ダイエットで最も成果が表れていると感じやすいのは自分の体重ではないでしょうか?
体重計に乗って、昨日より100gでも減っていたら嬉しいですよね。
しかし悲しいことに、数キロ程度の体重の増減はダイエットに関係ありません。
美ボディにしたいのなら、体重計の数字にこだわるのは止め、見た目を変える所からスタートしましょう。
なぜ体重が減ってもダイエットをしたことにならないのか、その理由を紹介していきます。
1.身体の成分が変化するから
私たちの体の成分は人によって違います。
同じ体重でも、見た目がガッチリしている人と、普通の体型の人では、体内の筋肉量・水分・体脂肪は違ってきます。
このように人それぞれ体を構成している割合が違うので、体重よりも筋肉量、水分、体脂肪の割合を気にした方がいいのです。
太って見えていても意外に体重の軽い人、細く見えても意外に筋肉でがっしりしていて体重が重い人、いると思います。
体重よりも筋肉をつけ、脂肪を減らす事を目標としたダイエットをすると、痩せやすい身体にもなりますよ!
2.体重は毎日上下するから
毎日体重計に乗っている人なら分かると思いますが、毎朝、毎晩の体重は一定じゃありません。
何故ならホルモンや、塩分の取り過ぎによって体内の水分量が変わるからです。
いつ自分の体重が上がってしまうのかを知っておくと便利です。
塩分を控えめにし、水分をたくさん摂るようにすると、水太りを防げます。
誤解している人が多いようですが、水を飲みすぎる=水太りする、ではありません。
塩分を摂取し過ぎた結果、体内の塩分濃度を一定に保つために水を蓄えてしまうのです。
塩辛い物を食べ過ぎると、どんどん水太りしちゃいますからお気をつけて!
3.体重が軽い=健康 ではないから
細い人を見て羨ましくなるのは分かりますが、細いからと言ってその人が健康なわけではありません。
事実、体重が軽い人よりも体重が重い人の方が、遺伝的、日常生活の要因から健康になり得るようです。
「太っていて不健康、だから痩せよう」と考えている人は、モデルのように細くなることが健康的なのか?という事をもう一度じっくり考えてみましょう。
健康で長生きしたいのなら、体重を落とす事を目標にするのではなく、適正体重を保って見た目を細くする事を重視しましょう。
4.体脂肪より筋肉量が大事だから
先ほども述べたように、ダイエットでは筋肉量をいかに増やすかが鍵となります。
体重が同じなのに、なぜか履けなくなったジーパンが入った!なんて経験ありませんか?
それは筋肉量に関係しているからです。
筋肉を増やせば、脂肪は反比例して無くなっていきます。
しかも、筋肉が付けばつくほど、基礎代謝が上がって脂肪をどんどん燃やしてくれ、痩せやすい体になるのです。
5.服が真実を語るから
体重よりも自分の服を信じましょう。
着れなかった服がピッタリになった、ジーパンのウェストが緩くなった、など、服があなたのダイエットについてすべてを物語ります。
体重計の数字なんか見なくても、あなたが痩せたのか太ったのかは、いつも着ている服で分かりますよね?
言い換えると、体重よりも見た目のダイエットを頑張りましょうという事です。
頑張って運動したり、食事制限をすれば、あなたの服はきっと答えてくれますよ♪
6.体重には食べ物・飲み物も含まれるから
体重を測ると、あなたの細胞、組織はもちろん、昨日の食べ物や、たった今飲んだばかりのコップ一杯の水、すべてが含まれます。
どこからが本当の自分の体重で、どこからが自分の食べたもの、飲んだものなのかが分からないですよね。
体重は食べ物・飲み物によってかなり左右されます。
飲み会やパーティなどで食べ過ぎてしまった次の日、1~2キロいきなり太ってしまった経験ありませんか?
でもそれって、時間がたてば自然に元の体重に戻っていくはずです。
このように、体重があなた自身ではありませんので、一喜一憂する必要は無いと言う事です。
おわりに
体重計にこだわる事がいかに意味が無いか、お分かり頂けましたか?
体重計に乗ってストレスを感じる日々にはおさらばしましょう。
ダイエットの目標を決める時は、体重計の数字では無く、見た目をどうするかという事にフォーカスして、空回りの無いダイエットをしましょうね!