極上の憩いの時間『紅茶の世界』の楽しみ方

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極上の憩いの時間『紅茶の世界』の楽しみ方

紅茶の香り、カップに注がれた時の美しい色、乙女心をくすぐるティーカップ♡
「紅茶の世界」は目に入るものすべてがエレガンスでゆったりと時間が流れています。
普段はティーバックで淹れたマグカップ紅茶しか飲まない人も、極上の憩いの時間をちょっとだけのぞいてみませんか?

紅茶のルーツ

ダイエット効果のあるお茶
紅茶の茶葉は、緑茶の茶葉を強く発酵させたもので、緑茶>ウーロン茶>紅茶といった風に、茶葉に種類はあるものの、もとをたどれば実は全て同じ「茶の樹」の葉っぱからできています。

今私たちが飲んでいる紅茶にもっとも近いお茶が誕生したのは18世紀ごろのこと。
今までは「薬」として健康や長寿を目的に飲まれてきたお茶が、初めて「カジュアルな飲み物」となりました。

きっかけはイギリスの王子チャールズ二世の元に嫁いできたポルトガルの王女キャサリンが、ある日中国から輸入したお茶に大量の砂糖を入れて飲んだことが始まりと言われています。
当時はお茶も砂糖もどちらも貴重なものでしたので、王女キャサリンのお茶の飲み方はとても贅沢なものでしたが、この飲み方はイギリス貴族たちの間でみるみる広まって行きました。

イギリスでお茶に砂糖を入れるスタイルが流行ったことや、また他の国でもより濃い風味のお茶が求めるようになり、お茶の製造業者が買い手の嗜好に合わせているうちに、ウーロン茶をさらにじっくり熟成発酵させた「紅茶」が誕生したと言われています。

茶葉の種類

ハーブティー
茶葉は茶の樹が育つ国の風土や発酵させる度合いなど、作られる国によって様々な個性とたくさんの種類が生まれます。
数ある紅茶の茶葉の中で「美味しい」と言われているのが世界三大紅茶と呼ばれる3種類です。

世界三大紅茶

  1. ダージリン
    ダージリンは紅茶の中でもっとも馴染みのあるものかと思います。
    原産地はインド北東部の「ダージリン地方」。
    果物のマスカットに例えられることもあるほどのクセのない爽やかな口当たりと、紅茶らしい芳醇な香りが特徴です。
    ダージリンはストレートティーで飲むのがおすすめです。
       
  2. ウバ
    ウバは紅茶の中でも色が濃く出る茶葉です。
    オレンジがかった赤色をしていて、またタンニンを多く含みますので強い渋みを感じます。
    花のようなふんわり甘い香りと、はっきりした茶葉の風味を楽しめるウバは濃いめのミルクティーに最適です。
       
  3. キーマン
    日本ではあまり馴染みのないキーマン(祁門)は、世界的には三本の指入る代表的な中国茶葉です。紅茶の中でも発酵度が高く、蘭に例えられるほど上品で甘い香りがするのが特徴です。
    緑茶より発酵度の高いほうじ茶などが甘みがあるように、発酵度の高いキーマンは渋みが少なく甘みが強いのが特徴です。
    ほんのりスモーキーなので多少好みが分かれるかもしれませんが、ストレートでもミルクティーでも両方いけちゃう紅茶です。

和紅茶って知ってる?

和紅茶というのは、日本で育った茶の樹から摘んだ茶葉を日本で発酵させて作った紅茶のこと。
いわゆる100%MADE IN JAPANな国産紅茶のことです。

世界三大紅茶がそれぞれ原産地によって紅茶の色の、渋み、香りに違いがあるように、日本で一から育てた茶の樹から作られた和紅茶もまた、渋みが少ない、日本茶のようなうま味がある、香りが甘い、紅茶ならではのくどさがないといった特徴があります。
また、和紅茶は製造後数年おいてからの方がずっと美味しくなるとも言われています。

茶葉のグレード

ティータイム 紅茶とお菓子
さて、みなさまは「オレンジ・ペコー」って聞いたことはありますでしょうか?
紅茶専門店での茶葉を買う時や、本格派な喫茶店のメニューでたまに見かけますが、ダージリン・OP(オレンジ・ペコー)みたいに茶葉の名前になにやら謎のおしゃれな単語がくっついていたりしますよね。
お恥ずかしながら筆者はオレンジ・ペコー=オレンジの香りのする茶葉?と勝手に勘違いしてました・・・。

茶葉に使われる部分と葉の大きさのこと

  • FOP(フラワリー・オレンジペコー)
    茶葉のやわらかく小さな芯芽の部分ことを言います。
    この部分が多く使われているほど高級な茶葉となります。
       
  • OP(オレンジ・ペコー)
    茶葉の一番大きなもの。
    一般的に1.7㎝ほどの針状のものを言います。
       
  • BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)
    オレンジ・ペコーを細かくカットして作った茶葉のことを言います。
       
  • BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス)
    ブロークン・オレンジペコーをさらに細かくしたものです。
       
  • D(ダスト)
    もっとも細かく粉状になった茶葉のこと。主にティーバックとして加工されます。

さらに・・・

  • F(ファイネスト)
    最上級の茶葉につけられるグレードです。
       
  • T(ティッピー)
    ゴールデンチップと呼ばれる芯芽がたくさん含まれるものを言います。
       
  • G(ゴールデン)
    金の産毛のついている茶葉のことを言います。

最高級グレードの茶葉の表記はこんな感じ

FTGFOP(ファイネスト・ティッピー・ゴールデン・オレンジ・ペコー)もはやなんのこっちゃですが、これは最も品質の良い柔らかなゴールデンチップ(金色の産毛の生えた芯芽)がたっぷり+オレンジ・ペコーがブレンドされた茶葉という意味です。

また、日本茶と同じく紅茶の茶葉も積まれた時期によってファーストフラッシュ(春摘み)セカンドフラッシュ(夏摘み)などがあります。
ファーストフラッシュは爽やかな風味、セカンドフラッシュは深みを感じる風味といった感じで、茶葉の摘まれる時期によってもお茶の風味の違いを楽しめます♪

世界のいろんな紅茶の飲み方


ホットティー、アイスティー、レンモンティー、ミルクティー、フルーツティー、チャイなどなど紅茶っていろんな飲み方がありますよね。
紅茶の飲み方にこんなにもバリエーションがあるのは日本ならではだそうで、世界ではわりと各国「うちの国の紅茶はこのスタイル!」と飲み方が決まっているんですよ。
普段私たちはなんとなく気分で飲み方を変えていますが、その飲み方は世界のいろんな国々の紅茶の飲み方を真似っこしたものなんです。

イギリス

紅茶といえばまずイギリスが思い浮かびますよね。
私たちが想像するイギリスでの紅茶の飲まれ方といえば、優雅なアフタヌーンティーなイメージがありますが、イギリスではティーポットに茶葉を入れて丁寧に淹れることはあまり一般的な飲み方ではないんです。
実際は便利なティーバッグで飲むことが主流なのだとか。
大きめのマグカップにティーバッグを入れてお湯をたっぷり注ぎ、ミルクティーで飲むのが一般的なんですよ。

インド

インドといえばそう、チャイです。
チャイは甘くてスパイスの効いたミルクティーで、日本でもすっかりお馴染みとなっていますよね。
ただ、本場インドのチャイは日本のチャイよりも数倍甘く、またインド人は1日に何杯もチャイを飲みます。
灼熱の太陽のもとで暮らすインドの人々にとって、お砂糖とスパイスたっぷりのチャイは糖分チャージとエネルギー代謝に必要な飲み物なんです。

ロシア

お次は極寒の地ロシアでの紅茶の飲み方です。ロシアではウォッカをたっぷり溶いた紅茶を甘いジャムを舐めながら飲みます。
日本のカフェでは「ロシアンティー」という名前で紅茶にジャムを入れたメニューがありますが、ロシアではこの飲み方が普通の紅茶の飲み方になります。
一年通して気温が低いロシアの人々にとって、紅茶は体を温めるのに欠かせない飲み物です。

チベット

世界最大の高原と言われる「チベット高原」では、なんと紅茶にバターを入れたバター茶として飲まれているんです。去年、日本で流行したバターコーヒーダイエットを覚えておりますでしょうか?
良質なバターは腹持ちがよく、またエネルギー源として必要な脂分をしっかり摂取することで代謝の良い体を作ります。
ヒマラヤ山脈の麓にあるチベットの国は寒さが厳しく、決して作物が豊かに育つ環境ではありません。インドと同じくチベットの人々もまた過酷な環境で生きていくために1日に何杯もバターを入れた紅茶を飲み、体温とスタミナを保っているんです。

アイルランド

世界地図でイギリスの左となりに位置する島国アイルランドは、実は世界で最も多く紅茶が飲まれている国です。
アイルランドってどこだっけ?と思う方も多いでしょうし、紅茶といえばイギリス!のイメージがつよいこともありますが、アイルランドの人々はマグカップにたっぷりのミルクティー(イギリスと同じスタイル)を一日に6杯も飲むのだそうです。
アイルランドの人々は常に紅茶とともに時間を過ごします。
学校では先生が紅茶の入ったマグカップを片手に授業をしたり、会社では仕事中はもちろん休憩時間にもマグカップたっぷりのミルクティーを飲みます。
日本でもペットボトルのミルクティーを持ち歩いていつでもどこでも飲むスタイルは、アイルランドに近いものがありますね♪

紅茶の世界の楽しみ方

紅茶を飲む女性
紅茶はどこの国でも毎日の憩いの時間のお供に欠かせない飲み物です。
紅茶の世界は紅茶そのものを味わうのはもちろん、素敵なティーカップで飲んでみたり、家族や友人とティーパーティをしてみたり、さらに紅茶の茶葉を使ったスイーツを作ってみたり・・・女性が心ときめく華やかな世界が広がっています。

紅茶専門店に行ってみる

紅茶の「味」や「香り」をもっと楽しみたい!という方はぜひ紅茶専門店デビューをおすすめします。
(茶葉から淹れたことなんてないよ・・・)なんて初心者さんでも最近の紅茶専門店にはティーバックの種類も充実していますのでご安心を。
また、茶葉から入れてみたいという時は、店員さんに聞けば喜んで美味しいれ方を教えてくれます。

おすすめ!

LUPICIA(ルピシア)

初めて紅茶専門店デビューするならLUPICIA(ルピシア)がオススメ。
だいたい駅ビルに入っているお店ですし、え?これ紅茶なの?と思うような珍しいフレーバーの茶葉ともたくさん出会えます。
何と言ってもお店のお姉さんがとにかく親切!
気軽に試飲もできちゃう素敵なお店です。

ティーカップを買ってみる

ティーカップで紅茶を飲むと、なぜあんなにもエレガンスな特別な気分になれるのでしょう?それは紅茶というものはお茶の色を目で見て楽しむ飲み物でもあるからです。
コーヒーカップが真っ白なものが多い中、ティーカップってどれも素敵な絵柄が描かれていますよね。紅茶は種類によって微妙にお茶の色が違い、その色の美しさをより楽しんでもらうためにティーカップの内側に花が描かれているんです。
また、紅茶は熱々で飲むよりも少し冷まして飲む方が風味をより楽しめることから、熱が冷めやすいようにティーカップの口は広くなっているんですよ♪

おすすめ!

ROYAL ALBERT(ロイヤルアルバート)

運命のティーカップがきっと見つかるおすすめブランドROYAL ALBERT(ロイヤルアルバート)はイギリスの陶器メーカーです。
伝統的な美しい花柄から、現代風の洗練されたデザインまで大人可愛い本物思考のカップに出会えるはずです♡

家族や友人とティーパーティー楽しむ

少し紅茶に詳しくなってきて、なかなか美味しく淹れられるようになってきた!
それならティーセットを用意して、家族や友人とともに楽しむ「ティーパーティー」はいかがでしょう?
ティーパーティーは不思議の国のアリスの代表的なシーンの一つにもあるように、親しい人たちを招いて紅茶とお菓子とおしゃべりを楽しむお茶会です。
用意するものは季節に合わせた色や柄のテーブルクロス、人数分のナプキン(ペーパーナプキンでもOK)、紅茶を淹れるティーポット、人数分のティーカップ、季節の果物やお菓子。
ホームパーティーに憧れるけどセッティングが苦手・・・という方でも、ティーパーティなら楽勝です!

紅茶スイーツを手作りしてみる

パンケーキ
茶葉の「香り」をもっと楽しみたい!というなら、思い切って茶葉を使ったスイーツ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
特にスイーツや料理に使うとより香りが引き出されると言われている茶葉が「アールグレイ」です。
ベルガモットで柑橘系の香りをつけられたアールグレイの茶葉を使ったクッキーやパウンドケーキは、口に入れた瞬間ふわりと香り高いアールグレイが口の中いっぱいに広がります。
作ってみたいけどスイーツなんて作ったことない、という方はまずホットケーキミックスに混ぜて焼くだけの紅茶パンケーキから挑戦してみてはいかがでしょう?

おすすめ!

北海道素材にこだわったホットケーキミックス

北海道素材にこだわったホットケーキミックス
北海道産小麦きたほなみ、北海道産バターミルクパウダー、北海道産てんさい糖3つの北海道素材から作られた、今までの森永ホットケーキミックスとは一味もふた味も違う商品です。
ふんわりとした厚みと、北海道素材ならではの弾力あるパンケーキをお楽しみいただけます。

紅茶を飲むと会話が盛り上がるのは気のせいじゃなかった!

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なんとなくですが、友人とお茶をするときに飲み物が紅茶だと話が盛り上がりやすい気がする・・・と個人的にずっと感じていました。
コーヒーや日本茶であってもしらけるというわけではないのですが、「話がはずむ」というと、やっぱり紅茶な気がしてなりません。
ちょっと気になったので調べてみると、紅茶を飲むと会話が盛り上がるのは本当なんだそうです。

検証したのは誰もが知っている有名な紅茶ブランド「リプトン」。
20代〜40代の男女(初対面、恋人、夫婦)の10組にコーヒー、緑茶、紅茶をそれぞれ飲んでもらい30分間会話してもらうという実験が行われました。
その結果、会話力を高める脳の前頭葉の働きがもっとも活性化させた飲み物は「紅茶」だったのだそうです。

前頭葉は脳の中で「理論的思考」を司る部分です。
この部分が活性化すると話の流れを順序よく組み立てることができたり、相手に興味を持たせる表現力や想像力が働くようになるのだそうです。

そして会話を盛り上げるのに一番大切なコミュニケーション能力にも大きな影響があったそう。
実験した10組中なんと8組、その内の初対面4組中3組が紅茶を飲んだ時が一番会話が弾んだという結果に・・・。
紅茶を飲みながら会話をした時は、他の飲み物の時よりもアイコンタクトや身を乗り出す時の姿勢、ジェスチャーの重なりや自分自身のエピソードを話すなど自己開示が目立ったとのこと。

普通は初対面の人と話す時って、相手と目を合わせたり、自分のことをさらけ出して話すのって勇気がいりますよね。
少しだけ苦手な人とでもリラックスして話したい時や、自己紹介をしなければならない時、相手に自分の話に興味を持ってもらえるように話したい時はせっかく飲むなら紅茶がいい!ってことになりますね。

本当に落ち着きたい時、恋しくなるのは紅茶の時間

部屋でくつろぐ女性
仕事で神経を使ったり、徹夜をしたり、ストレスを発散させたい!というときに、さっと飲みたくなるのはコーヒー。
それに対して、出先で急な大雨に降られて全身ずぶ濡れ!そんな心が折れそうなとき、恋しくなるのはお気に入りのティーカップにゆっくり注いだ紅茶とスイーツ、あとはDVDでお気に入りの映画でも流しながら・・・なんて思い浮かべただけで「よし!さっさと帰ろう!」と立ち直れるものです。

そういえば大人になってから趣味がなくなっちゃったな〜なんて方は、「紅茶の時間」という新しい世界を少しのぞいてみてはいかがでしょうか?
可愛い花柄とか、スイーツとか自分はそんな柄じゃないと思う方もいるかも知れませんが、紅茶の世界は味、香り、色、陶器の肌触り、季節感、その全てが関わっていて感性豊かな女性だから楽しめる世界です。
外に出たくない憂鬱な気分の時も、テーブルの上にティーポットとカップを用意すれば、あっという間に素敵なティータイムの始まりです♪

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著者:まつもとなみ

著者の記事一覧

1984年生まれ。
神奈川県の田舎町にてリラクゼーション&エステ「Holistic Spa LUCIA」を経営。
楽しむことを一番に、ゆったりマイペースにやってます。
また「食」への深い興味から薬膳コーディネーターを取得。
日々学び、感じたことを生かして女性のキレイを応援し続けたいと思っています。







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