本人も気付かない！？ワキガ臭の原因と対策

電車に乗っている時、仕事中、大切な人と一緒に過ごしている時…。
鼻にツーンとくる刺激的な臭いを嗅いだことはありませんか？
その匂い、もしかしたら「ワキガ」の可能性があるかも！

ワキガの臭いは、様々な例え方がされています。
例えば「玉ねぎ、ネギのようなツンとした臭い」「鉛筆の芯のような臭い」などと表現されることもあるようです。

周囲はその独特の臭いに気づいているのに、当の本人は気づいていないことも。
実は、ワキガは本人が気づかないケースが多いそうなんです。

においはその人の印象をガラリと変えるもの。
今一度、自分自身のにおいを気にしてみてはいかがでしょう？

 

どうして本人は気づかないの？

自分の臭いに気づかないのは、「嗅覚の疲労」が原因といわれています。
嗅覚の疲労とは、同じにおいを嗅ぎ続けると嗅覚が慣れてしまって、においとして感じられなくなる現象のひとつです。

部屋でタバコを吸っている人は、その部屋に染みついているタバコのにおいに気づかなくなります。これも嗅覚の疲労が原因です。

ワキガである本人が臭いに気づかないのも、昔から嗅いできた臭いで慣れてしまっているから。いつの間にか、特別な臭いだと気づかなくなるのです。

自分自身から漂っているにおいに反応し続けていると、人間はストレスが溜まり身心に悪影響を及ぼします。だから、「嗅覚の疲労」がひとり一人に備わっているんですね。

 

ワキガの原因って？

ワキガは、体質的な問題で起こります。
両親のどちらか、親戚や祖父母にワキガの人がいる場合、子どもはワキガになる可能性があるのです。

人間の身体から出る汗の出口は、アポクリン線とエクリン線の2つが存在します。
汗臭さとは一味違ったワキガの臭い。
その臭いの原因は、アポクリン線から出る汗です。

アポクリン線の汗にはタンパク質、脂質、糖質などの成分が含まれています。その汗が肌表面にある潜在金によって分解され、独特の臭いへと変化します。ここに皮脂が混ざり合うと、臭いはより一層強くなります。

一方、エクリン線から出る汗は水と塩分でできています。なので、体内から出たばかりの汗は無臭です。
しかし、ワキガ体質の人は無臭の汗が蒸発すると同時に、アポクリン線から出る汗の臭いを一緒に拡散させてしまいます。それが原因で身体全体が臭うように感じられるのです。
また、ワキガ臭の原因であるアポクリン線が多いと、そこから出る汗の量も増えるので、より臭いが強くなるのです。

さらに、ワキ毛が生えている場合、ワキ下の湿度が高まります。そこに留まった汗に細菌が繁殖することによって、ワキガの原因であるにおい物質が増加することもあります。

 

ストレスや生活習慣によって臭いが強まることも

ワキガの原因は体質的な問題と言われていますが、生活習慣や日々のストレス、普段の食生活によって臭いが強くなったり弱くなったりします。

ストレス

体臭はストレスで強まると言われています。
強いストレスを受けた状態が続くと、アドレナリンや男性ホルモンが放出され、たくさん汗をかくことになります。いわゆる脂汗と呼ばれるものです。
ストレスは、ワキガ臭の原因であるアポクリン線を刺激して活発化させます。
対策としては、リラックス効果のある入浴剤を使うのも1つの手です。ワキも清潔に保てますし、良い香りで緊張や疲れが解きほぐされるでしょう。

食事

食生活の欧米化によって、ワキガ体質が強くなる傾向にあるそうです。
お手頃だからとついついファストフードに手が伸びていませんか？
特に脂っこい食べ物、お肉、糖分を多く含む食べ物を好んで食べる人は要注意！
まず、お肉に含まれる動物性タンパク質は、ワキガ臭の原因であるアポクリン汗腺の働きを活発にします。油もお肉と同様に、動物性油脂がアポクリン線や皮脂線を刺激します。
お肉や脂っこいものを食べる時は、野菜を一緒に摂取しましょう。
また、油を使う時はサラダ油ではなくオリーブオイルなどの油に替えてみるのもよいですね。

 

ワキガ対策に！臭いを抑えてくれるオススメ商品

そのにおいに落ち込まないで！

これからの季節、薄着をしたり肌を露出するシーンが増えると思います。
ワキガの臭いを気にしすぎたりすると、それはストレスになり更に臭いを強くしてしまいます。

臭いを抑制するクリームを使い、ストレスを溜めこまない健康で楽しい生活を送ってみてはいかがでしょうか？