注目の「筋膜リリース」って何？やり方は？

今話題の筋膜リリース

そもそも筋膜とは何かご存知ですか？
筋膜とは、骨をも包む第二の骨格で、筋肉・臓器・骨など身体を構成する要素をすべて包んでいる膜のことです。
身近なものでいうと、鶏もも肉の皮をはぎとると出てくる透明な部分です。
足の先から頭まですべてを覆っていて、全身のバランスを整えてくれています。
その筋膜が固まってしまい、筋肉と癒着してしまった状態から引きはがすことで、筋膜の柔軟性を取り戻し、血流を改善することを筋膜リリース（解放）といいます。

 

あなたの筋膜は大丈夫？

• 姿勢が悪いといわれる
• 同じような動きを繰り返すようなことを日常的にしている
• 運動不足のせいか、きちんと睡眠をしてもだるさが残っている
• 食生活が良くない

該当する方は、リリースしてあげないと知らず知らずのうちに、身体に異変が起きてくるかもしれません。
筋膜が固まると、骨盤が歪んでしまい、腰痛を伴うとも言われています。
また、血液循環も悪くなってしまうのでダイエットにも悪影響を及ぼします。
主に、むくみや冷え、下半身太り・・・などなど太りやすく痩せにくい身体になってしまうのです。
負のスパイラルですよね。

しっかり運動している方も、運動前後に筋膜リリースを取り入れることで運動効果が高まるとジムのトレーナーさんがおっしゃっていました。
私も運動前のストレッチに筋膜リリースを取り入れています。
でも、基本的にいつやってもダメってことはないので、自宅でテレビを観ながらですとか、お風呂あとのストレッチついでになど、ご自身が取り入れられる時にまずはやってみましょう。

 

自宅で簡単筋膜リリース

まず、テニスボールとマットを準備してください。(私はヨガマットを使用しています)
準備ができたら、お尻の側面にボールを置いてコロコロと行ったり来たりします。
この時体重を乗せすぎてしまうと、初めての方には痛さを伴うかと思いますので、腕や足で重さを調節しながら痛気持ちいいくらいの負荷で行ってください。
ご自身が痛さを感じるところや不快な感じをした位置で少し止まって、負荷を強めたりしてみても良いです。

次に、そのまま太ももの側面の方にいきます。
ここも、ご自身のペースでコロコロと少しずつひざの方へと転がしてみてください。
真剣になるあまりに呼吸を忘れがちですので、しっかり呼吸をして行いましょうね。

今度はうつ伏せになって、足を横に開いて内ももをコロコロ。

ついでに足の付け根まで来ると、鼠蹊部(そけいぶ)というリンパが集中する部分があるので、そこにボールを持っていって、数秒間自分の体重で押します。
深呼吸をしながらボールを少しずつずらして、つまりを刺激します。
後で服の上、もしくはボディオイルを塗って内側から外側にリンパを流してあげると尚良いです！

この写真のハートの辺りが鼠蹊部です。
Ｖラインのところですね。

それから仰向けになってボールをお尻の下・上半身の天使の羽が生えている骨の周りなどにボールを置いて刺激を与えながらコロコロ転がしてみましょう。

どれか一つでも良いので今日はここ！と決めて地道にやってみましょう。
今身体が、どんよりしていてなんだか身体の調子が優れないという方も、続けていると身体が軽いと思う時が来るはずです！
血液循環も良くなって、身体・心のバランスが取れることで自律神経が整うと言われていますから、効果が期待できると思います。

このようなもの方がソフトな感じがしますので、テニスボールが痛いと感じる方や、テニスボールの扱いが難しいと感じた方にはおすすめです。
このポールのいいところは、全身行う際に面が広いのでいっぺんにできますし、ふくらはぎなども両足全体的にコロコロしやすいです。
ポールは他にもたくさんのトレーニングができますし、持っておいても良いと思います。
私も購入したいのですが、実家にあるので検討中です＾＾
テニスボールはより強く行いたいところや細かい箇所に特に向いていますね。

 

顔の筋膜リリース

顔の表情を作るＳＭＡＳ(スマス)という筋膜があるそうなのですが、この筋膜が老化の原因を作り出していて、この筋膜が疲労して歪みやよじれが生じるそうです。
私はいつも時間があるときは顔用のマッサージを行っていますが、ＳＭＡＳの為だったのか！と納得しました。
ちなみに今のお気に入りはエリクシールシュペリエルのマッサージクリームで、やり方は資生堂　ワタシプラスで確認できます。
わかってはいるけど、多忙でなかなかマッサージができていない方や、だいぶしわやたるみが気になってきている方は一度エステで行っている筋膜リリースをお試ししてみるのもいいかもしれないですね。
60分かけて筋膜マッサージを行ってくれたり、筋膜を張りなおしてくれるスペシャルマシンまであるそうです。

様々な方法をご紹介しましたが、読者の皆様もぜひこの記事をきっかけにどれか一つでも筋膜の解放をしてあげてみてはいかがでしょうか。