で、病気の予防、回復を助け、健康を維持するための食事のことです。
梅雨時期は、雨の影響から色々な煩わしさが増え、精神的にもやる気がでない、なんとなく引きこもりがちになります。
湿気で体がだるく重いと、活動量も減り、食欲の減退にもつながります。
ご紹介した、水分代謝をよくする食材を摂って、むくみを摂ることで、血液の循環がよくなり、だるさがとれてきます。
体調は、季節や天気によってもとても左右されます。
その季節や体調にあった食材を選んで、体が元気になるための食事を日々の生活に取り入れてくださいね。

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著者:ERIKA

著者の記事一覧

リフレクソロジーサロンの経営・美容機器の販売に携わり、
その後芸能プロダクション・タレントスクールの経営に11年携わりながら、アロマインストラクターの資格を取得しアロマテラピーを用いたタレント・モデルのスタイル維持・美容と健康・気持ちの向上をテーマにレッスンも担当。
季節や心の状態に合わせ、気分を明るく朗らかに保つアロマオイルのレシピ作りや、
体調に合わせて組み合わせるハーブティーレシピ、 肌のお手入れ美容法などをお届け予定です。

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