肌色は、生まれ持ったものと過ごす環境で変化するものとがあります。
生まれ持った色素というものは変えることができませんが、過ごす環境による肌色の変化についてはまだまだ改善の余地があると思いませんか?
昔は、ガングロだったのに今では美白美人という人がいるように、肌の色は変わることができます。
しかし、変われるといっても、肌が健やかな状態であることが”カギ”となるでしょう。
女性の肌悩みの一つである「くすみ」もスキンケア次第では内側から発光するような肌へと変わるチャンスがあります。
肌細胞の重要性を知れば、スキンケアの意識が変わるかも!?
くすみとは、本来の肌色よりも肌が黒ずんで見えたり、グレーがかったように見える状態です。
くすみの原因の多くが、古い角質の蓄積によるもので、改善するためには、肌の生まれ変わりのサイクル(ターンオーバー)を整えていく必要があります。
ターンオーバーは、通常28日周期で新しい細胞が生まれ、肌奥からどんどん押し上げられていき、肌表面に到達し、最後は自然と剥がれ落ちていきます。
最後は死滅した細胞となり、角質となっていきますが、その角質もかつては、栄養を含む元気な細胞として、肌に潤いを与え健やかな肌状態にしていくという大役を果たしていました。
しかし、食事の不摂生や睡眠不足、ストレスなどを抱えていたり、洗顔が雑になっていたり、スキンケアがおろそかになっていると、肌の中の細胞は、栄養不足になり、本来の役割を果たせなくなります。
また、新しい細胞が生まれてくるときに栄養がきちんと行き届いていないと、肌を守るバリア機能として十分な役割を果たせず、乾燥肌や敏感肌といった肌タイプになってしまいます。
何を使っても肌に刺激があるという敏感肌の場合、肌細胞が十分に育たないまま分裂を繰り返し肌表面まで押し上げられている状態です。
コンクリートが固まっていない状態で家が完成したようなものなので、外からの衝撃や刺激に対して脆い状態です。
この状態は、ターンオーバーが早すぎるので、スキンケアで刺激となるものは極力控えていく必要があります。
そして、スキンケアで改善すると同時に食事や睡眠など日々の生活スタイルの改善が敏感肌卒業の近道となっていきます。
一方、肌のくすみやごわつきが気になる乾燥肌の場合、敏感肌とは反対にターンオーバーが遅れている状態です。
肌細胞の入れ替わりが滞っているので、古い角質が肌表面に居続けるため、グレーがかったくすんだ肌色にみえてしまいます。
さらにくすみやごわつきは、肌にとって必要でないものが肌についている状態なので、スキンケアの浸透具合に悪影響をもたらします。
改善には、日々の洗顔で少しずつ肌を本来の美しさまで磨き上げていく必要があります。
くすみを改善するには、洗顔を見直すべし!
くすみが気になったら、まず何をするべきか?
それは、日々の洗顔です。
私たちの顔には、毛穴から絶えず分泌される皮脂やホコリや汚染物質、メイクの成分などが付着しています。
くすみケアには、ピーリングなどのスペシャルケアも必要ですが、それよりも毎日の洗顔でしっかりと肌の不要なものを取り除くことが優先されます。
洗顔の目的は、汚れや肌の古い角質などを洗い落とし、肌をまっさらな状態にすることです。
そうすることで、化粧水やその後のスキンケアの効果をより高めることができます。
洗顔は最もシンプルでかつ、有効なくすみケアと言えるでしょう。
くすみケアに有効な洗顔方法をしっかり身につけましょう。
気になるくすみ対策の洗顔料と洗顔方法
①洗顔料選び
古い角質や肌の汚れを落とすためには、洗浄力の強いものを選びがちですが、「マイルドでほどよい洗浄力」の洗顔料を選んでください。
洗浄力が強いと、残しておくべき皮脂や肌の中の潤い成分まで洗い流すことになります。
すると、肌は、潤いをこれ以上逃さないように角質に厚みを持たせ、乾燥やくすみ、ごわつきの症状を悪化させます。
①洗顔料を使った後に肌が突っ張るかどうか
②きめの細かい泡がつくれるかどうか
を選ぶ基準にしてみましょう。
▲どろあわわ
110g 2,980円
一回の使用で、肌のくすみがパァっとなくなり、くすみや肌のごわつきがなくなります。
⇒どろあわわのレビュー
▲HACCI 1912 はちみつ洗顔石鹸
80g 4,800円
はちみつ配合なので、洗い上がりのもっちり・しっとり感は格別です。
▲アルソア クイーンシルバー
135g 3,900円
ミネラル成分を配合し手間ひまかけて練られた石鹸は、使い続けると、肌の明るさが増していきます。
②洗顔方法
いくら優秀な洗顔料であっても、使い方を間違えるとその効果は半減してしまいます。
くすみが気になるときは、ついつい肌をゴシゴシこすってしまいますが、肌への摩擦はくすみを加速させる原因です。
肌に刺激を与えると肌の潤い成分が逃げやすくなり、乾燥しやすくなります。
また、肌が刺激から肌を守ろうとするので、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に蓄積していきます。
肌に不要なものを優しく、確実に洗い流し肌のくすみをなくしていくためには、洗顔の方法も見直してみましょう。
洗顔を行うときに気をつけるべきことは、3つです。
- 十分な泡立ち
十分な泡立ちとは、きめが細かく、弾力のある泡です。
大きさはおよそレモン1個分~1.5個分を目安にしてみましょう。
- 泡で肌を覆い尽くす
十分な泡が完成したら、肌にのせていきます。
手のひらと顔の間に必ず泡が挟まれている状態にし、泡を転がすように優しく洗います。
- 適温でのすすぎ
すすぎのときは、33度くらいのぬるま湯ですすぎ残しのないよう洗顔料を洗い流しましょう。目安は、顔の上部に10回、顔の下部に10回、顔全体に10回ほどです。
すすぎを顔半分に分けて行うと、洗い残しもなくなります。
週に1~2回のスペシャルケア はちみつパック
洗い上がりは、肌についている水分を吸い取るように、決してゴシゴシこすらず優しくタオルを使いましょう。
洗顔後は、肌が柔らかくなっているので、化粧水の浸透も良くなります。
しかし、肌をゴシゴシこすってしまう洗顔方法だと、肌がかたくなってしまうので、スキンケアの浸透も悪くなります。
そんなときは、洗顔方法を見直すことと、スペシャルケアを行うことをオススメします。
くすみケアといっても、高価なパックを購入する必要はありません。
まずは、自宅にあるものを使ってケアをしていきましょう。
簡単にできますが、その効果はそこらへんのくすみ対策アイテムよりも優秀ですよ!
▼用意するもの
はちみつ、小麦粉、水
はちみつと小麦粉を同量(およそ大さじ1ずつ)と水を混ぜ、洗顔後の肌にのせます。
5分経ったら、洗い流しましょう。
小麦粉には、毛穴の掃除や古い角質を除去する働きがあります。
また、はちみつには優れた保湿効果や殺菌効果があるので、くすみケアと保湿ケアが同時に行えます。
肌が十分に潤っていると、ターンオーバーが整っていくので根本的なくすみケアができます。
おわりに
くすみ顏を改善するために必要なのは、肌に必要のないものを残さないための洗顔と、ターンオーバーのサイクルを整えるための十分な肌への潤いチャージです。
くすみを放置しておくと、肌の乾燥や3大老化と言われる”シミ・シワ・たるみ”に悩まされてしまいます。
肌の色がくすんでいるな、と感じたら、洗顔の見直しを行ってみましょう。
たったそれだけで、くすみが消え、ワントーン明るい素肌が手に入ります。