ニベアを普段使っている方、多いのではないでしょうか?
ニベアが万能なスキンクリームだということは、今や周知されていることですが、私もかれこれニベア歴3年目に突入し、至って肌は健やかだということと、なんと言ってもコスパがいい!ということが私にとっては最高です。
顔にたっぷりニベアを塗った後、ニベアはかなりベタつくので手に残った分が若干不快に感じます。
基本的にはボディにも使うものですから、手なり肘なりに塗りつけてしまっていますが、稀に前髪につけてみたりもします。
ただ単に、前髪が落ちてこないように、waxの感覚でつけてしまう訳なのですが、肌に良いとされるニベアは髪の毛にはどうなのだろうか。
少しそんなことを思いましたので、調べてみることにしました。
ニベア×髪の毛
検索してみると、結構出てきます。
髪の毛含め、全身に使用しているという方も多いみたいです。
使い方はそれぞれのようですが、まとまる説やさらさらになる説などいい情報が多いです。
ニベアと言っても、青缶以外にもソフトタイプやローションタイプなどもあります。
基本的に、話題となっていたニベアは青缶になりますが、若干硬めのクリームなのでどうしても使いづらいという方はソフトタイプを使用しているようです。
使い方も人それぞれなようなので、1つずつご紹介していきたいと思います。
1.アウトバストリートメントとして…
髪の毛に使いたい場合、あまりたくさんの量をつけてしまうとベタベタしてしまうので、顔に使って残った分、もしくはそのくらいの量をなるべく全体になじませます。
つけるタイミングは、髪の毛を洗って乾かす前の濡れた状態がベストなようです。
髪の毛が濡れていればクリームも伸びやすいので苦にはならないかなと思います。
2.スタイリング剤として…
ニベアはミネラルが主成分ですので、乾燥から肌を守る保湿力が高いクリーム。
これを利用してスタイリングの仕上げに毛先などのパサつく部分にニベアをつけるという人もいるようです。
また、アホ毛を抑えるためにニベアがいいという意見も。
仕上げに手に残った分でベタっとアホ毛を撫で付ければ浮いてこないそうですよ。
3.シャンプー前にパック!?
シャンプー前の乾いた髪をたっぷりのニベアを髪の毛につけてパックするという人がいるそうです。
これはシャンプーの洗浄力を落とし、界面活性剤による髪へのダメージを軽減させるそうなのですが…。
カラーやパーマを繰り返したことで髪がギシギシする場合にはこの方法がいいのだそう。
4.頭皮マッサージ!?
ニベアをつけるとまつげが伸びるという噂があるそうで、ならば髪の毛も伸びるのでは?と、頭皮にニベアを塗ってマッサージするという人がいるようです。
シャンプーの前にしっかりニベアを塗り込んでマッサージした後、しばらく放置してからしっかり洗うというもの。
でも実際に髪が伸びたという報告は今のところないようです。
成分からの検証
ニベアを使ったことがある方ならご存知だと思いますが、ニベアクリームの青缶はかなりコテコテの油分の強いクリームです。
顔に塗ってもしばらくテカテカしています。
このテカテカする正体はパラフィンやマイクロクリスタリンワックスというワセリンのような成分。
これは整髪料にも使われているような成分ですので、髪の毛に悪いということはありません。
ですが、髪の毛や頭皮には残留しやすいという点が挙げられるので、その都度しっかり洗い流すことをしないと、のちに髪の毛を無駄にコーティングしてしまったり、毛穴を詰まらせてしまうというトラブルも考えられます。
毛穴を詰まらせてしまうと抜け毛やかゆみ、フケを引き起こす可能性もあります。
そしてニベアが残留した際に臭いの原因となりかねないことも示唆しなければいけません。
また、パラフィンやマイクロクリスタワックスは、コーティング効果が高いためにキューティクルを剥がしてしまう恐れがあるようです。
サラサラと手触りが良いのは一時的なもので、次第に髪の毛の調子が悪くなるかもしれません。
と、成分からの検証をしてみると、皆さんがしているニベアのヘアケアはあまりオススメできないものだという事が分かります。
肌を健やかに保つという目的のものなので、肌の延長線上にある頭皮には特に害はなさそうですし、ニベア自体悪いものでは全くないので問題はなさそうですが、毛穴や髪の毛に関しては多々問題が生じてしまうのかなということを感じました。
これだけ話をして、それでもニベアを髪の毛につけたい!という人がいるのかどうかは分かりませんが、どうしても使いたい!というのであれば、スタイリング剤に混ぜてあげたらいいと思います。
ニベア自体、ミネラルによる保湿効果は高いということ、パラフィンやマイクロクリスタワックスもスタイリング剤に使われていることはあります。
スタイリング剤としてつけても、その日のうちにしっかり洗い流すことが出来ればなんの問題もありませんから、パサつきを抑えたり、収まりを良くする目的で、少量をいつも使っているスタイリング剤に混ぜて使用してください。
毛先に直接つけても大丈夫ですよ。
また、アホ毛や浮きやすい部分を抑える目的で使用しても良いですね。
基本的には顔や身体に使った後、手に残ったもので髪の毛のパサつきを抑えるスタイリングの要領で使用するのが一番ベストな使い方といえますね。
ニベアではなくても…肌にも使えるヘアオイル
何も無理にニベアを髪の毛に使う必要がないということがわかったところで、わたしが最近使っている、肌にも使えるヘアオイルをご紹介します。
ニベアと逆の発想になりますね。
ここ最近は、ヘアバームやヘアオイルを使ったスタイリングが多くなっていて、セット力はないもののウエットな質感で動きを作るのが主流です。
数年前からハンドクリームにしても大丈夫というヘアワックスなどがちょこちょこ出回ってはいましたが、肌にも使えるイコール安全なもので出来ている、という安心感がなんともヒットした理由のひとつなのではないでしょうか。
アバームが爆発的に売れたきっかけになったのがこちらザ・プロダクト ヘアワックス。
自然由来原料5種類から作られていて、肌、ネイル、リップ、ボディまでケアできる オーガニックヘアバーム。
デリケートな敏感肌の方にも安心して使っていただけます。
5つの原材料は、シアバター、アロエベラ、ビタミンE、ビーズワックス、タンジェリンエッセンシャルオイル。
シアバターとアロエベラはUSDAオーガニック認証です。
柑橘系の爽やかな香り。
これ一つでヘアスタイリングから、あらゆるケアに活躍するマルチバーム。
こちらはN.ナチュラルバーム。
Instagramから火がついたオイルバームです。
天然由来成分シアバター配合。
マンダリンオレンジ&ベルガモットの香り。
こちらもハンド、ボディ、リップの保湿に使えます。
プロダクトに比べて、若干柔らかいので使いやすさも◎。
肌にも使えるヘアオイル
ナプラ napla N. ナチュラルバーム
18g 1,200円
45g 2,000円
Instagramから火がついた、天然由来原料のみでつくられたヘアバーム。
髪、ハンド、ボディ、リップの保湿に。
肌にも使えるヘアオイル
ナプラ napla N. エヌドット ポリッシュオイル
30ml 1,200円
150ml 3,400円
こちらは完全なオイルタイプ。
別売のポンプをつければさらに使いやすいので全身の保湿に活躍します。
もちろん髪の毛にも使えます。
ベタつかずパサつきをしっかり抑えてくれるので少量を毛先になじませて使いましょう。
肌にも使えるヘアオイル
モイ バーム ウォークインフォレスト
37g 2,600円
天然精油は南アフリカで「神の木」とも呼ばれているマルラオイル、乾いた大地でも長く育つ「長寿の木」として有名なバオバブオイル、世界で最も栄養価の高い果物としてギネスブックにも認定されているアボガドオイルを配合し、パラフィンや合成着色料などは一切使用していないバーム。
高保湿力に加え、全製品に敏感肌パッチテストを実施しているので、安心して使用出来ます。
もちろん、肌にも使えるヘアケア製品です。
全身に安心、安全
オーガニックという言葉が周知されるようになり、より肌や体に安全なものを求める傾向が高くなっています。
敏感肌と同じように、髪の毛にだって安心できるものを使いたい。
肌に使えるなら安心して髪の毛にも使える。
ただただ見た目をスタイリングするだけではなく、髪を芯から健康にして潤いを与えるという考えから美容師をはじめ、たくさんの方から支持を得ているのではないかなと思います。
おわりに
残念ながらニベアはさほど、髪の毛には良い効果はなさそうでした。
ですが肌には本当に良いものだと思いますし、何といっても保湿に優れたクリームです。
使い慣れてしまえば、ニベアだけでもちょっとした乾燥トラブルは回避できると思います。
私自身も手放せないアイテムのひとつなので、ニベアはニベアで使い続けたいなと思っています。
今日ご紹介した肌にも優しいヘアケアアイテムは、スタイリング剤としてもすごく万能で毛先の保湿のみならず、パーマや巻いた後のスタイリングやくせによる広がりを抑えてくれるなど毎日のスタイリングをかなりサポートしてくれます。
手に残った分はハンドクリームや気になるところの保湿に使えるので、手を洗う手間も省けますね。
私は唇が乾燥した際にバームを使っています。
香りがとてもよいので香りだけでもお気に入りの仲間入りするのではないかなと思います♪
どんどん時代は、安心安全が第一という思考になってきています。
無害であるがゆえに、人は弱くなっているという意見もありますが、害のあるものを知らずに使っているかもしれないなんて恐ろしいですよね。
オーガニックがそうですが、目に見えて安全か確認出来るということはすごく大切なことだと思います。
肌も髪も、同じ私達の1部ですから、身体全てに使うものはとことんこだわっていきたいですね。