あなたの出ているお腹は脂肪じゃなく内臓下垂かも!? 

手と足はとても細いのに何故かお腹だけ出ている…。
ダイエットしたのになにをしても下っ腹だけ出たままになっている…。

頑張ってダイエットしたのに一番落としたいところが下腹部だと体重が落ちてもなかなか納得できないですよね。
私自身エステの仕事をしていて日々たくさんのお客様のお腹を見てきていますが、下腹部でお悩みの方は本当に多いのが現状です。

女性にとって下腹部のサイズダウンはとても難しく原因も人それぞれ違います。
自分の今の状態が内臓下垂なのか、それともただ脂肪がついているだけなのか?を判断して今後のダイエットに活かしていってください。

内臓下垂とは??

消化器系
内臓下垂とは文字の通り内臓が下へと下垂してしまう状態を言います。
胃下垂や腸下垂なども内臓下垂の一つです。

内臓には支えてくれる骨のようなものはありません。
人間は生まれて立てるようになってからは毎日引力で体全体が下へ下へと引っ張られている状態になりますね。
そうなると皮膚や内臓などが下へ下がっていこうとする現象は当たり前のことです。
なにもケアしなければ皮膚もどんどん下へ下がっていってたるみの原因にもなるようにとても柔らかい内臓もしっかりケアして落ちないように意識して生活していかないとどんどん下へ下がっていってしまいます。

内臓下垂の特徴

体型に驚く女性
内臓下垂になってしまっている方の特徴は・・・

  • 下腹部だけがぽこっと出ている
  • お腹にガスが溜まりやすい
  • 便秘がち
  • 太りやすく、痩せにくい
  • 冷え性
  • 疲れがとれにくい
  • 胃腸系のトラブルが多い
  • 消化不良を起こしやすい
  • 腹筋がもともと弱くつきにくい
  • 運動不足
  • 姿勢が悪い、悪くなった 
  • 以前に無理なダイエット、急に太ったことがある 
    etc…

上記にいくつか当てはまる方は内臓下垂になってしまっている可能性が多いにあります。

もう一つ簡単に内臓下垂になっていないか調べる方法は、

  1. お尻に手をつけます
  2. かかとを床から離さないようにしそのまましゃがんでいきます

これをしたお腹につっかえを感じて後ろに倒れてしまったら内臓下垂になっている可能性が大いにありますので、上記に当てはまった方は下記をご覧になって改善策を見つけていきましょう。

内臓下垂になってしまう生活習慣

運動不足・筋力低下


内臓下垂をしてしまう大きな原因として筋力低下は無視できません。
内臓下垂してしまう一番大きな原因とも言えます。

腹直筋が弱ってしまっているなどはもちろんのこと、内臓を支える筋肉はコアの筋肉と言ってインナーマッスルがとても重要になってきます。
このコアの筋肉というものが、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群・横隔膜という4つの筋肉が主となってきます。
この4つの筋肉が内臓周りにあり内臓を支える役割を担っているのです。
ですので、この4つの筋肉が衰えるということは直接的に下へ下がってしまうということになります。
コアの筋肉が衰えてしまうことにより、姿勢が悪くなる・便秘になる・下腹部が出る・内臓が冷えて基礎代謝が落ちる…などの原因にもなります。

無理なダイエット・痩せ過ぎる


女性は人生の中で体重が変化することが多々あると思います。
生理前後や出産、育児などのストレスによる食欲増加など…。
男性に比べて女性の方が身体にかかる負担は遥かに大きいと思います。

ここで脂肪のお話を少ししていきます。
脂肪には『皮下脂肪』と『内臓脂肪』がありますね。
皮下脂肪は女性につきやすく筋肉よりも外側につくもので、お腹などを掴むとむにゅっと掴めるのが皮下脂肪になります。
内臓脂肪は文字の通り内臓周りについてしまう脂肪のことを指します。
男性がダイエットで食事制限・運動をしてすぐに落ちるのは内臓脂肪が多いからです。
それに比べて女性の脂肪は皮下脂肪が多いのです。

皮下脂肪は内臓脂肪よりもつきにくいですが、一度ついてしまうとなかなか落ちないものになります。
もし、女性が無理なダイエットをして一気に体重を落としたとしたら先に落ちていくのは内臓脂肪です。
そうなるとどうでしょう。
内臓脂肪は内臓を支えている役割もありますが、一気に体重が落ちると内臓脂肪ばかり落ちていく状態になりますので、内臓が一気に下に下がってしまうのが想像つきますでしょうか?
これでは内臓下垂の原因になってしまいます。
せっかくダイエットしたのに内臓下垂になってしまってはまた太りやすい身体になってしまうのでリバウンドしやすい状態になります。
ダイエットは計画的に少しずつ落としていくようにしましょう。

姿勢が悪い


毎日デスクワークなどの方は自然と姿勢がどんどん悪くなっていってしまいますね。
姿勢が悪くなる→筋力が低下する→姿勢が悪くなる… といったふうにどんどん悪循環になっていってしまいます。
パソコンで肩こりをしてしまうとどうしても猫背になり、猫背になると腹筋を使わない体勢になりやすくなります。
腹筋が弱ってしまうのは直接的にお腹に原因があるだけではなく肩こりからも腹筋が弱る原因になってしまいます。

座りっぱなしのお仕事の場合はどうしても仕方がないこともありますよね。
しかし、その状態を何年も続けることによって改善していくのも難しくなってしまいますので行き帰りは階段をしようするようにしたり、定期的に体を動かして固まらないようにするなどの工夫が必要です。

足を組む


足を組むことによって骨盤が開いていってしまいます。
骨盤は一度開いていってしまうと元に戻していくのがとても困難になります。
骨盤が開くと隙間ができてくるのでその間に上から内臓が落ちていってしまいます。
内臓が落ちると骨盤は余計に元に戻りにくくなるため開きっぱなしになるのは想像できますね。

さらに骨盤が開くと太ももの内側の筋肉が弱ってどんどん開きO脚の原因にもなり外側に開いていきお尻が垂れていきます。
こうなるととても悪循環なことになってしまいますね。
内臓下垂だけでなく身体全体のバランスを崩していく原因になりますので、癖になっている方は今すぐ直していきましょう。

冷え

マグカップを持つ女性
寒い季節、冷えは誰でもある状態かと思います。
しかし、それは末端の冷えに関してのことです。
指先や足先が冷えてしまうのは気温が低いとどうしても起こることです。

一度お腹を触ってみてください。
お腹が冷えてはいませんか??
もし、お腹が冷えていたら内臓の血液循環が悪くなっているかもしれません。
もちろん内臓の血液循環が悪くなってしまうと消化・代謝が悪くなります。
ダイエットなどで大切なのは筋肉代謝もですが、実は大半が内臓代謝で太りやすい、太りにくいが決まってきます。
内臓代謝が悪ということは内臓下垂の原因になってしまいますので、冷えない生活習慣を意識しましょう。

内臓下垂を改善する方法

コアの筋肉を鍛える

350 ダイエット 腹
まず1番の原因でもあるコアの筋肉をしっかり鍛えていくことをしましょう。
コアの筋肉をつけていくと自然と姿勢が良くなってきて猫背がちだったのも少しずつ改善していくことができます。
猫背が改善されていくことにより全身の筋肉をうまく使えるようにもなってきますので、まずは体の中心でもあるコアの筋肉を鍛えるようにしましょう。

①腹式呼吸をする


鼻からしっかり空気を吸い込みます。
この時におへその下の丹田という場所が膨らむような感じでお腹を膨らませます。
そして、口から身体に入った空気をすべて追い出すかのように吸った倍の時間をかけて吐いていきます。

これを1日の中で気がついた時に何度もやってみましょう。
回数を決める必要はありません。
この呼吸法が日常の中で癖づいてくると本当に太りにくくなりますので是非習得してください。

ポイントは吐く時です!
たくさん吐くようにしましょう。
そうすることによって副交感神経も働きリラックスモードになりますので、イライラしてしまった時などにも意識してやってみるようにしましょう。

②コアを鍛える筋トレ方法


一番簡単にコアの筋トレを行なっていく方法です。
筋肉が少し弱い方はこの状態を10秒キープするのも少ししんどいかもしれません。
まず自分が出来る範囲で行なっていってみましょう。
少しの時間でもいいので毎日することが大切です。
そうすることによって少しずつキープできる時間が延びていくのを実感できるでしょう。

ヨガのポーズ

瞑想をする女性
上記のように筋肉をしっかりつけていくのと同時にヨガのポースをして内臓を元の位置に戻していくようにしてください。

①ヒップを上げるポーズ


このようにすることによってヒップを鍛えていくと同時に内臓を上に戻していくことができます。
簡単にできる方法なのでおうちでテレビを見ながらしてみましょう。

②三点倒立


もっとも内臓下垂に効果的なのがこの三点倒立です。
逆さになることによっていつも重心が下に向かっているのに対し、重心がかかる方向が真逆になるため内臓活性にとても効果的です。
もし、三点倒立ができる方はこちらのポーズをしてみましょう。
ただ、できない方はとても危険なポーズですので補助をつけた状態でするようにしましょう。

おわりに


内臓が下垂してしまうだけでこれだけのトラブルが起こってしまうということをお分りいただけましたでしょうか。
人間生きている限り地球の引力に逆らうことはできません。
しかし、日々の生活の中で少し意識していくだけでも内臓下垂を防いでいくことが出来ます。
皮膚でもなんでもそうですが下に落ちたものを上に上げるということはとても時間もかかりますし、なかなか難しいことです。
でも今の状態をキープするということは上げることよりも簡単です。
何もしなければ衰退していく一方ですが、少しの努力で今の状態をキープしていくことはできますので、まずは今の状態よりもひどくならないようにキープし徐々に内臓下垂を改善していくようにしましょう。







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