はじめに
昔よりなんだか唇の色が暗くなってきたかも?なんて感じませんか?
確かに、10代の頃のピンク色のほっぺと赤い唇は、どんなに頑張っても手に入らないかもしれません。
血色の良い唇は、顔色を明るくさせつつ、適度な色気も出してくれます。
少し前に流行ったオルチャンメイクなどでも、真っ赤な唇やビビット系がポイントカラーでしたよね。
実は、このような発色が良い口紅などが理由で、ベースのリップカラーがどんどんくすんでいるんです。
スキンケアは丁寧にやるのに、案外リップケアは「リップクリームだけ」などと簡単に済ませがちな人に向けて、今回は使ってはいけない口紅の成分などを紹介しますね。
唇の色素沈着、あなたはどっちのタイプ?
唇の色素沈着には、「唇全体が黒ずんでいて、顔色がパッとしない、肌に透明感が出ない。」というタイプの人と、「ほくろのように、唇に黒いシミがポツポツある。」というタイプの人がいます。
唇全体にくすみがあり黒ずんでいる人は、間違っているリップケアに加えて、肌のターンオーバーがかなり乱れている状態です。
肌は28日周期で新しい肌にどんどん生まれ変わっていきますが、黒ずみタイプさんは、肌が新しくならないため、古い肌が蓄積されてくすみが溜まってしまっている状態です。
逆に、ほくろのようにシミがあるタイプの人は、主に使用している口紅や化粧品、または紫外線の浴びすぎなどという理由からシミができています。
メラニンを刺激しないで!リップクリームもくすみの原因に
また、乾燥するからといって必要以上にリップクリームを塗りすぎるのも、唇に負担をかけるのでNGです。
シミの原因になるメラニン色素は、肌をこすったり触ったりなどの刺激から誘発されます。
リップクリームもまた、何度も塗ってしまうと、唇への刺激ととらえられ、乾燥を引き起こして肌を不調にさせてしまうのです。
必要以上に唇を触ったり、リップクリームなどを塗りすぎるのは控えましょう。
今使っている口紅は大丈夫?くすみの原因になる成分はコレ!
タール色素
口紅の鮮やかな色を作り出している着色料の主な成分に、「タール色素」があります。
プチプラで購入できるほとんどの口紅には入っているといってよいでしょう。
また、有名ブランドなどでも、「あのリップ発色良いなー!」と思える物にも、結構な確率で入っています。
タール色素はいわば「ガソリン」が原料になって作られています。
え!?ガソリン!?とびっくりするかもしれませんが、これは立派に食品添加物として認定されている着色料なので、私たちが普段口にする化合物にも入っているのです。
タール色素には、赤2、黄色4、などと色と番号で区別されていて、いくつか種類があります。
過去には、日本で「発がん性がある」として禁じられたタール色素の種類もあり、今使用が許可されているものも、絶対に安心とは言えないんです。
これが入っていると、唇が荒れたり、色素沈着が起きたり、くすみの原因になったりします。
防腐剤
こちらも、よく食品などにも入っているので、「安心かな?」と思われがちです。
防腐剤は文字通り、腐らせないための薬剤で、口紅だけではなく、化粧水や他のコフレなどにもよく使用されます。
パラベン、メチルパラベン、フェノキシエタノールなどという表記があれば、防腐剤の事。
乾燥肌や敏感肌の人だったら、高確率でヒリヒリしたり、荒れたりしてしまいます。
このような防腐剤は、紫外線を浴びると老化が早まるという説もあるので注意が必要です。
もともと、化粧品はカビや雑菌が繁殖しないためであったり、美容成分を酸化から防ぐために防腐剤が入っています。
そのような点で見ると、カビや雑菌だらけの口紅を使うよりは、お肌に優しいのかもしれません。
ですがやはり、防腐剤フリーの物を使用し、コフレも丁寧にお手入れしてあげて、長く使う事が一番でしょう。
合成界面活性剤
界面活性剤は、油分と水分を混ぜて、口紅の色素を安定させるために使用されています。
なんとこの油分に使われているのは、もともとは「石油」です。
私たちの肌は水分と油分でできていますが、口紅もまた、私たちのこの肌の性質に合わせようとして、油分と水分を使っているのです。
しかし水と油はなじみませんから、ここでお肌に悪いと言われる合成界面活性剤を使ってなじませているというわけです。
合成界面活性剤は、唇の乾燥を引き起こし、ターンオーバーを乱したり、敏感肌の人は特に肌トラブルを起こしやすいです。
合成界面活性剤が入っていないものか、天然由来の界面活性剤を選ぶようにしてください。
合成ポリマー
色持ちが良い口紅や、マットで発色の良い口紅などによく入っているのが合成ポリマー。
合成ポリマーは、唇の中に含まれている水分を吸い取ってしまいます。
ベタっとしたマットな口紅を想像してみてください。
実はあれは、唇のうるおいを吸い取って、乾燥させてしまった上から覆いかぶさっているんです。
また、唇とぴったりと密着しているので、クレンジングで落とす際に必要以上に力がかかったり、洗い残しが汚れとして溜まってしまう原因にもなります。
乾燥とシミを作りやすいので、合成ポリマーは避けましょう。
唇に優しい、おすすめの口紅
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リップスティック/Drハウシュカ
ナチュラル素材でもしっかり発色
Drハウシュカ リップスティック
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自然成分のみを使用するコスメ会社の口紅。
アンズ、ダマスクバラ、アーモンド等、天然のうるおい成分が唇をやさしく守ります。
よーじや 京紅
おわりに
いかがでしたか?
唇って、食べ物を食べる刺激や、紫外線、落ちにくい口紅などの影響で、ダメージが蓄積されていきがちです。
ケアがおろそかになってしまう部分ですので、使用する口紅に気を付けて、正しく保湿ケアをしていきましょう。