目のまわりが急にピリピリ、乾燥する。そんな時に使える医薬品

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少し前までなんともなかったのに、気がつけば目もとが乾燥してピリピリするといった経験はありませんか?
すぐに皮膚科にいける状態ならばよいのですが、風邪で熱を出した時などと異なり、皮膚疾患は、仕事を休みにくいという場合もあるかと思います。
ただれがある場合や、酷く腫れている場合などは皮膚科受診を優先するべきですが、それ以外のちょっとしたトラブルの時に役立つドラックストアで購入できる薬と保護スキンケアアイテムをご紹介いたします。

1.皮膚トラブルは化粧品では治療できません。


いきなりですが・・・ かゆみなどを伴わない乾燥ならば潤いを与えればよいので、化粧品で対応できる範囲ですが、そのほかの皮膚トラブルが起こったとき、例えばニキビを治すや、かゆみや痛みを伴う乾燥を治療することは化粧品ではできません。
医薬品医薬機器等法(旧薬事法)で、医薬品に使われる治療成分を化粧品に配合する場合、治療にあたる量を配合することはできず、添加物程度にとどめることとされている為、化粧品では治療できないのです。
間違った認識として、薬用化粧品は医薬品と同等の効果があると思われる方も多いのですが薬用化粧品でも治療はできないので、肌トラブルがある時に無理にスキンケア化粧品を使い治そうとすることで、かえって重度のトラブルにつながることがあります。

2.季節の変わり目などに起こりやすい痒みの原因は?


肌のかゆみの発生原因は、肌バリア機能の低下が関係していると考えられます。
また以下のような要因も考えられます。

【1】夏の強い紫外線による蓄積ダメージ。
【2】保湿が充分に出来ておらず、肌を守るバリア機能を担うセラミドが不足。
【3】ダニの死骸などのハウスダストによるアレルギー症状。

このような原因によってバリア機能が低下した肌は、外部刺激を受けやすくなります。
かゆいからといってかきむしってしまうことで、さらに肌を傷つけ肌のバリア機能を壊してしまうことにつながるため、掻いたり、擦ったり刺激を与えないようにしましょう。

3.トラブル時のスキンケアは保護に徹しましょう。


肌トラブルが起こると新しい化粧品を試してしまう方もいらっしゃるかと思いますが、これはとても危険です。
冒頭でもお伝えしておりますように化粧品でかゆみなどを治療することはできません。
ですので、すぐに皮膚科に行くことが出来ない場合は、日々行なうスキンケアを保護ケアにしましょう。

意外と知られていない肌トラブルを悪化させる恐れのある成分

アロエは、肌に優しい万能薬などと呼ばれることが多いので、肌トラブル時は、いつもアロエ配合のものを使うというお話を友人から聞いたことがあるのですが・・・ 意外ですがアロエもアレルギーを引き起こす可能性のある植物エキスに分類されていますので気をつけましょう。

安全性が認められた成分は?

厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めた医薬品の規格基準書であり、100年あまりもの歴史ある『日本薬局方』をご存知でしょうか?
試験技術の向上に伴い改訂が重ねられている『日本薬局方』に収載されている安全性の高い成分として、精製水と白色ワセリンがあります。

白色ワセリン

日本薬局方 白色ワセリン

白色ワセリンは、石油由来の鉱物成分である為、危険であるという間違った知識が広がってしまっているのですが、医薬品の基準書である 『日本薬局方』では安全性が高いと認められた成分。

この白色ワセリンを塗布することで、肌の保護に役立ちます。
毎日化粧水や乳液を使っている場合、いつものスキンケアを行ないたくなりますが、これらの化粧品は、肌トラブルの際はピリッと刺激を感じることがあります。
特にエタノールが含まれたものは、かなり刺激となるのでそういったものは一旦使用をやめて洗顔後、白色ワセリンを薄く少しずつ塗り広げるようにしてみましょう。

皮膚科に直ぐにいけないときの応急処置なので、悪化するようならば出来るだけ早く皮膚科に行きましょう。
※白色ワセリンが合わない方もいらっしゃるかもしれません。
合わない場合は使用を避ける必要があります。

4.化粧品かぶれ、花粉・乾燥によるかゆみ、赤みには


炎症や痒みを和らげるステロイド性抗炎症成分ですが、皮膚の粘膜が萎縮したり、薄くなってしまう。
また細菌に感染しやすくなってしまうなどの副作用が起こる可能性がある為、長期間使用や広範囲に塗り広げて使わず、ピンポイントで使うなど注意点が多く気軽に使えるものではありません。

キュアレア

小林製薬 キュアレア

花粉や乾燥など、炎症に優しいクリーム。
非ステロイド性です。

こちらのキュアレアは、非ステロイド性医薬品というところがポイント。
目に入らないようにしなくてはならないものの、目頭、目尻、を除く顔全体に塗ることが出来るかゆみ止めです。
皮膚が薄いためトラブルが起こりやすい瞼にも塗布できる為、我が家の常備薬となっています。

【主な成分】

  • ウフェナマート
    非ステロイド性の抗炎症成分。からだの異常を知らせるサインである各部位で発生した痛みのシグナルを増幅させるプロスタグランジンの生成を抑えることで、抗炎症作用を示すと言われている成分。
  • ジフェンヒドラミン
    炎症やかゆみなどの免疫反応を起こすことで、体を守っている肥満細胞。
    ですがこの肥満細胞は、アレルギー症状の原因物質を放出する顆粒を溜め込んでいます。
    肥満細胞から吐き出されたヒスタミンの働きを抑えることで、かゆみの発生を抑えるジフェンヒドラミンは、抗ヒスタミン成分。
  • グリチルレチン酸
    比較的緩和な抗炎症作用を示すとされている生薬 甘草由来成分。

おわりに


季節の変わり目は、しまっていた寝具や洋服を出すシーズン。
夏のうちに知らず知らずに増殖したダニの死骸などによりアレルギーが出やすくなる時期でもありますので、こうした急なトラブルの時の応急処置方法として今回のコラムがお役に立てましたら幸いです。

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著者:コスメコンシェルジュLIZ

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コスメと猫が大好きなコスメコンシェルジュLIZ(リズ)です。
美容好きがこうじて、1期生としてコスメコンシェルジュ資格をはじめ漢方スタイリスト・サプリメントマイスター資格などを取得。
美容ライターとして活動しています。

『女性達の肌をきれいにしたい!』との思いから、化粧品だけではなくドラックストアで購入できるOTC医薬品の専門家を目指し、2017年に登録販売者試験を受験し合格しました。

Lierでは、美容・セルフメディケーションの増進に加え、キャットケアスペシャリスト/キャットシッターとしての知識を活かし『コラムを通して多方面からの幸せサポート』コラムをお届けいたします。

運営ブログ:コスメコンシェルジュLIZのWORLDコスメ図鑑etc...







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