目次
外出先で突然訪れる「ピンチ」
粉吹き・乾燥
汗・皮脂崩れ
パンダ目・粉落ち
カサカサな唇
口紅がムラになった
顔色が悪い
あると便利な物
ピンチの時でも大丈夫!
外出先で突然訪れる「ピンチ」
昼休みに会社のトイレでふと鏡を見たら。
「え…粉ふいてる…?!」
「あ、口紅落ちかけ…嘘、口紅忘れた?」
「やばい、マスカラが落ちてパンダ目だ…!」
十分なメイク道具が無い時に限って気付く化粧崩れや肌のトラブル。絶望的な気持ちになりますよね。
でも、大丈夫。ちょっとした道具があれば応急処置ができるかも知れませんよ。諦める前に、手持ちのアイテムを確認してみて下さい!
粉吹き・乾燥
リキッドファンデーションで抑えても、いつの間にか表面に出てきてしまう乾燥。朝、しっとり系のアイテムをつけたはずなのに、すっかり粉をふいていて手がつけられない…。
そんな時は粉をふいている個所に少しだけ乳液をつけて、くるくると馴染ませましょう。乳液が無ければリップクリームでも応急処置ができますよ。
メイクの上からつけるスプレータイプの化粧水もありますが、粉ふき肌につけると余計乾燥してしまう可能性があります。油分を含んでいるもの、例えば乳液やリップクリームを使いましょう。スティックタイプの美容液も持ち運びしやすく、おすすめです。
メイクの上からでも保湿はできます。乳液や美容液をつけたらハンドプレスでじっくり押し込みましょう。顔にも体にも使える保湿クリームも色々あるので、ハンドクリーム代わりに持っておくと便利です。
汗・皮脂崩れ
夏場はもちろんですが、冬場も意外と暖房で汗をかきますよね。汗や皮脂による化粧崩れは、化粧水ミストをつけてからティッシュオフするのがおすすめです。水と油は反発するので、ミスト化粧水を使うと皮脂が表面に浮くので、ティッシュオフするだけでも崩れやテカりが抑えられます。
汗をかいていたり、皮脂が大量に出ている時にすぐあぶら取り紙を使うとメイクがヨレやすいので、まずはティッシュオフで過剰な水分と油分を抑えてあげましょう。ティッシュでスポンジをくるんだ物を使ってティッシュオフすると、よりメイクがヨレづらいです。
ティッシュオフをしたら必要に応じてあぶら取り紙を使い、崩れた個所を直していきます。部分的に直す際はコンシーラーが便利です。最後にパウダーを使うと崩れづらくなります。
朝、ファンデーションを伸ばすのに使ったスポンジを化粧ポーチに入れておくのも一つの手段です。ファンデーションやコンシーラーを改めてつけるよりも、ナチュラルにファンデーションを伸ばすことができます。
パンダ目・粉落ち
マスカラが落ちてしまったり、アイシャドウの粉落ちがあったりするとなってしまうパンダ目。油断して指先で拭って、余計に被害を広げてしまった経験を持っている方も少なくないのではないでしょうか。
パンダ目や粉落ちは、乳液か美容液を含ませた綿棒でそっと抑えて優しく拭き取りましょう。強くこすってしまうと汚れが広がってしまうので、あくまでも軽く、すっとすくい上げるような感じで拭うと綺麗に取れます。
綿棒は目の周辺を直す時の必須アイテム。家でも外出先でも化粧や化粧直しの際は手元に置いておきましょう。アイライナーも乾く前であれば修正できますし、アイシャドウを含ませておけば外出先までアイシャドウパレットを持っていかなくてもお直しができます。
ちなみに、朝お化粧をする段階で目の下にもパウダー乗せておくとマスカラやアイライナーが下まぶたに移りづらくなります。どうしてもパンダ目になりやすい、という方は一度おためしあれ。
カサカサな唇
乾燥してカサカサ、ところどころ皮剥けし始めていて口紅が上手く乗ってくれない…。そんな時は絶対に唇を舐めたりしてはいけません。より乾燥してしまいます。
カサカサしてしまった唇にはリップクリームをたっぷり塗りましょう。その状態でしばらく時間をおいて、表面がふやけたら綿棒でくるくると優しくマッサージします。
軽い皮剥けであればこれで取れます。マッサージの後は軽くリップクリームを拭き取りましょう。すぐに口紅をつけて構いませんが、乾燥しやすいマットタイプの口紅は避けた方が良いでしょう。
唇はデリケートな箇所です。マッサージはあくまで優しくしましょう。強くこすったり、一日のうちに何度も行ったりすると唇を傷めますし、場合によっては色素沈着を起こしてしまうので注意して下さい。
口紅がムラに
飲食の後に口紅が落ちかけていて、さてタッチアップを…と思ったら口紅を忘れてしまった! 飲食後の口紅って外側だけはクッキリ残っていて、馴染ませていないリップライナーみたいな情けない状態になってしまうんですよね。
正直なところ、上からグロスを塗ってしまえばムラになった口紅は結構ごまかせるものです。ツヤ感でムラが目立たなくなるのもありますが、口紅自体がグロスで伸びるので、多少は馴染みます。
グロスがなければ、リップクリームや乳液が救世主になってくれるかも知れません。口紅は油分が主な成分。つまり油分が入っている物を使えば薄まりますし、伸びるのです。
ムラになってしまった部分を乳液やリップクリームをつけた綿棒でなぞり、馴染ませていきましょう。リップライナー状態からはひとまず脱出できますよ。
顔色が悪い
朝から働いて、午後になると次第に悪くなる顔色。じわりじわりと出てくるくすみ。大人の女性ならではの悩みですよね。
部分的なくすみには明るめのコンシーラーが有効です。ハイライトを入れるように、顔の高い部分に入れて馴染ませます。パープルやピンクのフェイスパウダーなども、くすみを飛ばすのに効果的です。
最も手っ取り早い顔色の修正方法はリップとチークを入れ直すことです。単純そうに見えますが、効果はばつぐん。ぱっと顔色が明るくなります。
朝しっかりとチークを入れていても、時間と共に薄れていってしまうのが化粧というもの。リップチークを一つポーチに入れておけば手軽に血色が良くなるので便利です。
なお、口紅をチークに使うのは緊急時以外は避けた方が無難。油分が多く含まれているため崩れやすく、また肌質によっては肌荒れを起こす可能性があります。
あると便利な物
緊急事態に対応する方法をいくつかご紹介してまいりましたが、実際にメイクが危うくなりそうな日は何を持ち歩いていれば良いのでしょうか。ざっくりとまとめてみました。
【保湿用アイテム】 | |
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乳液 リップクリーム 顔にも体にも使える保湿クリーム |
メイク直しと保湿用に乳液、リップクリームは持っておくと安心です。全身に使える保湿クリームはハンドクリームも兼ねられますし、緊急時は乳液代わりにも使えます。
【道具】 | |
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綿棒 ティッシュ |
ティッシュは持ち歩いている方も多いかと思います。汗や皮脂に対する応急処置、化粧水や乳液をつけた後のティッシュオフ、つけ過ぎた化粧品の拭き取りなど、何かと使いますよね。
綿棒は化粧直しの際に大活躍します。細かい部分の修正にも使えますし、ちょっとしたメイクブラシ代わりにもなるのでポーチに入れておくと役立ちますよ。
【コスメ】 | |
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リップチーク コンシーラー パウダー アイブロウペンシル アイライン |
化粧直しをする際に、「これだけあれば大体何とかなる」というコスメを集めました。この5つがあれば、かなりひどい化粧崩れにもある程度は対応できます。
ベースメイクが崩れているからと言ってファンデーションを重ねると厚くなりますし、またすぐに崩れてしまいます。まずは朝、崩れにくいメイクをすることが第一ですが、お直しをする際も厚化粧にならないよう、必要な箇所に絞って直しましょうね。
ピンチの時でも大丈夫!
「備えあれば憂いなし」とは言いますが、常に万全の準備ができている人なんてそうそう居ません。
とはいえ、化粧が崩れてしまったら何とかして直したくなるのが女心。
手持ちのアイテムでささっと応急処置ができるよう、メイクの緊急事態への対処方法はおさえておきましょう。いつか役に立つかも知れませんよ♪