一年で最も冷え込みが厳しいと言われる2月。
あなたのお肌の潤いはキープできていますか?
お肌の潤いは年齢を重ねれば重ねるほど減っていきます。
年齢を重ねる以外でも、ストレスや疲れ、食事のバランスやスキンケア方法といった毎日の生活ぶりでお肌の良し悪しは変化していきます。
肌の乾燥を補うためのクリームや保湿液ですが、たっぷり塗れば塗るだけ、肌の潤いがキープできると思われがちです。
しかし、いくら塗っても、塗っても乾燥が気になるというあなたの肌は、肌表面の潤いだけで、肌内部は潤い不足でカラカラになっているかもしれません。
肌内部にしっかりと潤いを与え保湿力を高めるにはどうしたらいいか一緒に考えてみましょう。
保湿力を高めるステップ
ステップ1:正しい洗顔
保湿力を高めるためには化粧水をたっぷりつけて水分を与えていくことが大切!と真っ先に化粧水に手を伸ばした方、その前にしておかなければならないステップがあります。
化粧水の入り具合を高めるためにはまず肌表面の汚れや古い角質を取り除いてあげましょう。
正しい洗顔方法とは、
- 熱すぎない温度で顔を洗い、
- キメの細かい泡をたて、
- 肌を手でこすらず泡を転がすように洗い、
- 髪の生え際までしっかりと洗い残しのないように洗う。
- 水分をふき取る時はタオルを顔に乗せ優しく拭き取りましょう。
という方法です。
基本的には朝晩2回この方法で洗顔してみましょう。
肌をゴシゴシこすると汚れが落ちた気になりますが、肌が傷ついてしまい、潤いが逃げやすい肌になってしまいます。
赤ちゃんに触れるかのように自分の顔を優しく包み込むような気持ちで洗いましょう。
ステップ2:肌の潤いをキープし肌のバリア機能として活躍するセラミド
保湿力を高めたいときは「セラミド」入りの化粧水を選びましょう。
セラミドには肌の潤いをキープする効果と肌をまもるバリア機能があります。
セラミドは水に溶けない成分なので、保湿液や美容液、クリームに配合されています。
買い替えの時には成分をチェックし、セラミド入りを選んでみましょう。
今使用しているクリームにはどんな成分が配合されているか自分で把握することはとても大切です。
使われている成分を知ることで、自分の肌に合う成分がわかるようになり、自分の肌に合うスキンケアアイテムを選べるようになるからです。
ちなみに、肌の潤いの80%を支えるのがこのセラミドと言われています。
肌の中から水分力を高めていくなら、まずはセラミドに注目してみましょう。
ステップ3:週に1~2回の角質ケア
保湿力を高めたいときに行う週に1~2回のスペシャルケアがピーリングです。
ピーリングとは皮膚表面にある古い角質や皮脂を取り除き、ターンオーバーのリズムを整え、肌のキメを整えていくケア方法です。
不要な角質が皮膚表面に居続けることによって、肌の中の細胞まで水分や肌への栄養分が行き届きません。
ピーリングやパックなどを行うことで、硬くなった古い角質を柔らかくし、肌の内部にまで潤いを届けられるようになると、ターンオーバーが進み、新しい細胞が古い角質を外に排出しようとして剥がれていきます。
保湿力を高めようとして、週に何度も使うと必要以上に皮脂を取りすぎたり、肌に必要なものまで取ってしまい、肌のバリア機能を低下させてしまうことがあるので、決められた回数を守るようにしましょう。
これまでクリームを塗っても潤いが足りていないと感じていたあなたは、古い角質に阻まれて皮膚表面にしか潤っていなかったのかもしれません。
しっかりと角質ケアを行い、肌の中の細胞に栄養が行き渡るようにしてあげましょう。
おわりに
保湿力を高めたいときは高機能なクリームを新たに購入するのではなく、毎日のスキンケアを見直すことを優先しましょう。
そして、クリームを塗って一時的な潤いに満足することなく、洗顔方法や角質ケアを行い、肌本来の力を取り戻してあげることです。
そうすれば、クリームをたっぷり塗らなくても厳しい寒さにも耐えられる強いお肌を手に入れることができます。