懐かしい香りで幸せな記憶が蘇る『プルースト効果』

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懐かしい香りで幸せな記憶が蘇る『プルースト効果』

ある匂いを嗅いだ時、過去の幸せな記憶をはっきりと思い出すことがあります。
これはフランスの小説家プルーストの代表作『失われた時を求めて』の主人公が同じ体験をすることから、匂いで記憶が蘇る現象をプルースト効果と呼ぶようになりました。
恋愛で素直になりたい時、外にいながら自宅のようにリラックスしたい時、プルースト効果を上手に使えばいつでも幸せな時間に戻ることができ、そして自分の大切な心も守ることができるんです♡

『思い出す』あの日の出来事、匂いと記憶はリンクする

花の香りをかぐ女性
ある「匂い」をふと嗅いだ時、過去のシーンを思い出す現象をプルースト効果と言います。
人間の記憶ともっとも強くリンクするのは視覚、聴覚、味覚、嗅覚の五感のうち嗅覚だと言われています。

例えば、ふと道を歩いている時にどこかのお家から家庭のカレーの匂いが漂ってくることがありますよね。
家庭のカレーの匂いを嗅ぐと、家の食卓でカレーを頬張った記憶や、実家そのものを思い出したりしませんか?
また、街を歩いていてふと香った香水の匂いに、過去の恋人との思い出が蘇ることもあるでしょう。
寝転がって手をつなぐカップル
恋人と過ごした幸せで切ない気持ち、汗だくになった部活での辛さ、悔しさ、友情・・・。
プルースト効果で思い出すのは具体的なシーンとは限らず、その瞬間強く心で感じた感情だったりもします。
初恋の人の顔は忘れても、初恋の人と過ごした幸せだった感情は匂いとともに心に刻まれて、歳をとってもずっと覚えているのです。

私は夏の雨の匂いを嗅ぐと、子供の頃雨の日にはしゃぎ回ったシーンを思い出します。
ざぁざぁと降る夏の雨。
振り続けるほどに雨の匂いは強くなり、窓を開けると葉っぱの匂いや土の匂いがしてきますよね。
私はそんな夏の雨の匂いを嗅ぐと、カッパと長靴を履いて遊びまわった子供の頃を思い出すんです。
いつもはカラカラに乾いた土の地面にたくさんの水たまりができたり、草の生い茂る斜面から青くてすっぱい匂いがしたり、雨水が小さな滝を作ったり・・・。
ちょっと危険でちょっと不安な雨の日の外遊びは、子供の頃の私にとっては特別な大冒険でした。

プルースト効果を上手に使うと恋愛がうまくいく!

運命の赤い糸
付き合いが長かったり、またお互いが大人であるほど、喧嘩した時に素直に謝ることがむずかしかったりしますよね。
毎回毎回、喧嘩の理由はいつも同じ!
喧嘩そのものにうんざりしてしまったり、喧嘩の数ほど心に距離ができてしまうカップルは多いですよね。

喧嘩別れしてしまうカップルとは対照的に、喧嘩するたび絆が強まり長続きするカップルはみんな「謝り上手」です。
たとえ喧嘩の理由が毎回同じでも、毎回素直に「ごめんね」「これからもよろしくね」「愛してる」と二人で何度でも歩き出すことができるんです。

言い合いをするカップル
別れたい!と思ってしまう時って、相手にされて嫌だった記憶が噴水みたいに溢れてきて「どうしてこんなを人好きになったのか?」とぐるぐる考えてしまいますよね。
けれど、一日二日時間を置けば、喧嘩しながらも二人で寄り添ってきた幸せな記憶が蘇って「やっぱり好き」と思い直すことができたりします。
後者の幸せな記憶が思い出せば思い出されるほど、素直に仲直りできるわけです。
そこでプルースト効果の出番です。
さっそく使ってみましょう!

外国人カップル
まず二人の幸せな時間とはどんな時を思い出してみてください。
彼と一緒にゴロゴロ過ごす穏やかな時間が幸せ!という人は彼の匂いがするインナーを一枚拝借して、自分の部屋に置かせてもらいましょう。
一人でぐるぐる考え込んでしまった時、ふと彼の匂いを感じることで、彼がもたらしてくれる穏やかな時間が大好きだったことを思い出せるはずです。
彼と一緒にお出かけする楽しい時間が幸せ!という人は、お出かけの時につける香水をクローゼットの中に置いてみてください。
もう嫌い!大嫌い!と取り乱してしまった時も、二人で出かける時の特別な香水の香りを嗅げば、楽しかった時間を思い出すことができるでしょう。

いつ何時でもリラックスしたい!そんな場合にも効果あり!

空気を吸い込む女性
旅行や出張など、慣れない場所での外泊はなかなかリラックスできないものです。
心と体の結びつきが強い人は便秘になったり、眠れなかったり、熱を出してしまったり・・・。
慣れない場所でもどうにか自宅のようにリラックスできたらどんなに楽かと思いますよね。

こんな時もプルースト効果を使えば、たとえ言葉が通じない異国の地でも、大切な仕事を明日に控えた出張先のホテルでも、上司の機嫌が悪い緊迫したオフィスでも「ほっ」と一瞬で自宅に帰ってきたかのようにリラックスすることができます。

フランキンセンスと石のお香
まず、毎晩自宅でアロマを炊いてみてください。
香りはあなたがリラックスできる好きな香りで構いません。
毎日同じ香りでも、自分がリラックスできるならそれで大丈夫ですし、気分に合わせてシトラス系・フローラル系・ウッド系など何種類かローテーションしてもいいでしょう。

そしていざ外出!(外泊)となったら、いつも炊いているアロマ精油を数滴ハンカチに垂らします。
多少シミがつく場合がありますので、汚れても大丈夫なハンカチを使ってくださいね。

香りを含ませたハンカチは、バッグの上の方に入れておくと開け閉めするごとにふんわり優しく香りますし、外泊で眠れない時などは枕元に置いておきましょう。
外出は常に緊張!という超インドアな私は「だめだ、ちょっと落ち着こう・・・」とハンカチを顔に当てるふりをして、さりげなく電車やカフェでアロマを嗅いでリラックスしています♪

アロマテラピーで前向きで元気な毎日を送ろう!!アロマテラピーで前向きで元気な毎日を送ろう!!
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著者:まつもとなみ

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1984年生まれ。
イラストとライティングのお仕事をしながらのんびり田舎暮らし。
料理好きの食いしん坊で「食」への深い興味から薬膳コーディネーターを取得。
8年間のエステティシャンの経験で学び、感じたことを生かして女性のキレイを応援し続けたいと思っています。







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