頭皮も病気になるのです。頭皮の病気あれこれ

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みなさんは頭皮にトラブルを抱えたことはありますか?
頭皮のトラブルとは言っても、様々な症状があります。

痒み、赤み、フケや湿疹…ちょっとした炎症なんかならまだいいですが、それが病気によるものだったら!大変です。
よく、頭皮にトラブルが起きた場合に、美容院で相談される方が見えます。

頭をかく女性
実際のところ、パッと見てそれがどういう症状かは分かりますが、わたし達はお医者さんではないので原因まではわかりません。
病気によっては施術出来ないものもありますし、知らずに施術した場合に責任は取れません。
なので、頭皮に違和感が出た場合は、まず皮膚科に相談する事が必要です。

まだ私がアシスタントをしている時のことですが、先輩がご来店くださった小学生の女の子の髪の毛を見るなりなんだか店がざわざわと慌ただしくなり、社長が女の子のお母さんに何やらを説明したと思ったら女の子は髪の毛を切らずに帰っていきました。
その後店は大騒ぎ。

使っていたものの消毒、着せたクロスや先輩が着ていたものは洗濯、店中掃除・・・
この事態に私はただただ茫然としてしまいましたが、その女の子は“しらみ”を患っていたのだそうです。

特にシラミがいたからといって施術してはいけないというような決まりはないと思います。
その時の状況までは把握していませんが、シラミは移るのでかなり注意しなければいけないとは聞きました。

見つけ次第駆除しなければいけませんし、病院へ行って薬を処方してもらわなければいけない病気です。
当時は洗髪不足などの髪の毛の不衛生が主な原因だと聞いた覚えがありますが、実際はそうではないようです。

よくプールで感染したというような話を聞くように集団生活をするうえでシラミ自体に触れる機会があれば感染してしまいます。
だからといってこれはシラミだと見極めることもなかなか難しいのですが、今日はそんな頭皮の病気についてのお話をしていこうと思います。

シラミ

シラミの卵は一見フケと見間違えるような白い小さな点がたくさん髪の毛に付着しているものです。
でもよく見ると一定の綺麗な卵型をしており、フケのような不規則な形ではない事で見極めが出来るはずです。

フケは軽く触るとパラパラと落ちるのに対し、シラミの卵は髪の毛にしっかりとくっついているので外そうとしてもなかなか簡単には外せません。

1週間ほどしてふ化すると、ダニに似た形に変化します。
2,3週間で脱皮を繰り返し成虫になるのです。

成虫になると1日に5.6個のペースで卵を産みます。
シラミは頭皮から血を吸って生きていきますので血を吸われて箇所が痒みを伴うようになってきます。

血を吸われることで皮膚炎を引き起こします。
また掻いてしまうことでバイ菌が侵入しできものが出来てしまったり、とびひのような症状が起こったりするといいます。
シラミは相当な速さで増えていきますので早急な処置が必要になってきます。

空気感染はありません。
虫自体飛ぶことも跳ねることもしませんので、シラミと接触するような物の共有や頭同士が接触するようなことがなければ感染はしないと言えます。

残念ながら日々予防するという事はなかなか出来ません。
もしシラミを発見した場合は速やかに病院へ行きましょう。

頭部白癬(しらくも)


使えるものがあれば探していただけると助かります。
最悪ナシでも大丈夫です。
乾燥した大量のフケと白っぽいカサカサのかさぶたに抜け毛がひどいという場合は白癬という病気かもしれません。
白癬は白癬菌という菌から感染し大量のフケや抜け毛が発生するという皮膚病です。

白癬菌はカビの一種で頭皮だけではなく人間の皮膚に寄生するものです。
白癬菌が足の指や爪に感染するとそれを水虫と呼ぶようです。

水虫と聞いてイメージできるかと思いますが、白癬菌は感染力が強い上、感染経路も様々です。
やはりたくさんの人と共有するスペース、銭湯やトイレなど、またスリッパやバスマットなど同じものを共有することによって容易に感染するのです。

特に頭皮に白癬菌が感染すると症状が重く、頭皮だけではなく髪の毛にも影響が及ぶので円形脱毛症から大量の抜け毛にまで発展するようです。

白癬は身体の他の部分にも広がっていきます。
そして自然完治は望めない病気ですから、白癬を疑うような症状がある場合はすぐに皮膚科へ受診してください。

予防としては日ごろから肌を清潔に保つという事が挙げられます。
カビの一種ですから湿ったところに発生しやすいので、濡れたままの髪の毛で就寝しない、枕カバーはこまめに取り替える、頭皮の風通しを良くする、水虫に感染したら早めに完治させるなどを注意してください。

乾癬(かんせん)


使えるものがあれば探していただけると助かります。
最悪ナシでも大丈夫です。
最近乾癬であることをモデルの道端アンジェリカさんが告白したことで、その名前を知った方もたくさんいるかと思います。

乾癬は皮膚に赤い紅斑が出来その上に乾燥したフケのような硬くなった皮膚がくっついているような状態でその皮膚がパラパラと落ちてしまうためにフケと間違われてしまうという症状を伴います。

乾癬になってしまう原因はまだ分かっていないようですが、体質やストレスなども関係しているのではないかという事も言われています。

一言で乾癬といってもその種類は様々で、ただ赤みを伴ってフケのような皮膚が落ちてしまうという症状から腫れや痛みを併発するもの、ひどいものになると発熱や倦怠感を伴い、入院による治療が必要な場合もあるといいます。

乾癬は完治が難しいとされる病気なのです。
体質は誰でも変化しやすいものですし、ストレスは誰もが抱えるものです。

なので誰でもこの乾癬にかからないという保証はありません。
体質を悪化させない、ストレスを抱え込まないという予防は出来ますので生活習慣を見直すという必要はあると思います。

禁煙をする女性
タバコやアルコールはもちろんのこと、脂っこい食事や高カロリーな食事は特に肌のターンオーバーを乱す原因になってしまいます。
また、頭皮を清潔に保つことと共に、乾燥させないシャンプー剤を選ぶこと、きちんと保湿などの頭皮ケアをするという事も大切です。

特に日ごろから乾燥肌だという方は注意が必要ですね。

脂漏性皮膚炎

頭皮が赤い、かゆい、という症状のなかで1番多いとされているのがこの脂漏性皮膚炎だと言われています。

脂漏性皮膚炎の大きな原因は皮脂の過剰分泌と共にカビが発生することによって起こるものでそれによって湿疹が出来、痒みに悩まされるのだといいます。

この脂漏性皮膚炎の大元となるカビは皮脂を食べて生息しながら脂肪酸という物質を作り出しています。
この脂肪酸というものが皮膚には刺激になってしまいます。
これも赤みと共にフケが発生します。

他には頭皮のベタつきや臭い、痒みなどが表れてくるのです。
これは日ごろの頭皮ケアによって十分予防できるものだと言えます。


皮脂の過剰分泌を防ぐ為に日ごろの食生活の見直しや、シャンプーのしすぎ、洗浄力の強いシャンプー剤を使わない、頭皮の保湿、紫外線などの刺激を避けるなど最低限の頭皮ケアを心がけていけば頭皮がトラブルを起こすことは回避できます。

過剰分泌を起こさないための頭皮ケアについてはいくつか記事も出ていますので是非参考にしてみてくださいね。

菌やカビを発生させない

いくつかの病気の原因は菌やカビだという事をご紹介しましたが、菌やカビは何もないところで発生するわけではありません。
サロンでも日ごろのケアからカビや菌の発生を懸念するようなケースが数多く見られることがあります。

特に女性は髪の毛が長く量も多いので湿気などの水分が飛びにくいという環境だという事が言えます。
髪の毛をしっかり乾かさないまま寝ている、朝髪の毛を洗って半分濡れた状態で髪の毛を縛る、帽子などを長時間被る、など湿気のあるまま放置するという状態は菌やカビの絶好の餌食となってしまいます。

髪の毛がカビや菌に犯されることによって皮脂という餌を求めて頭皮に住み着いてしまいます。
まずはしっかり髪の毛を乾かす、頭皮は毎日しっかり洗う、保湿を忘れないという事が1番大切です。
そのうえで毎日の食事、睡眠、運動と、肌に使うものをきちんと選ぶこと。

頭皮のケアについては通っている美容院の人に聞くのが1番早いですし、現在の頭皮の状態も含めて正しいケアや肌に合ったケア用品を教えてもらうのもいいですね。

仕事などで帽子やヘルメットを被るという方も結構お見えになりますが、外せる時間はなるべく風通しよくしてあげてください。
やはり密封した状態は頭皮環境を悪化させる原因となってしまいます。

仕事などでそういった状況を避けられない方は定期的にヘッドスパなどの毛穴ケアも合わせてすることをおすすめします。

頭皮はケアを忘れがち

頭皮というのはその全貌を髪の毛で覆われているので自分の頭皮を目で確認することはなかなか難しいですよね。
また、髪の毛があることから、髪の毛のケアはしても頭皮まではしていないという方はかなり多いと思います。
でも考えてみてほしいのは、頭皮は顔と繋がっているという事。

顔には必死でいい化粧品をつけるのになぜ頭皮には何もしないのか。
普通に考えれば不思議な話です。

膝からしたにはボディクリームをつけたのに、膝から上にはクリームはつけていないというのとまったく同じ事です。
顔とつながっているので顔用の化粧水でも十分対応できます。

化粧水ローションでスキンケアをする女性
毎日きちんと保湿をして乾燥を防いであげてください。
また、シャンプーはただゴシゴシ洗うというだけではなく、指の腹を使って気持ちの良い力加減でマッサージをしてください。
血行を良くすることで頭皮の環境も整います。

また、頭にはたくさんのツボが存在しますので肩こりや疲れなどの軽減からストレスの緩和まで期待できますのでいいこと尽くしではないでしょうか。

おわりに

黒板の前に立つ美しい女性
普段何も感じなければその存在すら忘れてしまいがちな頭皮。
ケアをしなかったり雑菌を招くような生活をしていれば病気になってしまうことも大いに考えられるのです。

頭皮が病気になってしまうとせっかく伸ばした大事な髪の毛にも影響が及びます。
髪の毛は女の命とも言われるほど見た目にも大きく関係するものなので、やはり頭皮からしっかりケアをしていってほしいなと強く思います。

健やかな頭皮から健やかな美しい髪の毛が育つのです。

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著者:joy

著者の記事一覧

ライターのjoyです。
美容歴17年目になる現役美容師です。
メイクの講師資格も持っています。
医療化粧品の仕事にも携わりながら美とは何かを日々追及しています。
プライベートでは心臓疾患、発達障害を抱えている小学生の息子と日々格闘中のシングルマザーです。
皆さんと一緒に子供の気持ちについても考えていけたらなと思っています。
家事、子育て、仕事を掛け持ちしている多くの女性が日々輝けるようお手伝いをさせてください。







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