ダイエット中、モチベーションが下がりそうなときどうしてますか?
キレイに痩せた自分を想像する、目標にしているモデルや女優の写真を見る、好きな人のことを考えるなど、気合を入れ直すためにしていることってそれぞれあるかと思います。
巷にはダイエットグッズやダイエット食品など、様々なものが溢れていますが、ダイエットに本当に必要なのは「心」、つまりモチベーションなのです!
モチベーションは買って手に入るものではないので、自分でコントロールしなくてはいけません。
今回はそんなモチベーションを保つために手軽に取り入れられる「映画」にスポットを当ててみます。ご紹介する映画がダイエットを持続させる手助けとなったら幸いです。
目次
映画が持つダイエット効果
女性が前向きに頑張る映画
「食」について考える映画
「役作り」で役者が痩せた映画
食欲減退、カロリー消費!?ホラー映画
涙でデトックス!泣ける映画
ストイックな主人公の映画
美しい女優が出演している映画
映画が持つダイエット効果
仕事でも勉強でも趣味でも、何かを成し遂げるためには感情の起伏や刺激が必要です。
人間にとって、何の変化もない、何の感情も呼び起こされないまま、つらいことを続けるのは至難の業だからです。
ダイエットも同じこと。体重計に乗るたびに体重が減っているような順調なときには感じないかもしれませんが、体重に変化がなくなる停滞期に入ると、とたんにやる気を無くしてやめてしまう人が多く、リバウンドを起こしてしまう人もいます。
友達に「痩せたね」と言われたり、好きな人に「キレイになった」などと言ってもらえればモチベーションもすぐに回復するかもしれませんが、世の中そんな風に都合よく動いてくれません・・・。
そこで、感情に起伏をもたらし刺激を与えてくれるのが「映画」です。
もちろん読書や芸術鑑賞、アウトドアやショッピングなど、人それぞれ好きなものによって感情を揺り動かすことは可能ですが、映画はたった2時間足らずで大きく感情を揺さぶってくれます。さらにソフトで観れば家の中でそれが可能です。
要するにとっても手軽なのです。
集中してみればカロリーもそれなりに消費しますし、ストレッチや簡単な運動、マッサージなどを施しながら観ることも出来ます。
それでは、ダイエットに行き詰まった時に見てほしい映画を、ジャンルごとに紹介していきます!
女性が前向きに頑張る映画
頑張っている人の姿を見ると励まされますよね。
かといってあまりにも才能や外見に恵まれていて、登場人物にリアリティがないと「こんなに上手くいくかい!」と逆にやる気がそがれてしまうなんてことも・・・。
なるべくリアリティがあり「等身大」に頑張る女の子の映画を3本厳選しました。
ダイエットを挫折しそうなとき、彼女たちの頑張りを見れば気合を入れなおすことが出来るかも!
ローラーガールズダイアリー
人気女優のドリュー・バリモアの初監督作品。
テキサスの田舎町で退屈な日々を過ごす17歳のブリス(エレン・ペイジ)が、母親の反対を押し切って過激なローラーゲームに奮闘する姿を描いた青春ムービー。
多種多様な仲間との出会いや、猛練習によって磨かれていく主人公の姿が魅力的です。
とくに、恋愛のエピソードを通して自分の価値を発見していく、強い主人公の姿が印象的。
ブリスの成長を見ていれば、「やってやるぞー!」と気合が入ること間違いなし!?
川の底からこんにちは
病気で倒れた父親の後を継いで「しじみ加工工場」の再建に奮闘する主人公を描く人間ドラマ。主人公の佐和子(満島ひかり)は、人生のあらゆることに妥協して生きてきた女性、さらにその他登場人物も揃いも揃って中途半端な人間達ばかり・・・。
全てに嫌気がさし逆境に立ち向かう佐和子が眩しく、クライマックスで吠える佐和子のセリフが、「頑張れないとき」の胸に刺さります。
妥協してばかりじゃいけない!やる時はやらなきゃいけない!つらいダイエットをしているときにもきっと突き刺さるはず。
フランシス・ハ
ニューヨークのブルックリンで親友ソフィーとルームシェアをしている主人公フランシス(グレタ・ガーウィグ)。
27歳だけどなかなか現実を見つめられないフランシスと、現実を見据え前に踏み出そうとするソフィーの対比が面白く、リアルで痛い。
「非モテ」の烙印を押されてしまう、だけど明るく迷走を続けるブザマなフランシスの日常は、同情と共感を世界中の女子から受け話題になりました。
イタくても奮闘し続ける勇気をもらえる作品です。
全編白黒だけれどオシャレでポップ。ラストシーンを観るとタイトルの意味が分かるという茶目っ気も効いてます。
「食」について考える映画
食べるのが大好きでダイエットがつらい!という人はたくさんいると思います。
そこで、私達が普段口にしている「食べ物」そのものにスポットを当てた作品をご紹介します。
観ればきっと自分の食生活も見直したくなるはずです。
フードインク
ロバート・ケナー監督が6年もの歳月をかけて作ったドキュメンタリー映画です。
アメリカの食料生産の現状を追い、そこにある「問題」を考えさせる内容になっています。
遺伝子組換えやコーンによる牛の大量生産、ローコストの超高速ライン生産、そこから起こる病気などの危険性・・・。日本でも起こりえる食の危険を目の当たりにし、改めて「食」について考えさせる作品です。
未来の食卓
土や水の汚染からくる神経症や小児ガンなどの病気に悩まされている、フランスのバルジャック村の一年を追いかける本作。
食べるものを自分で選べない子供たちの「給食」を全て「オーガニック」にするという試み
にスポットを当てながら、化学物質のおそろしさ、農薬の危険性などに迫っていきます。
日本でも何かと注目されているオーガニック。食や美容の意識を新しい視点から高めるきっかけとなるかも・・・。
ファーストフード・ネイション
「ミッキーズ」という大手ファーストフードチェーンのパテから、大量の大腸菌が発見され、マーケティング部長のドン(グレッグ・キニア)が調査を開始する。そこから工場の衛星問題、労働環境問題、移民問題など根深い問題が浮き彫りになっていきます。
ファーストフードは安くて美味しくて大好きですが、ダイエットの敵!この映画を観れば食べたい欲望を抑えられるかも。劇映画なのでドキュメンタリーが苦手な方にもオススメです。
「役作り」で役者が痩せた映画
女優や俳優は、役によって見た目や雰囲気がかなり変わりますよね。
短期間で痩せたり太ったりとそのプロ根性には感服します。
もちろんプロのトレーナーや栄養士がついてくれたり、素人のダイエットとは違うものがると思いますが、本人の努力なしには出来ないもの。
そんな努力が映画で見て、自分自身のやる気もアップさせちゃいましょう!
役作りで役者が痩せた映画をご紹介します。
クワイエットルームにようこそ
松尾スズキの精神病院異色コメディー。
拒食症の少女ミキを演じた蒼井優さんの痩せ方がすごいです!
なんと役作りのために7kgも減量したとのこと。もともと細い彼女が7kgも痩せるのは相当大変だったのでは・・・と思います。
油っこいものをひたすら避け野菜中心の生活に、手作りドリンクでお腹を満たす、毎日のジョギングを徹底したとのこと。
映画ではガリガリに痩せた拒食症の女の子を見事に演じきり、独特の存在感を醸し出しています。
レ・ミゼラブル
ヴィクトル・ユーゴーの小説を基にしたミュージカル版を映画化した本作。
悲劇の女性ファンティーヌを演じたアン・ハサウェイは、この役のため11キロも減量したとのこと。なんでもこの役は、アンの母親が昔演じた役で特別な思い入れがあったそう。
「プラダを着た悪魔」や「マイ・インターン」などで、日本の女性にも人気のあるアン・ハサウェイ。ガリガリに痩せて丸坊主になったアンの姿と歌声は必見です!
マシニスト
極度の不眠症で1年間も眠れていない主人公、トレヴァーを演じたクリスチャン・ベイルの痩せっぷりは凄まじいです。なんと30キロも減量しました!
映画の中ではあばらが浮いて病的に痩せたクリスチャン・ベイルが観れます。
ダイエット方法は、「一日にツナ缶1個とリンゴ1個」という超シンプルだけど超危険な方法です。絶対にマネしちゃいけませんが、ここまで出来るプロ根性には感心せざるを得ません・・・。
食欲減退、カロリー消費!?ホラー映画
実はホラー映画にはカロリーを消費する効果が高いとか・・・。
これはイギリスのウエストミンスター大学で、90分のホラー映画を鑑賞すると役113キロカロリー消費するという研究結果が発表されています。
113キロカロリーといえばウォーキング60分の消費カロリーとほぼ同じです!
アドレナリンが大量分泌や、脈拍数が上がることが、カロリー消費に繋がるのだとか。
更に、ホラー映画の残酷描写などは、食欲を減退させる効果もあります。
ホラー映画に抵抗のない人は、ダイエットに取り入れてみてはいかがですか?
いつの間にか誰よりも詳しいホラーマニアになっていたりして・・・。
ホラーよりももっと怖いかもしれない、サスペンス寄りの作品を選んでみました。
羊たちの沈黙
若い女性を狙った猟奇的な殺人事件が続発し、FBI訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター)が元精神科医の囚人ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に協力を依頼するという、サイコサスペンス映画。
こういったジャンルの映画がアカデミー賞を受賞するのはとっても稀なこと。そのくらい良作であり有名な作品です。
ただし、女性にとってはかなりツライ描写があるのも事実。免疫のない方にはキツイかもしれません・・・。
冷たい熱帯魚
熱帯魚店を営む主人公、社本(吹越満)が同業者の村田(でんでん)と出会い、猟奇的殺人事件に巻き込まれていくという実話を元にしたストーリー。
鬼才、園子温監督らしく、残酷描写とコメディ要素が入り混じった怪作となっています。
スプラッター描写や、人間の心の闇が本当に気持ち悪く、食欲が減退すること間違いなしです!ただしグロイ描写が苦手な人は絶対に観ない方がいい作品です・・・。
ブラックスワン
ニューヨークの一流バレエ団に所属している主人公ニナ(ナタリー・ポートマン)が次の舞台「白鳥の湖」のプリマ・バレリーナに抜擢されるが、優等生のニナは狡猾で官能的な黒鳥の演技が表現できす、精神的に追い詰められていくサイコスリラー。
残酷描写が苦手な人でも見られる仕上がりになっています。また、ニナとそのライバル、リリー(ミラ・クニス)のタイプの違う女性の対比も同じ女性として興味深いところ。
ナタリー・ポートマンは役作りのため11kg減量。華麗に踊るニナの姿はダイエットへの刺激になることでしょう。
涙でデトックス!泣ける映画
泣くとすっきりする、というのはよく聞く言葉ですがそれは本当です。
脳には欲求を司る「扁桃体(へんとうたい)」と理性を司る「前頭葉」があります。
ストレスによりこの2つのバランスが崩れると、欲求をコントロールすることが出来なくなってしまうのです。
涙を流すことは、ストレスを解消させ脳のバランスを整えることが出来るのです!
ダイエット中にも関わらず過食に走ってしまうとき、ストレスにより脳のバランスが崩れている場合があるんですね。
また、泣くことでカロリーも消費できます。
「涙活」という言葉が出来るくらい、涙はダイエットや精神の安定に効果があると言われています。
マイフレンドフォーエバー
まずは泣ける映画の代表格、ピュアでみずみずしい少年友情物の本作をご紹介します。
主人公エリック(ブラッド・レンフロ)の隣に引っ越してきた少年デクスター(ジョゼフ・マゼロ)はHIV感染者だった。次第に友情を深め合う2人はエイズの特効薬を見つける旅に出る・・・というお話。
私利私欲にまみれている大人の社会からタイムスリップしたように、子供の頃の純粋さに触れることが出来ます。
デクスターの母親の演技は、涙無しに見ていられません。
オーバー・ザ・ブルースカイ
バンジョー演奏者ディディエ(ヨハン・ヘンデンベルグ)と、全身にタトューを入れたエリーズ(ヴェルル・バーデンズ)が恋に落ち、子供が生まれ、「ある試練」を目の当たりにする「愛」についての人間ドラマ。
現在の2人と過去の2人を、交互に見せていくような時系列をばらしたつくりで物語が展開していきます。全編を彩るブルーグラスミュージックもこの映画の特徴。
お互いを思い合っているのにうまく行かない現実に胸が苦しくなり、ラストシーンで目にする「あるもの」には嗚咽が止まらなくなるかも・・・。
そこのみにて光輝く
仕事を辞めた達夫(綾野剛)が、パチンコに興じる拓児(菅田将暉)が出会い、拓児の姉千夏(池脇千鶴)と恋に落ちていくというお話。
日本に確かに存在している貧困層の実態を描き、重苦しいテーマの中に純粋な美しさが光る渾身の一作です。
貧困によりどこにも出口がなくなっていく2人の、切ないラブシーンは映画史に残る美しさです。
物語に引き込まれ、食欲なんて忘れてしまうこと間違いないし!
ストイックな主人公の映画
ダイエット中欲しいのは、どんなに厳しい条件もこなせる「ストイックさ」ですよね。
自分を甘やかすのは簡単。だけど厳しくすのは難しい・・・・。
そんな時に観るべきは、ストイックな主人公の映画です!
ストイックに頑張った先に見えるものはなんでしょうか・・・。頑張った人にしか分からない世界がそこには広がっているはず。
ダイエットが成功した先にあるはずの世界を妄想して、めげずに頑張りましょう!
百円の恋
だらしない生活を送っている32歳の主人公、一子(安藤サクラ)が100円ショップで働きながらボクサーの狩野(新井浩文)と出会いボクシングに目覚めていくというお話。
恋愛や日常のフラストレーションを、ボクシングにぶつけていく一子のストイックな姿はかっこよすぎます。
また、2週間という撮影期間で見事に肉体改造させた安藤サクラの女優根性もすさまじい!2週間で人ってこんなに変われるの!?ダイエットの励みになること間違いなしです。
セッション
アカデミー賞5部門ノミネートし助演男優賞をJ・Kシモンズが受賞した本作。
名門音楽学校に入学した主人公ニーマン(マイルズ・テラー)と有名鬼教師フレッチャー(J・Kシモンズ)の狂気じみた指導を描いたドラマ。
「教師と生徒の成長物語」というとほんわかしたヒューマンドラマを想像するかもしれませんが、本作はそんな生易しいものではない。ホラーでもサスペンスでもないのに手に汗握るほどスリリングな展開に・・・。圧倒的なストイックさを見せ付けられ、きっと自分の生活の生っちょろさに気付かされる作品です。ちなみニーマン演じたマイルズ・テラーは撮影のため、一日4時間ものドラムレッスンをしていたそうです。
私に合うまでの1600キロ
パシフィック・クレスト・トレイルという自然歩道を、3ヶ月かけて歩ききったという実在の女性主人公シェリル・ストレイド(リース・ウィザースプーン)の自叙伝を映画化した作品。
何故彼女が歩く事にしたのか、1600キロの道のりと共に彼女の過去が明らかになっていきます。彼女のストイックさは、何かを変えたいと願う心をきっと奮い立たせるはずです。
美しい女優が出演している映画
あんなプロポーションになりたい!あんなファッションしてみたい!など、憧れの女性像を持つことはダイエットの励みになります。
女優さんは皆美しいですし、理想は人それぞれですが、たくさんいる映画女優の中から、とてもキレイにかわいく撮影されている映画を3本選んでみました。
彼女たちのファッションやしぐさ、内面なども読み解きながら観ていくとイイ女度が上がるかも・・・。
シェルブールの雨傘
傘屋の娘と修理工の青年が恋に落ちるラブロマンスで、セリフが全て歌になっているミュージカル仕立ての本作。
主人公ジュヌヴィエーヴを演じた、カトリーヌ・ドヌーヴの美しさに釘づけとなってしまうこと間違いなしです。正統派フレンチファッションもとても似合っています。女の子らしいファッションが好きな方にオススメです。
オープニングの有名な傘のシーンや、色とりどりのポップなセットからはイメージしづらいくらい、意外と現実的な厳しさのある大人な内容となっています。
気狂いピエロ
ファッション大国フランスからもう1本。
破滅へと向かっていく男女の逃避行を描いた作品です。
ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督のミューズである、アンナ・カリーナ演じる小悪魔的ヒロインがとってもチャーミングです。
彼女と監督は実生活でも一時夫婦関係にあり、離婚後もゴダールはアンナに未練タラタラだったとか・・・。
日本人でも真似しやすいフレンチカジュアルなファッションやヘアメイクも注目ポイントです。
メリーに首ったけ
「ダメ男やオタク系男子が恋に奮闘し成長するジャンルの映画」の火付け役となった本作。
監督のファレリー兄弟がみんなの「理想の女の子」として作り出したのが、キャメロン・ディアス演じる主人公メリーというキャラクター。
外見もさることながら、どんな時も明るくて優しくて一緒にいると楽しくなれる女の子です。女性からするとリアリティに欠けるキャラかもしれませんが、男性の理想というのは頷ける。キャメロンの弾けるような演技は、女性から見ても本当にかわいいです!
おわりに
ダイエットに挫折しそうなとき、観てみてほしい映画を計21本ご紹介させて頂きました。
気になった作品はありましたでしょうか・・・?
全てレンタルやセルで手に入り、家で観ることができる作品です。
思いっきり集中して観るもよし!軽く運動しながら観るもよし!
ダイエットがつらくなったら映画の世界に逃避行しちゃいましょーう!