世界に誇る日本のスーパーフードTOP5!!

アサイー、カムカム、マキベリーにチアシード、ココナッツオイル・・・
世界にはいろいろなスーパーフードと言われている栄養素が豊富に詰まった果実や食材があります。
海外で流行したものが日本に輸入されてきますね。
海外の栄養豊富なスーパーフードも魅力的ですが、日本にもそれに劣らないスーパーフードがあります。
輸入されたちょっとお高いものより、国産のお手頃なスーパーフードで自分磨きしてみませんか?
スーパーフードとは・・・?
スーパーフードと聞くと、なんだかすごい素材なんだろうなということはわかりますが、具体的にどんなものかというと、
- 低カロリーでありながら、
- 健康に良いとされる栄養分が突出して多い素材のことを指しています。
- 抗酸化作用の強いものや、
- 老化や生活習慣病の予防効果があるもの、
- がんのリスクを遠ざけるものなどの中で、
- 植物由来の食品を意味しています。
海外に誇る日本のスーパーフードその1:味噌
味噌汁飲んでいますか?
「味噌汁ほど栄養満点な食事はあるのか」、と思うほど実は優れたメニューです。
発酵食品は体にも良く栄養も豊富に含まれています。
そんな味噌には、
- タンパク質(エネルギーの元)
- ビタミンB群(B1・B2・B6・B12)
- ビタミンC(美白効果)
- ビタミンE(抗酸化作用、コレステロールのバランス調整)
- ナトリウム
- カルシウム(骨をつくる、精神の安定化)
- カリウム
- マグネシウム(エネルギー資源代謝を促進し疲労回復をサポート)
- リン
- 銅
- 鉄(貧血予防)
- 亜鉛(細胞の成長や増殖を促す)
- ヨウ素
- セレン(抗酸化作用、免疫力UP)
- クロム
- モリデブン
- 食物繊維(腸内環境を整える、便秘改善)
- 遊離リノール酸(美容効果)
が含まれています。
ミネラル分は味噌でほとんど摂取できます。
日本のスーパーフード「味噌」は、大豆を発酵させたものです。
発酵させるときにその20%~40%は旨み成分であるアミノ酸に変化したり、ビタミンやミネラルが生成されます。
発酵食品の良さは、消化が良いことです。
消化が良いので体の酵素を使わずに済み、体に負担をかけない体に優しいスーパーフードです。
さらに味噌には、遊離リノール酸にはメラニン色素の合成を抑える働きがあり、美容効果が期待できます。
味噌には他にもコレステロール値を下げる作用やアルコールを排出する作用などもあり、健康はもちろん美容や肥満対策、二日酔いにも効果があります。
選ぶときは原材料名に書かれているものができるだけ少ないもの、ちょっと高いものを選ぶのがポイントです。
海外に誇る日本のスーパーフードその2:海苔
「1日2枚で医者知らず」
海苔にはこんな言葉があることを知っていましたか?
海苔を2枚食べると1日に必要なビタミンA,ビタミンB1・B2を摂取することができます。
あんなに薄いのに栄養がぎゅっと詰まっていたんですね。
海苔の40%はタンパク質でできていて、海苔一枚で卵の1/5ほどのタンパク質を摂取できます。
海苔を食べると、
- タンパク質(海苔の約1/3を占めています。)
- 食物繊維(海苔の約1/3を占めています。)
- カルシウム(のり1枚で12mg)
- マグネシウム(エネルギー資源代謝を促進し疲労回復をサポート)
- 鉄分(0.4mg)
- 亜鉛(細胞の成長や増殖を促す)
- ヨウ素
- EPA(コレステロール値を下げる)
- ビタミンA(420IU 卵一個分相当)
- ビタミンB1、B2(疲労回復、皮膚の保護)
- ビタミンC(海苔の場合、熱に強く、長期保存がききます。)
- タウリン
といった栄養素が摂取できます。
関東では焼き海苔が一般的ですが、海苔の栄養素をそのまま摂取するには焼いていない方が良いです。
ミネラルバランスを整えるだけでなく、海苔の1/3は食物繊維なので腸内環境を整えることができ、EPAも多く含まれているのでコレステロール値を下げる働きも期待できます。
関西では、味付け海苔が一般的なので、食べやすく持ち歩いて空腹時に食べたり、巻き寿司やおにぎり、丼モノの盛り付けにいつもより多めに食べてみてはいかがですか?
海外に誇る日本のスーパーフードその3:大麦
大麦は昔、まだまだ白米が高価で少なかった時に食べられていました。
最近では、大麦の摂取量も減少し、雑穀米として食べるくらいでしょう。
今ではウイスキーや焼酎、麦茶の原材料として使用されていたり、味噌の原料として使用されていることが多いでしょう。
そんな大麦は白米よりも栄養素が優秀で優れた食材で食物繊維とビタミンが特に豊富です。
- タンパク質(エネルギーの元)
- カリウム(白米の約2倍)
- カルシウム(白米の約3倍)
- マグネシウム(エネルギー資源代謝を促進し疲労回復をサポート)
- リン
- 鉄(貧血予防)
- 亜鉛(細胞の成長や増殖を促す)
- ビタミンE(抗酸化作用、コレステロールのバランス調整)
- ビタミンB1・B2・B6(疲労回復、皮膚の保護)
- 食物繊維(白米の約19倍)
麦茶はカフェインも含まれておらず、胃を痛めないので暑い夏の季節にゴクゴク飲むことができます。
大麦を取り入れる方法は、麦茶や麦ご飯で摂取することです。
白米を麦ご飯にすれば、食物繊維が豊富なので便秘解消や、コレステロールを減少させる効果、肥満防止にもなります。
麦ご飯にすることで白米の量を減らすことができ、さらにやや固めに炊きあがるので噛む習慣がつき、少しの量で満腹になれます。
海外に誇る日本のスーパーフードその4:甘酒
「飲む点滴」と言われるほど、栄養価の高い甘酒。
米と米麹、そして水でつくられる甘酒もまた発酵食品のひとつです。
砂糖が入っていないのに甘いのは、麹に含まれているアミラーゼという酵素の働きにより米のでんぷんが分解されブドウ糖に変化するためです。
甘酒には
- 酵素(酵素の働きが弱まらないよう、加熱処理されていないものを選ぶ)
- 必須アミノ酸
- ビタミンB群(代謝を高める)
- コウジ酸(美白・美肌効果)
- 葉酸(貧血予防、妊婦さんにもオススメ)
- オリゴ糖(腸内環境を整える)
- 食物繊維(腸内環境を整える)
が含まれています。
甘酒の魅力は美容効果が高いことです。
酵素をはじめ、ビタミンB群は疲労回復効果や脂肪の代謝を促進したり、肌の活性化も期待でき、甘酒に使われる麹に含まれているコウジ酸にはメラニン色素の生成を抑制する効果も期待できるからです。
米麹から作られたものと、酒粕から作られたものがありますが、米麹から作られている方がノンアルコールで砂糖が入っておらず、コウジ菌が含まれているのでオススメです。
飲む習慣がない方はまずは朝、コップ一杯の甘酒からはじめてみてください。
便秘、滋養強壮、低カロリー(100g=81キロカロリー)、美白・美肌・美髪効果が得られる甘酒は女性に嬉しいスーパーフードと言えるでしょう。
海外に誇る日本のスーパーフードその5:緑茶
緑茶って初めて飲んだ時はなんて渋い、苦い味なんだろうと思いませんでしたか?
そんな緑茶も年を重ねていくほどにそのおいしさを実感できてきました。
「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」という言葉が鎌倉時代に残されていて、その当時、お茶は薬をして飲まれていました。
のちに、お茶の渋みであるタンニンに抗ガン作用があることがわかりました。
緑茶には脳内で新しい細胞を形成することを促進する働きや記憶力を維持する働き、集中力を高める効果、疲労回復効果など働き盛りの私たちに良い効果ばかり入っています。
緑茶には
- ビタミンA
- ビタミンB1・B2(疲労回復、美肌効果)
- ビタミンC(美白効果)
- ビタミンE(抗酸化作用、コレステロールのバランス調整)
- カテキン(抗酸化作用、脂肪吸収抑制効果)
- サポニン
- 葉酸(貧血予防、妊婦さんにもオススメ)
- カリウム
- マグネシウム(エネルギー資源代謝を促進し疲労回復をサポート)
- フッ素(虫歯予防)
- 亜鉛
- カルシウム
- クロロフィル(ガン予防、コレステロールの正常化)
- テアニン(リラックス効果、殺菌作用、虫歯予防)
- γーアミノ酪酸
- 食物繊維(腸内環境を整える)
- カフェイン(玉露の場合約80mg、煎茶の場合55mg)
- ポリフェノール
緑茶には数え切れないほどの効果があり、たとえば、脂肪燃焼効果、虫歯予防、二日酔い解消、美肌効果、アルツハイマー予防が挙げられます。
最近ではペットボトルに入った緑茶が一般的になりましたが、ペットボトルの緑茶と急須で淹れた緑茶とでは2倍~5倍ほど成分に差が出ることがわかりました。
お茶の栄養をしっかりと摂取するためにも急須で煎れる緑茶を楽しんでみてはいかがですか?
おわりに
日本のスーパーフード、どれも身近にあるものばかりですよね。
灯台下暗しとでも言うのでしょうか。
わたしたちはすぐに手に入るスーパーフードのことを忘れてついつい海外セレブのマネをしようとしてしまいます。
もちろん、海外にも素晴らしい栄養素を豊富に含んだスーパーフードがありますが、案外近くにあなたの体を変える日本のスーパーフードがあります。
海外では日本の昔からの食事「和食」ブームです。
今一度、私たちの誇る日本のスーパーフードに目を向けてみてはいかがでしょうか。
