春から夏に向けの紫外線量は一年で最も多いと言われます。
そのため、その季節だけ美白ケアをする人もいますが、徐々に美白ケアに対する知識も多くなり、美白ケアは一年中している人が増えたのではないでしょうか?
それなのに、肌が白くならないと感じていませんか?
美白化粧品を使っているのに、期待するような美白効果が得られない。
そんなあなたに伝えたい正しい美白化粧品にの使い方をご紹介します。
日本人の美白に対する憧れ
日本人女性は、特に”白肌”に対しての憧れが強いと言われています。
「色白は七難を隠す」ということもあるかもしれません。
ちなみに、海外では(ヨーロッパ圏)美白化粧品は日本人用にと免税店などでは見かけるものの、町のドラックストアやデパート、化粧品店では取扱そのものがありません。
色白よりも小麦色の方がステータスがあるようです。
国が違えば、美しいに対する価値観も違います。
とはいっても、ここは日本。
やはり、肌が白い人をみると振り返ってみちゃうほどうらやましくなります。
特に、紫外線量が増える春先から秋ごろにかけては美白化粧品が最も売れる時期です。
2、3人にひとりは美白化粧品を使っているほど、”美白”ケアは当たり前になっています。
美白ケアしているのに、効果はイマイチ?
美白ケアをしている人にアンケートをとったところ、「美白ケアをしているのに効果が感じられない」と答えた人は、85.6%。
10人中8人は効果がないと感じているということです。
こんなにも美白効果が得られていないとは驚きました。
さらに、「手入れしても無駄な気がする」と答えた人が68%。
効果を感じられないだけでなく、意味がないんじゃないかと感じている人が半数以上もいます。
美白ケアを行っているあなたは、いかがですか?
きちんと効果を実感できていますか?
美白ケアが功をなさない理由
美白ケアが功をなさない理由
①美白ケアの前にするべきスキンケアがあるから
「肌を明るくしたいから美白ケアアイテムをつかう。」
→これは間違ってはいません。
「シミができたから美白ケアアイテムをつかう。」
→これも間違ってはいません。
多くの人が上の2つの理由から美白ケアを始めているのではないでしょうか?
”美白ケア”とは、肌を白く美しくするということですが、そのためには肌のベース(肌の潤い力)を整える必要があることを知っている人は、あまりいません。
どういうことかというと、家がボロボロで建て替える必要があるのに、それを無視して増築するような状態です。
何事も基礎が大事なようにベースが悪くなっているところにいくらオプションをつけても思うような効果は得られません。
美白ケアが功をなさない理由は、もしかすると、そこにあるのかもしれません。
一度、あなたの肌をよく鏡でみてみましょう。
肌は乾燥していませんか?
テカリや肌のベタつきが気になりませんか?
肌はなめらかですか?
それともごわつきやざらつきを感じますか?
美白ケアが功をなさないのは、美白ケアの前にするべきスキンケアがあるからかもしれません。
美白ケアが功をなさない理由
②予防美白と漂白美白は違うから
今使っている美白ケアアイテムの効果が感じられないという場合、肌の潤い力が整っていないと言う理由以外にもう一つ別の理由が考えられます。
美白ケアアイテムには主に2つのアプローチ方法があることをご存知ですか?
一つは、”予防美白”です。
これは、これから肌表面に現れるシミやくすみを予防するものです。
多くの美白化粧品は、この予防美白化粧品のため、肌表面にあるシミに対しては効果がほとんど得られません。
その場合は、”漂白美白”化粧品を使ってみてください。
漂白美白とは、肌表面にあるシミに対して働きかけ、シミを薄くする効果が期待できます。
一言で”美白化粧品”といっても、今使っているのが予防美白化粧品なのか、漂白美白化粧品なのかによって期待できる効果が違うことを知っておきましょう。
そうすれば、悩みや期待する効果に応じて必要な美白化粧品を的確に選ぶことができます。
ホワイトショットCX
ポーラ ホワイトショット CX
肌(角層)の「セルフクリア機能」に着目した美白美容液です。
すでにできてしまったシミの排出をサポートしてくれるため、シミやくすみの予防と同時に漂白美白効果が期待できます。
➡口コミを見に行く
ホワイトショット SX
ポーラ ホワイトショット SX
とくに気になる部分に使うスポット美白美容液です。
ホワイトショットCX同様に、肌の「セルフクリア機能」に着目しており、すでにできてしまったシミの排出をサポートしてくれます。
ポーラオリジナル美容成分「m-シューター」(クロレラ、カッコン、アロエから抽出した複合エキス)と「クリアノール」(アーティチョーク、ユズから抽出した複合成分)配合。
➡口コミを見に行く
ただ、漂白美白に関しては、まだまだ化粧品や医薬部外品として配合されているもの(ハイドロキノンやビタミンなど)が少ないため、美容皮膚科などで医師の元で処方される”医薬品”に分類される成分に頼った方が効率よく美白できることもあります。
美白効果はどれくらいで感じられるもの?
美白効果を感じるまでにどれくらいの期間が必要か。
それはその人の肌状態により一人一人違うため、断言はできないものの、化粧品で美白効果を期待するなら少なくとも1.5~3ヶ月は同じものを使用してみることが一つの目安です。
1.5~3ヶ月という期間は、肌のターンオーバーの期間により変わりますが、現代女性の場合そのほとんどが乾燥に悩んでいます。
肌の乾燥が気になっているときは、肌細胞の入れ替わりがスムーズに行われていません。
通常健康な肌の場合、ターンオーバーは約28日周期で行われますが、加齢や乾燥、ストレスなどの要因が重なるとその周期は遅くなり、1.5ヶ月以上かかることもあります。
美白効果を感じるためには、肌のターンオーバーが正常なサイクルに近づけることが必要です。
そのため、短期間で美白効果を感じるのは、肌の潤いが十分にある状態でなければ難しいでしょう。
せめて、同じ化粧品を1~2本使い切ってから継続するか、効果が感じられるかを判断しましょう。
目指せターンオーバー28日周期!
美白効果をより早く感じたい場合は、美白ケア化粧品を使うよりもまずは高保湿化粧品を使うことをオススメします。
なぜなら、肌の潤いがあってこそ、美白成分が正常に機能しだすからです。
肌細胞の分裂は、真皮層と角層の境目で行われます。
細胞分裂によりできた新しい細胞は、栄養をぐんぐん吸収し、肌の奥から表面の古い細胞を押し出すように成長していきます。
肌細胞の栄養は、皮膚からと体に摂取した栄養を血液を通って運ばれます。
皮膚からの十分な栄養(ここでは潤い)がないと、細胞はカスカスになってしまうのが想像できるかと思います。
栄養不足の細胞は十分に育つことができないため、古い細胞を外に押し出す力が足りなくなります。
そのため、肌細胞の入れ替わりが滞ります。
そんな状態の中、本来保湿成分が欲しいのに美白成分が入ってきても、保湿成分にはかなわないため、細胞の入れ替わりのリズムは遅いまま=美白効果を感じにくくなるのです。
美白成分が効かないのは、肌の潤い不足によるターンオーバーのサイクルが遅くなっているからです。
美白効果を感じたいときは、美白ケアよりも保湿ケアを優先して、細胞を元気にしてあげましょう。
ホワイティシモ 薬用ローション ホワイト
ポーラ ホワイティシモ 薬用ローション ホワイト
ホワイティシモはポーラの保湿ケアブランドで、こちらは保湿しながら美白ケアができる高保湿薬用美白化粧水です。
肌の透明感の鍵をにぎる角層に着目し、乾燥してゴワついたお肌を潤いで満たしなめらかに整えて明るくしてくれます。
食べ物からもターンオーバー28日周期を目指すことができます。
そのためには、アミノ酸の摂取を心がけることが大切です。
肌の細胞は多くのアミノ酸を含み、それが潤い成分にもなります。
肌の細胞は食べ物からも作られるため、アミノ酸を含むタンパク質を摂取することがカギとなります。
大豆など豆類から摂れる植物性タンパク質、脂身の少ないささみや卵の卵白に多く含まれる動物性タンパク質の両方を偏ることなくバランス良く摂取しましょう。
アミノ酸だけでなく、ビタミンやミネラルもバランス良く抜かりなく摂取することが大切です。「キレイはバランスのよさでつくられる」ということをしっかり頭に叩き込み、食事をとりましょう。
おわりに
いかがでしたか?
美白化粧品を使えば、美白できると思っていた方もいるかもしれません。
しかし、本当に美白効果を実感したいならまずは肌のベースを整えてあげることから始めるのです。
乾燥や肌の調子がイマイチと感じているときに美白化粧品を使用しても思うように効果は得られないでしょう。
そんなときは、保湿効果の高い化粧品にチェンジしてみましょう。
もしくは、保湿+美白効果のある化粧品にするといいでしょう。
スキンケアの基本は、保湿です。保湿なくして美白効果はないと心得ておきましょう。