少し油断するとすぐ日焼けしてしまう・・・。
そのくせ焼けるともう戻らない!!
昔は真っ黒になってもいつの間にか戻って、気にもならなかったのに。
年をとるとなぜ日焼けが元に戻らないのか?
メカニズムを知って、効果的なケアで元の肌色を取り戻しましょう♪
日に焼けて肌が黒くなる仕組み
紫外線を浴びると、情報伝達物質が作られて基底層(表皮と真皮の境目)にあるメラノサイトに届きます。
するとメラノサイトは黒色メラニンを作り出します。
メラニン色素には肌色と黒色の2種類がありますが、この黒色メラニンこそが日焼けで肌が黒くなる原因。
なぜわざわざ黒い色素を作る必要があるのでしょうか。
強い紫外線がお肌の奥、つまり真皮まで到達すると、お肌を支えているコラーゲンやエラスチンといった成分を壊してしまったり、細胞の遺伝子に傷をつけてしまったりします。
そんな紫外線は黒色に吸収されてしまう性質を持っているので、お肌を黒くすることによって表面がバリアを張った状態に!
お肌の表面で黒色メラニンに紫外線が吸収されるようになると、内側まで入り込みにくくなり強い紫外線からのダメージを食い止めることができるのです。
年齢を重ねると日焼けが元に戻らないワケ
通常、黒色メラニンを多く含む細胞はある程度の期間が経つと、だんだんはがれ落ちていきます。
なぜならお肌(表皮)は細胞分裂によって常に新しい細胞が作られ、絶えず生まれ変わっているからです。
このことをお肌の新陳代謝=ターンオーバーと言い、28日でサイクルしています。
つまり約4週間で元の肌色に戻る・・・はずですが、年齢とともになかなか元に戻らないことを実感している人も多いことでしょう。
子どもの頃は真夏に外で遊びまわって驚くほど真っ黒に日焼けしても、冬を迎える頃にはすっかり元の肌色に戻っていたのに、いったいなぜ?
理由1.ターンオーバーの乱れによる表皮活性の弱まり
年齢を重ねると血行が悪くなったり、お肌の水分や油分のバランスが崩れがちになったりしますよね。
血行が滞ると栄養や酸素がお肌の細胞のすみずみまで行き届きません。
栄養や酸素が足りなければ新しい細胞が生み出されにくくなり、ターンオーバーに遅れが生じてしまいます。
また水分と油分のバランスが悪いと、お肌のうるおいや健康を守る皮脂膜がうまく形成されず、本来はがれ落ちるべき古い角層がたまりやすくなります。
角層が必要以上に分厚くなってしまうことで新しい細胞がなかなか上がってこれず、結果ターンオーバーのサイクルが遅くなるのです。
このように加齢でターンオーバーのサイクルが乱れることをきっかけに、表皮全体の活性、いわゆるお肌本来の力が弱まります。
表皮活性が弱まった状態のお肌は黒色メラニンの沈着を起こしやすい上、依然としてターンオーバーがスムーズでないので、なかなか黒色メラニンが排出されず肌色が元に戻りづらいのです。
理由2.黒色メラニンの蓄積&肌色メラニンの減少
「シミ・そばかす予備軍」って聞いたことありませんか?
今はお肌の下に隠れていて目に見えないけれど、将来シミやそばかすとなって現れる可能性のある黒色メラニンのかたまりのことです。
このことから、日焼けから一見元に戻っても、お肌が完全に元の状態に戻るわけではないことがわかります。
日焼けで増えた黒色メラニンはほとんどが排出されていきますが、実は毎回一部がお肌の内部に取り残されています。
そうして黒色メラニンは年齢を重ねるごとに蓄積されていき、徐々にお肌の表面に現れて日焼けが元に戻らないかのような浅黒さを出しているのです。
さて、冒頭でメラニン色素には黒色メラニンのほかに肌色メラニンもあることを少しお伝えしました。
黒色メラニンが色白の敵だとすると、肌色メラニンは色白の味方!
肌色メラニンはお肌に白さや明るさ、透明感をもたらします。
しかし悲しいことに肌色メラニンは加齢によって減少してしまいます。
黒色メラニンの蓄積だけでなく肌色メラニンの減少も、元の肌色に戻りにくくなったり、くすみやすくなったりする理由なのです。
色黒のままはイヤ!元に戻すための対策・できることは?
血行を良くしてターンオーバーを促す
日焼けが元に戻らない大きな原因は、やはり加齢によるターンオーバーの乱れ。
ターンオーバーは特に血行を促進することによって改善が見込めます。
毎日のスキンケアで保湿をする際にクリームを多めに取って、手でお肌を温めるようにしながら軽くマッサージしましょう。
手とお肌の間に常にクリームがある状態で、すべらせつつなじませるようにして手を動かすのがコツ。
顔の皮膚は薄くて敏感なので、マッサージにしては物足りないくらいの力加減がちょうど良いでしょう。
お肌を強くこすりすぎることも黒色メラニンが生成される原因になるので、あくまでやさしくを心がけてくださいね♪
マッサージ後、もったいないからと余ったクリームを無理になじませることはせず、油分過多にならないようティッシュオフします。
ターンオーバーをスムーズにするためには水分と油分のバランスも大切なので、最後のティッシュオフも丁寧に行いましょう。
メラノサイト・黒色メラニンにスポットを当てた美白ケアを行う
元の色白に戻すためには今以上に日焼けしないことはもちろん、プラスアルファとして毎日のスキンケアに美白ケアを組み込むことをおすすめします。
まずはターンオーバーを正常にすることが第一ですが、それだけでたまりにたまった黒色メラニンを排出するのは難しいもの。
本気で美白を取り戻すなら、メラノサイトや黒色メラニンに直接働きかけるスキンケアをうまく活用するのがかしこい方法です♪
筆者おすすめの、表皮活性を生かした美白ケアはこちら。
ポーラの「ホワイトショット SX」は従来までの黒色メラニンの生成抑制に加えて、お肌本来が持っているというセルフクリア機能に着目して開発されたクリームタイプの美白美容液です。
セルフクリア機能とは、黒色メラニンのかたまりを表皮細胞自らが分解・消化する力を指すのだそう。
そんなセルフクリア機能をサポートするために、ビワの葉から取り出した成分をポーラがオリジナルに配合しています。
また、「ホワイトショット SX」はお肌への密着性が高く、お肌に元々ある皮脂膜のように化粧膜を形成することも特長。
ルシノール(R)EXやビタミンC誘導体などの美白有効成分が、化粧膜からメラノサイトまで効率よく届くポーラ独自の処方となっています。
思いっきり顔全体に使いたい!という人には「ホワイトショット CX」をおすすめします。
こちらは全顔用として特にくすみに対応した植物エキスを配合。
液状の美白美容液なので、これからの暑い季節にもぴったりですね♪
「ホワイトショット SX」と同じくセルフクリア機能に着目した設計で最新の美白ケアが叶います。
率先してビタミンCを摂取する
体の外側からだけでなく内側からも、ダブルでケアすることが重要。
黒色メラニンを還元・抑制する作用があるビタミンCをすすんで摂取しましょう!
1日に100mgは必要と言われているので、できれば100mgよりは多めに摂取したいところですね。
ビタミンCが特に多く含まれる、取り入れやすい食品には、
・赤・黄・緑ピーマン
・ゴーヤ
・ブロッコリー
・モロヘイヤ
・キウイ
・イチゴ
などがあります。
ビタミンCは野菜や果物に多いので、それらをたくさん食べることを意識しておくとベター。
ちなみにビタミンCは水溶性の成分であり、2~3時間で体外へ出されてしまうので体内に備蓄できません。
そのため一気に摂ろうとせず、毎日3食に分けて摂ることがポイントです。
おわりに
いかがでしたか?
日焼けを早く元に戻すカギはターンオーバーにあります。
お肌の新陳代謝を高めながら、蓄積してしまっている黒色メラニンをつぶしていくこと、それが元の色白に戻す方法です。
年をとっても日焼けは元に戻ります!
毎日の細やかなケアで元の肌色を超えて、年齢を感じさせないような透明感あるお肌を目指しましょう♡