流行のダイエットにことごとく失敗するのは基本を理解していないから
毎年色々なダイエットが流行しますよね。
「これなら私も痩せられるかも!」と始めてみたのはいいけれど、ほとんど効果を得られず挫折。
そんな失敗を繰り返している人はいませんか?
話題になるものの多くは、「○○するだけで痩せる!」という手軽さをアピールしたダイエット方法です。
飲むだけで脂肪吸収を抑えるサプリメントやお茶、椅子に座っている時足をとじて揃えるだけのエクササイズ…。
これらは確かに効果があります。
しかし、これらのお手軽ダイエットが通用するのは、正しく基本的な食事がきちんととれている人です。
いくらサプリメントを飲んでも毎日ラーメンや牛丼ばかり食べて暴飲暴食していては太ります。
いくらエクササイズをしても、お肉やお魚を食べなければタンパク質不足で筋肉がつかず痩せません。
本気で痩せるには、運動、食事、生活習慣、この3つの基本をしっかり押さえるに尽きます。
とくに食事の仕方は、痩せるか太るか、運命の分かれ道の要です。
炭水化物を食べなければ痩せる、野菜をたくさん食べれば痩せる、このような極端な食事方法は間違っています。
本気で痩せようと思うなら、
- 脂肪を燃やすにはどんな栄養が必要なのか、
- ダイエットの補助となる働きをする食材は何か
- 適量で満足感を得るにはどうすればいいのか
痩せる食事について改めて考え直してみましょう。
痩せるための正しい食事の仕方
①摂取カロリー<消費カロリー
まず、痩せるために必要な食事は、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにすることです。
人は、体系や生活仕様によって1日に消費できるカロリーが大体決まっています。
この消費できるカロリーを、食事によって摂取するカロリーが上回ると脂肪として体内に蓄えられてしまうので太ってしまいます。
「そんな当たり前のことを今更言われても…。」
と思うかもしれませんが、この真実を理解できていない人は結構多いと思います。
理解が出来ていないからこそ、食前にサプリメントを飲めば太らない、トマトやバナナをいっぱい食べれば痩せるなんていうお手軽ダイエットが人気なのです。
確かにサプリメントやトマトはダイエットに効果的です。
しかし、これらはあくまで消化をスムーズにしたり、エネルギー吸収を緩やかにしたりと言った補助でしかありません。
脂肪燃焼効果のあるトマトを食べていても、後にご飯を山盛り300グラム食べれば、体重は300グラム増えるんですよ。
300グラム食べたのに100グラムしか体重が増えないということはあり得ないんです。
ちょっと端的過ぎる説明ですが、要するに食べるだけで痩せるなんていう都合の良い話はありません。
食べた分だけ太るのだということです。
ですから、消費できる分以上は食べないこと、食べて増えた分をいかに効率的に消費していくかが痩せるためのポイントです。
まず、自分が1日にどのくらいカロリーを消費しているのか、何カロリーまでは食べてOKなのかを調べてみてください。
②食べなきゃ痩せない!
よし、なら摂取カロリーを少なくするために食べなければ良いんだ!と思いますよね。
確かに食べなければ徐々に痩せるのは当たり前ですが、でも食べたいのに食べないというのはストレスが溜まりますよね。
「食べたい」という欲求が簡単に抑えられれば誰もダイエットに失敗なんてしません。
我慢の反動で過食してリバウンドする原因になります。
リバウンドついてはこちらを参考にしてください。
そこで、カロリーが低いものをお腹いっぱい食べればいいんだ!と考えますよね。
例えばコンニャクやキャベツばかり満腹になるまで貪り食べてみたり…。
しかし、これでは効率よく痩せることが出来ない上に、リバウンドの原因に成ります。
実は、脂肪を燃焼させるにもエネルギーとなる栄養が必要です。
ただ闇雲にローカロリーの食事をするだけでは脂肪が燃える効率を悪くし、思うようにダイエット効果を得ることが出来ません。
また、1日の摂取カロリーが基礎代謝(運動などを除いた生命維持に必要な1日の消費エネルギー)を下回ると、人の体は生命維持のために省エネモードに入ります。
代謝が落ち、燃費が良すぎる状態になるわけですから、いくら食欲を我慢してもなかなか痩せなくなります。
効率よく、リバウンドしない体になるためには、摂取カロリーを、基礎代謝以上消費カロリー以内に抑えつつ、バランスよく栄養を摂ることです。
多くの食材を取り入れるためにも、なるべく自炊をするようにしましょう。
痩せる為に必要な栄養については後程紹介します。
③ダイエット食の落とし穴 噛み応えのない冷たいものは続かない
栄養バランスが大切なことは重々承知しているが、毎日忙しくてスーパーにも行かれないし、自炊する時間が無い。
そんな人も多いはず。
そんな多忙な人の助っ人となってくれるのがダイエット食品。
栄養バランスを考えつつ、太りにくい処方になっているミラクル食品ですよね。
最近は、ダイエット食品を通常の食事の代わりに食べる、置き換えダイエットが人気です。
置き換えダイエットは、栄養をとりつつカロリーを抑えるだけでなく、食べ過ぎに慣れた胃を正常に戻したり、身体の老廃物の排出を促すなどの効果もあり、ダイエットに大変効果的です。
しかし、この置き換えダイエットも挫折したり、失敗してリバウンドした経験がある人が沢山いるはず。
ダイエット食品に多いのがドロドロの冷たいスムージーやゼリー、歯ごたえの無いスープなど。
ダイエットの常識ですが、満腹中枢を刺激するには「噛む」ことがとっても大切なんです。
スムージーやスープでお腹が膨れても、噛まないと満足感が得られす、どうしても物足りない…という気分になってしまいます。
また、冷たいものは暖かいものに比べ満腹感を得にくいのです。
生野菜だけではなんとなく物足りないけど、温野菜なら満足できるという人もいるのでは?
冷たいものは内臓を冷やすので、代謝も落ちてしまいます。
このように、ダイエット食品を選ぶときは、歯ごたえがあり、温かいものを選ぶことがポイントです。
これは、ダイエット食品に限らず、通常の食事にも言えることです。
また、ダイエット食品を食べているからと言って、上記①②で説明した基本的なことを忘れてはいけません。
ダイエット食品を食べない時も、バランスよく、栄養とカロリーを考えた食事をしてください。
昼置き換えしたからといって、寝る前にポテチとコーラを食べたら無意味です。
おすすめのダイエット食品
▲日清食品 カミングダイエット 噛むスープダイエット
あたたかく、噛み応えがあり、美味しい。
全ての条件をクリアしたダイエット食品です。
カミングダイエット100円モニター体験談
100円モニターでカミングダイエットのスープを食べてみました。
商品は、こんな袋で届き、中には2食入っていました♪
私はコーンポタージュとサンラータン味が届きました。
よくあるインスタントスープみたいなのを想像してたので、初めて開けた時、一袋が単行本よりも大きなサイズでビックリしました(笑)
100円で2食も入っていてお得なので、挑戦してみたい人はモニターから試すのがおすすめだと思います。
さすが日清食品、普通に美味しいスープです。
写真はコーンポタージュ味(振るったパセリは自前)。
大き目のコーンがたくさん入っていています。
生のトマトだけは大好きでやめられないので一緒に食べます♪
甘いものがそこまで好きじゃない私は、お菓子やスイーツみたいなダイエット食品は続かないので、こういう塩味系のスープは嬉しいです♪
噛み応えを出す為に「カミングシート」という固形の具が入っています。
ネット上で見た口コミでは、カミングシートが不味いという声が多かったので、ダメかなぁ~と思いましたが、私は平気でした。
触感は固めのコンニャクのような、モチモチしたラザニアのような感じで結構美味しいです。
スープパスタを食べている感じかな?
1食分の量が多く、お味噌汁の器に2杯弱くらいあるので結構お腹にたまります。
お試しは100円と安いですし、おすすめです♪
④食べたいものは我慢せず少量食べる
ダイエットが失敗する原因の一つは、食欲が我慢出来ないことです。
食欲を抑える方法は色々ありますが、一番効果的なことは我慢をせず食べてしまう事だと思います。
「食べたら太るから我慢してるのに、矛盾している!」と思われますよね。
しかし、食べることは余計な食欲を抑えることに繋がるんです。
人は本当に食べたいものを食べるまで脳が満足しないんです。
ただ単に好物だからという理由もあるでしょうが、不足している栄養を補おうと脳が信号を発しているせいでもあります。
脳からの指令を無視することは、並大抵のことではありません。
ですから、痩せる為にも好きなものは我慢せず食べましょう。
ケーキ、ポテトチップス、唐揚げにフライドポテト…これら太りやすいものも食べてOK。
我慢し続けて結局後から何かを摘まみ摘まみしカロリーオーバーになるよりマシです。
ただ、量はほんの少しにしておきます。
食後にケーキを食べたいな…と思ったら、あらかじめお皿に一口分だけ切り分けて用意しておきます。
そして、その用意した分以上は食べないようにするのです。
ポテトチップスが食べたくなったら、袋を抱えず、お皿に3~5枚程度用意し、残りはしまいます。
満足するまで食べるのではなく、用意した分で満足するようにするのです。
③にも関連しますが、ダイエット食品が美味しくて、1食丸っと置き換えるのが苦でないならば構いません。
しかし、どうしてもご飯が食べたい、唐揚げが食べたいと思ったら、ダイエット食品+から揚げ1つなど、欲求を満たしつつ我慢をするのがダイエット食品を続ける秘訣です。
あまりストイックにならず、週の半分だけ置き換えるなどゆるく行うようにしてみてください。
食べちゃダメなんだ!という思い込みを取り去り、自分の決めた量で満足する習慣をつければ、適度な食事量で満足できるようになってきます。
我慢と欲求を上手く釣り合わせ、痩せる脳を作っていきましょう。
痩せる為に必要な食事
どんな栄養素が、痩せる為にどんな働きをしているのかをご紹介します。
まず、見た目に引き締まったボディと、リバウンド防止に不可欠な筋肉をつくるためには、タンパク質が必要です。
タンパク質は、主に肉・魚、乳製品、卵や豆類などに多く含まれています。
そして、これらタンパク質を筋肉に変えてくれるのが野菜・果物に豊富なビタミンです。
コレステロールが気になるお肉も、糖質が気になるフルーツも、痩せる為には必要です。
ダイエット中タンパク質が不足すると、どんどん筋肉量が落ちてしまいますので、肉や魚は少し大目に摂っても問題ありません。
大豆製品は太りにくいだけでなく、美容にも一躍買ってくれるので積極的に摂ってください。
脂肪の元となる炭水化物(糖質)は、体を動かす為のエネルギーとなります。
極端に炭水化物を制限すると、エネルギー不足で体がだるくなり、脳の回転も鈍り代謝がダウンします。
朝ごはんを食べない子供は成績が悪いなんて話を聞いたことありませんか?
ダイエットに必要な運動をするためにも、脳を働かせるためにも炭水化物は必要不可欠です。
炭水化物を太らないように摂るコツは、1度に大量に食べないことです。
エネルギーとなる糖質量には限りがあり、使われなかった分は身体に蓄えられてしまいます。
ですから使われる分だけ小まめに少量ずつとるようにしましょう。
1日3食より、5食が良いと言われている理由です。
カルシウムも忘れてはいけません。
ダイエット中にカルシウムが不足すると骨がもろくなります。
若いうちは良いですが、年をとったときにちょっとしたことでポキッといってしまうような体になる恐れがあるので注意が必要です。
カルシウム不足はイライラの原因にもなり、我慢がついてまわるダイエット中は積極的にカルシウムを摂るようにしてください。
乳製品やワカメなどの海藻類に豊富です。
小魚はカルシウム豊富でちょっとしたおやつにもなりますよ。
油など脂質は制限しすぎると、肌が乾燥気味になり、小じわが増えたりハリが無くなったりします。
過度に食事制限をしている女性は、肌がカサカサな人が多いです。
油の乗ったものや、油を使う料理も適量摂るようにしましょう。
脂の乗った魚は健康にも美容にも効果的です。
油を使う料理は、コレステロールオフがおすすめです。
洋食ならオリーブオイルも良いですよね。
いかがでしょうか?
このように、痩せる為には太りやすいものも食べるべきということです。
ポイントは量に気を付けること。
基本的に、私たちが美味しい!たくさん食べたい!と思うものは太りやすいものが多いです。
しかし、それらを食べながらでも痩せることはできるんです。
楽な流行ダイエットに飛びついては挫折していたあなたも、ダイエットの基本をおさえてやり直してみてください。