一時期のノンシリコンシャンプーブームを皮切りに、ノンシリコンを売りにしたシャンプーがかなり増えました。
同じノンシリコンでもきしむものもあればきしまないものもあり、その使い心地はさまざま。
多くのメーカーからノンシリコンシャンプーが発売されている今、いったいどれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はノンシリコンのメリット・デメリットと合わせて、きしまないノンシリコンシャンプーをランキング形式で3つご紹介します!
ノンシリコンシャンプーのメリット
マイルドな洗浄力
ノンシリコンのメリットは、なんといってもシリコンでのごまかしがきかないことによるマイルドな洗浄力。
シリコンには髪の毛をコーティングする効果があり、髪の指通りやさわりごこちを良くしたり、髪どうしの摩擦を少なくしてダメージを軽減したりするメリットがあります。
そのためシャンプーにシリコンを配合すると使用感が良くなります。
この使用感の良さが、ときにごまかしに使われているのです。
それは頭皮への刺激が強い安価な洗浄剤をシャンプーの成分として使っていても、シリコンの作用でごまかせるから。
ノンシリコンには手ざわりをなめらかにするシリコンが含まれておらず、刺激の強さをごまかせません。
ですから適切な洗浄力の成分が使われているシャンプーがほとんどです。
頭皮や髪が乾燥したり荒れたりする危険性が低くなります。
髪にハリ・コシが生まれる、軽やかな洗い上がり
ノンシリコンの場合、シャンプーの段階では基本的に髪をコーティングせず洗うのみ。
髪を素の状態に仕上げてくれるのでさっぱりとした軽い洗い上がりです。
乾かしたあとは過度な被膜がない分サラサラに♪
サラサラといってもほそぼそとした感じにはならず、ハリ・コシが感じられることが特徴。
トップがペタッとなってしまうことがお悩みの方には特におすすめです☆
頭皮や髪に有効成分が届きやすくなる
ノンシリコンシャンプーのほうが頭皮や髪に有効成分が届きやすくなることも、シリコンのコーティングがないおかげ。
カラー・パーマがかかりやすくなる
シリコンのコーティングがなく髪に成分が届きやすいということは、カラーやパーマ液の成分も浸透しやすいということ。
特にパーマでは、髪にハリやコシがあるほうがパーマの形がきれいに出る上、長持ちします♪
効率的にカラー・パーマができるので余計な傷みも防げます。
ノンシリコンシャンプーのデメリット
ものによっては、かなりきしむ
シャンプー中の髪の毛はキューティクルが開きかけた状態なので、特に摩擦が起きやすくなっています。
そんな髪にとって、指通りを良くするシリコンはいわば緩衝材や潤滑剤のようなもの。
ノンシリコンは主な緩衝材・潤滑剤をなくしてしまうわけですから、髪どうしがぶつかり合いからみやすくなってしまいます。
これがノンシリコンシャンプーに多いきしみの原因です。
きしんでスムーズに洗えないとストレスですし、髪にも悪いですよね……。
短期的に見てダメージヘアには向かない
髪自体がひどくダメージしている方がきしむノンシリコンシャンプーを使うと、シャンプー時のきしみによってよりいっそうダメージを深刻化させてしまう危険性があります。
ただし、前述の洗浄力が強すぎるシリコンシャンプーによる頭皮環境の悪化で、結果髪が弱っていることも。
その場合はノンシリコンに切り替えることによって、長期的に見て改善に向かう可能性があるでしょう。
落としづらい汚れもある
シリコンシャンプーを長期間使っていると、ノンシリコンシャンプーでは髪の汚れをすっきりと落としきれないことがあります。
髪の毛に蓄積したシリコン自体が落としづらいことに加えて、シリコン部分にくっついてしまった汚れもなかなか落とせません。
洗浄力のやさしさにこだわりすぎた結果、マイルドすぎてシャンプーとしての役割を果たし切れていないノンシリコンシャンプーもあることは確かです。
きしまないノンシリコンシャンプーはアミノ酸系!
ノンシリコンシャンプーの主なデメリットはきしみによるものでした。
きしむイメージが強いノンシリコンシャンプーですが、なかにはきしまないものだってあります!
きしまないシャンプーに多い種類が、アミノ酸系。
アミノ酸系シャンプーとは配合成分中にアミノ酸と同じ成分が含まれているシャンプーのことです。
必要な油分やうるおいはちゃんと残しながらも汚れは落としてくれるすぐれもの!
弱酸性でキューティクルが開きにくいこともきしみを防ぐことに役立っています。
アミノ酸系ノンシリコンシャンプー トップ5
1位 ラサーナ プレミオール
ダメージヘアと頭皮をいたわるシャンプーです。
弱酸性でアミノ酸系洗浄成分を配合。
汚れのみを取り除き、頭皮と髪に必要なうるおいはキープ。
オーガニック認証を受けた4つの植物オイルが、頭皮の皮脂バランスを整えます。
フランスのブルターニュ産の海藻エキス、海泥を配合しているので、ハリとコシのある若々しい髪へとケアしてくれます。
2位 MEDULLA(メデュラ)
自分の髪の悩みに合わせた、自分だけの髪の為のシャンプーが作れるメデュラのノンシリコンシャンプーです。
9つの自然由来エキスと、自分自身の髪悩みに合わせた独自配合成分で、自分だけのシャンプーをカスタマイズできます。
ノンシリコン、パラベンフリー、ラウレス硫酸Naフリー、ラウリル硫酸Naフリーと、成分にとことんこだわっています。
頭皮にも髪にも優しいアミノ酸系洗浄剤のみを使っているので、安心して使うことができますよ。
濃密な泡と、自分の好きな香りで最高のリラックスバスタイムを過ごせます♪
3位 フォルム シャンプー
スキンケア発想・エイジングケア処方のノンシリコンシャンプーです。
頭皮のコラーゲンに着目したシャクヤク花エキスをはじめ、ブドウ種子エキスEXやローマカミツレ花エキスなどを配合、植物由来の美容成分がぐんぐん浸透します。
仕上がりは根元がたちあがってふんわり、適度なボリューム感になるので猫っ毛の方におすすめ。
頭皮は顔の皮膚とつながっているので、スキンケア発想のこちらは理にかなっていますね。
天然精油のアロマ効果とメントールのさわやかな使用感が特に夏にはぴったりです☆
たっぷりの泡立ちで髪に負担なくストレスフリー。
4位 スカルプイズムシリーズ シャンプー
2015年6月24日に新発売されたノンシリコンシャンプーです。
主な有効成分はピロクトンオラミンとグリチルリチン酸ジカリウムの2種類。
フケやかゆみを予防するというシャンプーの原点に立ち返って、頭皮のコンディションを整えます。
スカルプイズムという名前からすっきり・さっぱりとした印象を受けますが、クレンジング力だけでなく保湿も重視されており、それらを両立しているのが特徴です。
ハーブエキス配合の泡でこり固まりやすい頭皮もやわらかくほぐしてくれます。
5位 スカルプフォーカス シャンプー
髪のエイジングケアができるノンシリコンシャンプーです。
富士フイルム独自のナノ成分が、傷んだ髪と頭皮にしっかり浸透。
アミノ酸系洗浄料が汚れや皮脂をやさしくオフ。
ヒアルロン酸やアスタキサンチンなどのうるおい成分をたっぷり配合しているので、ごわつきや髪のキシキシ感もありません。
使い続けることで髪の1本1本にハリとコシが生まれるので、薄毛や髪のボリュームで悩んでいる人におすすめ。
6位 ボタニカル シャンプー
こちらは世界3カ国でNo.1を受賞し、生産が追いつかないほどの売れ行きが続くノンシリコンシャンプー。
90%以上が天然由来成分で構成されており、肌のバリア機能を守りながら洗い上げてくれます。
コンディショニング成分はセラミド2やダイズ由来脂質、ナノヒアルロン酸など。
ノンシリコンにはめずらしいしっとりとした使用感なので、髪のまとまりを大切にしたい方におすすめです。