初夏に起きやすい体調不良に積極的に摂るとよい食材

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初夏に起きやすい体調不良に積極的に摂るとよい食材

だんだんと暑くなり、汗をかきやすくなることで、この時期は体内の水分を必要以上に排出してしまっています。
水分不足は、熱中症にかかる原因にもなります。
また、喉が渇くからと冷たい飲み物ばかりのむと、腸が冷えて全身の血行が悪くなり、体調を壊しやすくなります。
そこで、体の熱をとり、体の渇きを潤すこの時期に食べておくと良い食材をご紹介します。

 

初夏に食べておくと良い食材

サラダを食べる女性

野菜

トマト・なす・枝豆・ごぼう・とうもろこし・ゴーヤ・とうがん・きゅうり・かぼちゃ

果物

スイカ・キウイ・桃・パイナップル・ブルーベリー

魚介

アナゴ・イカ・たこ・シジミ・アジ

薬膳には、その味によって効能が異なると考えられていて
もともと生薬の持つ、「酸・苦・甘・辛・鹹(かん)」という「五味」が五臓の働きとつながっているという考え方によるもので、食材にも当てはめれれました。

五味には、それぞれ特有の働きがあると考えられています。

  • 五味の酸(さん)すっぱい・・・肝臓の機能の他に、目や筋肉、精神などに関わる
  • 五味の甘(かん)あまい ⇒・・・消化器系全般、消化・吸収に関わる
  • 五味の苦(く)にがい  ⇒・・・血液循環の他に大脳の一部や自律神経の働きに関わる
  • 五味の辛(しん)からい ⇒・・・呼吸機能の他に、水分代謝や免疫力に関わる
  • 五味の鹹(かん)しょっぱい・・・腎臓などの泌尿器系の他にホルモン分泌、生殖器系、免疫系に関わる

詳しくは、梅雨時期に起こりやすい体調不良に積極的に摂ると良い食材という記事の中にありますので、そちらををご参考になさってください。

トマト

真っ赤なトマト
五味・・・酸・甘

体内の余分な熱を取り除くという、熱を持ち過ぎた体を冷やしてくれるという作用があります。
漢方では、清熱解毒作用、血液を浄化して脂肪の消化を助ける作用があると考えられています。
体が熱く、喉が渇く時、食欲が無いとき、消化不良の時に摂ると良い食材です。
クエン酸が胃液の分泌を良くし、消化を助けてくれます。
トマトの赤い色は、リコピンと言って、抗酸化作用があり、生活習慣病や、がんを予防するほかにも、夏の紫外線による肌のダメージを防いでくれますので、老化防止や美肌効果にもよいですよ。

トマトの選び方

皮にハリがあってかたく実がしまっているものを選んでください。
収穫してから時間が経過しているトマトは、ヘタが乾いてたり、黒くなってきています。

*トマトにお塩をかけて食べるのを、見たことがありませんか?
トマトは体を冷やす陰性の食材ですので、体を温める作用のあるお塩をかけて食べることで、体を冷やし過ぎる事を防ぎます。

なす

ナス
五味・・・甘

体の熱を冷ます作用があります。
免疫力を高める亜鉛、銅、マンガンなどがバランスよく含まれています。
視力の回復も助けてくれます。

秋ナスは嫁に食わすなということわざがありますが、体を冷やす作用のあるなすを涼しくなってきた秋以降に摂ることで、体を冷やしてしまうことを気遣ってのことわざかも知れませんね。
体を冷やしたくないときには、ショウガやネギなど体を温める作用のあるものと一緒に料理しましょう。
なすは水分が90パーセントしめています。
血管をしなやかにし、高血圧や、血栓症、血管病の予防や改善に良いそうです。
口の渇きや、目の充血、ほてりや、イライラなど体の熱がこもっているときの改善に良いですよ。

なすの選び方

皮の色が濃いものをえらびましょう。
ハリや艶があるぱつんとしたものを選びましょう。
ヘタがトゲトゲしていて痛いくらいのものが、新鮮でみずみずしく美味しいおナスです。

ナスとチンゲン菜のショウガスープレシピ

用意する材料

2人前
ナス3本
チンゲン菜1株
ショウガ少々
昆布だし3カップ
塩・醤油

  1. ナスを半分に切ってオーブントースターで焼く
  2. チンゲン菜は、1から2センチ幅くらいに切っておく
  3. 鍋に昆布だしをいれ、切っておいたチンゲン菜を入れる
  4. 焼けたなすを、2センチ角に切り鍋に入れる
  5. ショウガをすり下ろして、鍋に入れ沸騰させる
  6. 塩・醤油で好みの味に調える。

暑い時期なので、冷まして冷製スープとしてものみやすいですよ。
体が冷えすぎないようにショウガを入れるのがポイントです。

チンゲン菜

チンゲンサイ
五味・・・甘 

チンゲン菜も、体の余分な熱をとって、体を冷ます作用があります。
ほてり、のぼせを鎮める作用もあります。
血流の滞りを改善し、生理痛や、生理不順な体質の改善に役立つ食材です。
新陳代謝を高めるので、肌荒れや、ニキビの改善にも。
消化不良や、食欲不振にもよいので、夏の食欲が出ないときにも良い食材です。

ショウガ


五味・・・辛

生姜(しょうきょう)と呼ばれ、古くから漢方薬に用いられてきました。
辛みのもととなるショウガオール、ジンゲロールなどが成分です。
これらには、強い抗酸化作用があります。
抗炎症作用もあります。
血管を拡張して、血流を改善する作用があります。
冷え性、頭痛、むくみ、肩こり、腰痛などにも良いそうです。
胃を温める作用がありますので、日中冷たいものばかりを飲んだ日は、ショウガを料理に摂りいれましょう。

ゴーヤ

ゴーヤ

五味・・・苦

定番ですが、ゴーヤも夏には欠かせない食材です。
苦みの成分は、体内の水分バランスを整え、むくみをとってくれます。
夏バテ予防になります。

沖縄の郷土料理に欠かせないゴーヤですが、近年はどこのスーパーでも手に入るようになりました。
本来、暑い地方で育つ植物なので、体を冷やす作用を持っています。
手足が冷えやすく、冷え性の人は、食べ過ぎないようにしてください。

タコ

タコ
五味・・・鹹(かん)

タコには、血を補い体を元気にします。
体力回復や、貧血に良い食材です。

イカ

イカ
五味・・・鹹・甘

血を補う作用があります。
貧血、生理不順、生理痛、などの改善。
肌荒れ、肌のくすみにも良く、足腰のだるさの解消にも。

ウナギ

うなぎの蒲焼
五味・・・甘

ウナギには、タンパク質、カルシウム、ビタミンAなどの栄養が豊富なので、滋養強壮、疲労回復に効果的です。
高温多湿の気候では、体内で分解されるたんぱく質の量が増加します。
不足したたんぱく質を補うためにもウナギは良い食材です。

スイカ

スイカとうちわ
五味・・・甘

体の熱を冷ます働きに優れています。
熱中症予防や、暑気払いにおすすめです。
喉の渇きを潤す作用があり、汗をたくさんかいた時に最適な食材です。
強い利尿作用がありますので、むくんでいる時に食べると良いでしょう。
余分な水分を排出するので、だるさ、倦怠感を解消してくれます。

マンゴー

マンゴー
五味・・・酸・甘

体の熱を冷まし、のぼせや、ほてりを鎮め、口の渇きを解消してくれます。
胃の働きをよくして、食欲増進におすすめです。
冷え性の方は、食べ過ぎに注意が必要です。

パイナップル

パイナップル
五味・・・酸・甘

体の余分な熱をとり、イライラやほてり、喉の渇きを解消してくれます。
胃腸の働きを助けてくれます。
お酒を解毒しますので、二日酔いにも良いです。

ハト麦

はと麦
梅雨から夏にかけて、湿気が多くなります。
この時期は胃腸に水がたまりがちになります。
体内に滞った水分は、むくみ、消化不良、夏太り、夏バテの原因になります。
ハト麦は、胃腸にたまった水分をうまく排出して胃腸の働きを高めて、むくみをとります。
毎日のお米にハト麦を混ぜて炊くと、簡単に夏のむくみ防止になります。
水分を摂るときは、ハト麦茶にかえるなど、夏にはハト麦を摂りいれましょう。

 

夏の暑さやクーラーなどで体調不良時に飲むおすすめドリンク

生姜茶 Ginger tea

ネギ湯

1杯分

  • 長ネギ4分の1
  • 味噌小さじ1
  • 熱湯200ml

長ネギをみじん切りにして、味噌と熱湯を入れかき混ぜてできがり。
味噌は体を温めネギに含まれるアリシンは免疫を高めて血行を促します。

だいこん湯

1杯分

  • すりおろし大根大さじ4
  • 醤油大さじ1
  • くず粉こさじ1(なければ、片栗粉小さじ1)
  • 水200ml

鍋に水を入れ沸騰したら、すりおろした大根、醤油、溶いたくず粉を入れて出来上がり。
胃腸が弱っているときに。

ショウガ紅茶

1杯分

  • ショウガ10グラム
  • 水180ml
  • 黒砂糖もしくはハチミツ
  • 紅茶

ショウガをすりおろし、水を沸騰させ紅茶を入れたら、すりおろしたショウガ、黒砂糖を入れて出来上がり。
クーラーで冷えた体をショウガと黒砂糖で温めましょう。
白いお砂糖は体を冷えさすので、黒砂糖もしくはハチミツを使ってください。

 

暑いときに手っ取り早く体の熱をとる食材

350

体を冷やし鎮静と消炎作用があり、高血圧やのぼせやすい人におすすめの食材

スイカ・バナナ・トマト・タケノコ・レンコン・昆布・かになど

体を冷やして清涼感をもたらし、鎮静・消炎作用のある食材

また先ほどの食材よりは弱いですが、りんご・みかん・セロリ・トマト・せり・豆腐・そば・あさりなども効果的です。

殺菌作用のある食材

夏は、病原菌の活動も活発になります。
殺菌作用のある食材をできるだけ多く食べて予防を心がけてください。
ニンニク・玉ねぎ・ネギ・にら・ショウガなどには、各種の球菌や真菌に対する殺菌作用があります。

 

おわりに

初夏に起きやすい体調不良の予防に、夏に摂ると良い食材をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
普段から、ただ食べたいから、好きだから食べているのではなく、食材そのものが持つ薬効を考えながら、お料理し食べる事で、病気になる前に防ぐことができます。
お刺身にわさびを付けて食べるのは、生ものに殺菌作用のあるわさびをつけることで食中毒を防ぐためで、それでいて、さっぱりとして美味しい。
薬膳とは、健康を第一に考えながら、美味しいお料理を食べる事です。
人間は食べる事で生きています。
食べながら、からだの悪いところを治し、病気を防ぎ、毎日健康な体を作っていきましょう。

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著者:ERIKA

著者の記事一覧

リフレクソロジーサロンの経営・美容機器の販売に携わり、
その後芸能プロダクション・タレントスクールの経営に11年携わりながら、アロマインストラクターの資格を取得しアロマテラピーを用いたタレント・モデルのスタイル維持・美容と健康・気持ちの向上をテーマにレッスンも担当。
季節や心の状態に合わせ、気分を明るく朗らかに保つアロマオイルのレシピ作りや、
体調に合わせて組み合わせるハーブティーレシピ、 肌のお手入れ美容法などをお届け予定です。







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