顔まわりにクセがあるという人はかなり多いと思います。
うねりぐせ、縮毛、生えぐせと、くせの形や強さは様々ですが、顔まわりですのでかなり気になってしまうものではないでしょうか。
顔まわりにうねりや縮れがある場合、実年齢より老けて見えてしまうそうです。
いくら綺麗なモデルさんであってもそれは同じです。
髪の毛は顔の額縁といいますが、顔の周りは特にいつも綺麗な状態でありたいものです。
クセ毛の原因は、髪の毛では無く毛穴の歪み
クセ毛とは、基本的に毛穴が歪んでいる為に起こるとされてます。
髪の毛が原因というわけではなく、毛穴の形が歪んでいる為に生える髪の毛が捻れたりうねったりするそうなのです。
ですので、毛穴を詰まらせるようなことはしないようにしなければいけません。
くせ毛は遺伝の影響が大きい
この毛穴の歪みは遺伝だとも言われています。
両親のどちらかがくせ毛だと、70%はくせ毛。
両親がどちらもくせ毛だと90%がくせ毛だそうです。
また、生まれた時はくせ毛ではなくてもホルモンのバランスで髪質が変わってしまうこともあります。
特に思春期の間や産後など、女性はホルモンの影響によって髪質が変わったということはよくあります。
私は自分で言うのも何ですが、以前は綺麗な直毛でした。
特に前髪はパーマをかけないと流せないほど真っすぐでした。
なのに、出産後から前髪とこめかみ辺りまで変なうねりが出るようになりました。
その後8年クセは結構ひどくなっているように感じます。
湿気がある日はジリジリした感になりますし、クセが強く出てしまうとなかなか収拾つかない日もあります。
しかしながら、その時産まれた息子はかつての私にそっくりな直毛です。
彼も男ではありますが、大きくなる過程でクセが出る可能性はありそうですね。
遺伝やホルモンのバランスだけでなく、髪の毛に長時間負荷をかけたりダメージを与えるような事をしていたり、生活習慣が乱れていたりと、様々な原因で変なくせが出てしまう可能性は大いにあります。
毛穴や髪の毛に負担をかけてしまう、間違ったケアをするという事で自ら扱いにくい髪の毛を作ってしまっているかもしれません。
くせ毛を扱いやすくする基本的なこと
先程書かせていただいたくせ毛の特徴から、出来る限りのケアをしていこうと思うならば、まずは生活習慣を見直すというところから始めていきましょう。
食生活の見直し
ダイエットなどによって食べる量が減ってしまうと、髪の毛に届くはずの栄養分が補ません。
口から取り入れた栄養分は命に関わる順番に届けられるそうで、髪の毛や爪はどうしても1番最後になってしまいます。
なので、髪の毛に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなど栄養が多いものを中心にキチンと食事を摂りましょう。
また、暴飲暴食は油分の摂りすぎなどで毛穴を詰まらせる原因にもなりますので、注意してください。
睡眠時間の確保
夜の10時から夜中の2時、ゴールデンタイムと呼ばれる時間に髪の毛や身体の細胞は成長や修復などを行うといいます。
この時間にしっかりとした睡眠が取れているかどうかは大変重要なことなのです。
睡眠の1時間前までに入浴を済ませておくと体温が徐々に下り、自然に眠気を感じます。
入浴に関しても、発汗する温度、だいたい40度程度で20分浸かると毛穴の老廃物が排出するため、質の良い睡眠を取るため、寝る1時間前までに質の良い入浴をしましょう。
アミノ酸シャンプーを使う
髪質において、使うものは大変重要になってきます。
シャンプーを変えたことで髪質が良くなった、悪くなったということは良くある話です。
特にくせ毛は合わないシャンプーによって悪化することもあります。
元々うねるだけのくせ毛だったはずなのに、ジリジリと手触りが悪くなってしまったりなかなか伸びないなんてことも起こり得るのです。
安いアルコール系の界面活性剤などはアルカリ性であることが多く、髪の毛をアルカリ性に浸すことでダメージが起きたり髪質が悪くなってしまいます。
髪の毛は肌と同じ弱酸性です。
髪の毛と同じ成分であるアミノ酸シャンプーは髪の毛の健康を維持し、必要な栄養分を補い、いい状態を保てるため、良い髪の毛が生えてきやすくなります。
くせ毛がだんだん強くなるのは、もしかすると使っているシャンプーの影響かもしれません。
1度見直してみてください。
毎日習慣に!くせ毛と上手に付き合う方法
さて、くせ毛の改善は毎日の積み重ねによる結果に期待して、今あるくせはどうしていくべきか。
すぐ出来る方法をご紹介しますね。
1.アミノ酸シャンプーを使う
先程も書きましたが、とにかく髪の毛を扱いやすいものにする基本は、シャンプーにあります。
シャンプーが良いか悪いのかによって、収まりがかなり違ってきます。
特に石油系の界面活性剤は、髪の毛を硬くゴワゴワしたものにしてしまいますので注意しましょう。
まずは髪の毛に良いものを使う、これが大切です。
2.即乾かす
前髪は特に、お風呂から出たら即乾かすのが重要です。
毛の細さにもよりますが、だいたい顔まわりというのは毛が細くて弱いので、空調などに触れるとすぐに乾いてしまいます。
乾く過程でくせが出始め、乾いた時はうねり、縮れはマックスになってしまいます。
こうなってしまうと、さらに熱を加えてもあまり意味がなくなってしまうのです。
出来れば、服を着る前に前髪だけでも乾かして欲しいくらい、急いで欲しいポイントです。
それは極端な話ですが、でも実際に乾く前に乾かさなければいけません。
もし乾いてしまった場合は、必ず根元から霧吹きなどで濡らしましょう。
しっかり根元から濡らしてすぐに乾かしてください。
乾かし方
くせは熱と力を加えると真っ直ぐになります。
うねりのある気になる部分を乾かす際に引っ張ってください。
真っ直ぐにした状態をキープしたままドライヤーで熱を当てます。
数秒、乾いたかな?ってとこで次はドライヤーの冷風に切り替えましょう。
そしてまた同じ箇所に風を当てます。
これで真っ直ぐになります。
必ず乾かしてくださいね。
湿気があると戻ってしまいます。
これを前髪全体に、気になる部分にしてあげてから巻くなりして型をつけてあげてください。
ブラシやクシは必要ありません。
指で引っ張る方がより強く力を加えることが出来ますし、痛くない程度に加減も出来ます。
乾かす前は必ず流さないトリートメントなどで髪の毛を保護しましょう。
アイロンで伸ばす
それでも伸び損ねた毛はアイロンでサッと伸ばしましょう。
アイロンは高温である為、顔まわりの細い毛には負担が大きいかもしれません。
必ずトリートメントで保護してから、最低限伸び切らない毛を伸ばす感覚で使用しましょう。
1番楽なのは縮毛矯正
ブローやアイロンは手間もかかる上、毎日の積み重ねでダメージも気になるものです。
縮毛矯正も確かに強い薬を使いますし、ダメージがないとは言い切れませんが、1度かけてしまえば、2、3ヶ月は適当に乾かすだけでよいのでダメージは少ないと言えます。
それにブローやアイロンをいくらしても、雨の日や汗をかいたり、濡れてしまうとすぐに元に戻ってしまいます。
その度にまたブローやアイロンをすることは考えるだけでかなり手間ですね。
縮毛矯正は、前髪だけというメニューもありますし、前髪だけかけに見える方もたくさんいらっしゃいます。
価格はそのお店によりますが、だいたい3000円から5000円前後だと思います。
綺麗な前髪を保ちたければ縮毛矯正をかけてしまうのが一番いいと思います。
縮毛矯正について
よく、ピンピンに真っ直ぐなるのは嫌。
という理由でかけるかかけないかを悩まれる方が見えます。
最近は昔と違って、ピンピンになり過ぎないような処置も出来るようになりました。
もちろんピンピンに真っ直ぐというのも可能です。
その辺りは、髪型とのバランスも見ながら、かける範囲などと合わせて担当の美容師さんに相談するのが良いと思います。
くせ毛との付き合いでヘッドスパはとてもおすすめ
基本、くせ毛も健康な髪を手に入れる為のケアと同じだと思います。
ただやはり、普通にくせ毛でない方よりは扱いにくいというリスクもありますので、使うものや使う時間、手間はかかってしまいます。
今あるくせをなるべく扱いやすく、そしてこれからくせがなるべく出てこないように、これ以上強くならないための予防が大事です。
基本的な生活習慣の見直しにプラスして、日々毛穴を詰まらせないというのもかなりポイントになってきます。
中にはシャンプーでは取りきれない汚れなどもありますので、きちんとしたクレンジング、ヘッドスパを定期的に行うことが必要です。
美容院でなくても、自宅でも簡単にスパ出来る方法もあります。
毛穴が詰まり、毛根が歪んでくせ毛が生えてこないように、週1回を目安としてヘッドスパをする習慣をつけていただけたらなと思います。
おわりに
冒頭にも書きましたが、顔まわりのうねりや縮れなどは老けて見えるだけでなく、疲れたように、やつれたようにも見えてしまうものです。
好きでくせ毛になった人はいません。
なので尚のこと悩みのタネになってしまうと思います。
美容院にお越しの際は、出来る限りのケアも出来ますし、くせ毛に関してのアドバイス、ご提案もできます。
しかし、1年の大半は自宅でのケアになりますし、どれだけケア出来るかが鍵にもなってきます。
不器用でも、面倒臭さくても、上手に付き合っていかなければなりません。
少しでも楽に、少しでも簡単にお手入れが出来るヘアスタイルづくりや、アドバイスが出来るよう、私たちも勉強していかなければなりませんが、分からないことや相談したいことは遠慮なく言ってください。
今は技術もかなり進歩して、ストレートや縮毛矯正に使う薬液もかなり良質なもの、安心なものが多くなっています。
矯正をかけるにしても、気になることは質問をしながら納得した上で長く付き合って行ってほしいなと思います。